- 投稿日:2025/12/24
- 更新日:2026/01/05
〜実はなかなかの修理代がかかる話〜
「ちゃんと閉めてるだけ」なのに、なぜ壊れる?
今のトイレって、「バタン!」と勢いよくフタが閉まらないようになっていること、気づいていますか?
昔のトイレに慣れている人にありがちなのが、 最後まで手で「ぎゅーっ」と押して閉めること。
これをやってしまうと、本来ゆっくり閉まるはずのフタが 「バタン!」と落ちる故障につながります。
また、自動開閉タイプのフタを手で閉めるのも絶対にNG🙅♀️です。
子どもに多いと思われがちですが、 経験上、大人・高齢者の方がやりがち。
(修理の訪問で 「なんでこんなに壊れるんだ!」 と怒られたこともありました…笑)
昔のトイレでは当たり前の動作なので、 「え?ダメなの?」と言われることも多いです。
でも、今のトイレは構造がまったく違います。
今のトイレのふたの仕組み(超かんたん)
最近のトイレのふた・便座には、ほぼ必ず 「ソフトクローズ(ゆっくり閉まる)」機能が付いています。
中には👇
ダンパー(減速装置)
小さなギアや軸(多くは樹脂製)
が入っていて、
✔ 自分の重さ ✔ 自然に下がるスピード
を前提に設計されています。
つまり、手で押される前提では作られていないんです。
ぎゅーっと押すと、何が起きる?
外からは見えませんが、中ではこんなことが起きています👇
ダンパーに過剰な力がかかる
ギアがズレる・欠ける
ヒンジ(つなぎ目)が歪む
その結果…
よくある症状
ある日突然「バタン!」と落ちる
途中で止まる
左右で閉まり方が違う
便座がグラグラする
👉 自然に壊れるのではなく、使い方で壊れているケースがほとんどです。
気になる「修理費用」の目安
ここ、意外と知られていません。
🧰 部分修理できる場合
(ダンパー・ヒンジ交換など) 👉 5,000〜15,000円前後
※機種・メーカー・使用年数による
🚽 便座ごと交換になる場合
部品供給終了
内部破損が大きい
👉 30,000〜60,000円前後
「たかがフタ」で、 想像以上にかかること、あります…。
最近は タンクと便座の間に隙間のない 「一体型トイレ」が主流。
最悪の場合、 トイレ丸ごとの交換が必要になることもあります。
説明しても伝わらない時の対処法
正直、 「壊れるからやめて」 と説明しても、なかなか伝わらないことが多いです。
私が商品選定や取り扱い説明の時に よく伝えてきたのは、こんな言い方👇
「指でちょん!と押してあげるだけで閉まります。 あとは、ほっといてあげてください。」
10年水回り商品選定をしてきたプロとして
トイレの不具合って、
「まだ使えるし…」 ↓ 「なんか気になる」 ↓ 「ある日突然壊れる。なんかうるさいんだけど!」
この流れが本当に多いです。
ふたは閉めるものじゃなく、見守るもの。
それだけで、 トイレは確実に長持ちします。