- 投稿日:2026/03/06
🌸はじめに
※この記事は2歳、3歳で入園を考えている方に向けた記事です※
「3歳で入園なのに、まだオムツなんです」
保護者の方から、よく相談されます。
「みんなパンツなのでは…」
「うちの子だけだったらどうしよう」
そう思いますよね。
でも実は──
3歳入園の子の半分以上はオムツです。
実は保育士は
「オムツ入園かどうか」はほとんど気にしていません。
はじめまして。
幼稚園・こども園で17年幼児教育に携わっている現役保育士です。
子育て期は専業主婦も経験しています。
この記事では、
「入園準備のチェックリスト」ではなく、
現場で実際に起こっているリアルな会話や関わり方をお届けします。
🍀入園前、よく聞くお悩み
雑誌やネットでは「入園までにしておきたいこと○選!」なんて記事をよく見ますよね。
トイレトレーニング、着替え、あいさつ…。
もちろん大事なことですが、現実はそんなにきれいごとばかりではありません。
「下の子がいて、思うように練習できない」
「一人っ子だから、他の子と比べて不安」
「毎日が精一杯で、気づいたら寝かしつけの時間」
——そうですよね。
名もなき家事や名もなき育児で、毎日があっという間に過ぎていきます。
結論、入園準備でより大切なのは「完璧さ」ではなく「安心感」です。
この記事を読めば、焦って不要な準備に無駄な時間を費やすことが減り、心の余裕を持って入園の日を迎えられるようになると思います。
✅️現場の声をお届け
〇〇しなければ・・・と焦っている方に、少しでも肩の力を抜いてほしいと思い現場の声をお届けします。
・登園編
・遊べるかな編
・食事編
・言葉編
✅️トイレ編
トイレトレーニング終わっていません!
赤ちゃんからの入園、入所なら気になりませんが
3歳になってからの入園の場合、とても気になる方もいると思います。
👨👩「みんなオムツ卒業してるんじゃない?うちの子だけだったらどうしよう」
👨👩「うんちだけはオムツでするんですが、我慢しないか心配」
👨👩「おもらししたら、恥ずかしい思いするのでは」
👨👩「園のトイレって、どんな感じかな、トイレにすら入らないんですけど」
👨👩「おしっこしたいって先生に言えるのかな」
園の中の様子が分からないし、デリケートな悩みだから
なかなか聞けないし不安に思いませんか?
園によって進め方は違うと思いますが、
私が経験した2園は進め方が同じでした。
まずは、安心できる場所へ
3歳での入園時、私の園では半分以上はオムツ入園です。
トイレの時間になると、
パンツの子も、オムツの子も、全員便座に座るよう声掛けはします。
👶「行きたくない」
👶入っても、見学だけの子。
もちろんOK。
無理強いは絶対禁物。
😊「どんなトイレがあるのか見てみるだけにする?」
😊「あ、ノンタンの絵が貼ってあるね」
😊「おうちのトイレと同じ?ちょっと小さいよね!」
まずは、トイレが安心できる場所になってもらうことが大切です。
どの園でも、内装の色がカラフルだったり、キャラクターの絵を貼っていたり、楽しそうな雰囲気づくりをしています。
どんなタイミングで行くの?

園での生活は集団生活。
①朝来て、身支度のご用意が終わった後
②朝の自由遊びが終わり、お片付けをした後
③外遊びに行く前
④昼食の前
⑤お帰りの支度の前
だいたいこのようなタイミングでは、一斉にトイレに行くよう声掛けをします。
なぜなら、活動途中でトイレに行きたくなったら、しっかり楽しめないし、
やっぱりおもらしはさせたくないですよね。
もちろん、これ以外にも、
本人が訴えてきた時、
言えないけれどモジモジしていたり、何か上の空だったり、
いつもの様子と違う時は声掛けして、いつでもトイレに行きます。
このように一斉で行くと、待ち時間が長かったり、トイレ内が混雑して苦手な子もいます。
その時は、少しだけタイミングをずらして、少し空いてから行くようにします。
トイレには必ず女性保育士が付き添います。
ズボンやパンツ(オムツ)の上げ下ろしがまだ苦手でも大丈夫です。
オムツからパンツへ
👨👩「家ではどんなに話してもパンツを履いてくれません」
👨👩「どうやってパンツに移行するの?」
子どもがオムツにこだわる理由はたくさんあります。
・生まれたときから身につけていた安心感
・トイレに行く意味がよく分からない
・排泄そのものへの不安
・トイレが面倒くさい
・排泄時に、飛んで体が濡れるのが気持ち悪い
・失敗が怖い
・感覚過敏 ゴムの細さや締め付け具合、おしりのフィット感が苦手
など。
まずは、パンツにしたくない理由を見つけます。
話せる子は言語化を。
うまく話せない子には、連れて行こうとした時にどの段階で拒否するのかを見つけていきます。
おしっこでパンパンになったオムツでさえ、脱ぐのを嫌がる子もいます。
😊「今からお外のすべり台で遊ぶ時、オムツがギュッとおさえられて、中からおしっこ出てきて、〇〇くんのズボンが濡れちゃうかも知れないけれど、それでも大丈夫?先生は新しいオムツにした方が気持ちいいと思うけどなー」
ポイントは、
そうした方がいいと思うことをやんわりと伝えて
でも、最終的に子どもが決める選択肢を残すこと!
そして、自分の意思で決めてもらうこと!
肝心のオムツからパンツの移行ですが、きっかけはさまざま。
・自分でもうお兄ちゃん、お姉ちゃんだからと思った時(誕生日など)
・夏に暑くなったから
・みんなでトイレに行くことが楽しくなってきたから
でも、一番多いのは
友だちの存在
集団はいいですね〜
色んなパンツが集まります(笑)
👶「僕のパンツ、パオパトロール」
👶「ぼくはカーズやで」
👶「私はリボンついてる」
パンツチームが増えてくると、パンツ自慢が始まります。
とっても誇らしげに。
その状態に、気付けるようになってきたら、チャンスです。
😊「〇〇ちゃんのおうちにも、パンツある?」
😊「へー、プリンセスのパンツ持ってるんだ、見てみたいな〜」
ここまで来たら、一歩前進。
様子を見ながら、
オムツパンツ(オムツの上からパンツも履く)
⬇️
パンツオムツ(パンツを先に履いて、安心のためのオムツを上から履く)
⬇️
念願のパンツへ✨️
👶「今日ね、パンツだけで来たよ」
という日が来たら、クラス中で大拍手👏👏👏
何かのパーティーかなと思うくらい、盛り上げます。
おうちの方がすることは1つだけ
子どもがパンツを欲しがるまで待つこと。
もし、トイレトレーニングに行き詰まっている時は、とにかく焦らず。
子どもがパンツを欲しがったら、買ってあげて下さい。
必ず、こどもに自分で選んでもらうこと!
そして、「園にパンツを持っていきたい」という日まで、我慢して待つこと。
そして、園ではがんばれるのに、家では履きたがらない時、
親としては、今せっかく出来るようになってきたから、この機会を逃したくないと思いますが
ここはグッと我慢。
子どもたちは園でがんばっています。
さいごに
初めての集団生活、比べるわけではないけれど、
やっぱり正直、他の子と比べて、うちの子はどれくらい出来ているのだろうかと思ってしまうのが、親の本音です。
親の目が届かないところの状態、気になって仕方ないのも当然です。
私もこのような仕事をしていたにも関わらず、
自分の子の時はオムツ入園に「どのくらいの人数の子がオムツかな」と気になっていたものです。
情報が多すぎて、逆に子育てに迷うことも多い時代だと思いますが、
昔も今も変わらず子どもたちは、たくましい力を持っています!
その未来へのお手伝いが出来ること、とても幸せだなと日々思っています。
なので、園の生活に不安があれば、気を遣わず、保育士に相談して下さいね。
お子さんの入園を、どうか焦らず迎えてくださいね。
園では、子どもたちが自分のペースで成長していく姿を、毎日見ています。