- 投稿日:2025/12/15
- 更新日:2025/12/16
前の章 第7章:年金受給者が重度意識障害になった時のお金の話
https://library.libecity.com/articles/01KC5JND2TKDTB2TH5N3168K0J
====
8-1|終わりは突然だった
11月15日(22日目)。
午前中、病院から一本の電話がかかってきました。
今まで安定してた父の「胃腸が栄養を処理できなくなり、口から入れた栄養が肺の方へ流れ込んでしまった」という連絡でした。
医師は「心肺停止時に成功する可能性のない心肺蘇生術を行わないこと(DNAR)へのサイン」をしてほしいとのことでした。
すぐ病院に行きましたが、そこにはいつもと同じ感じで父が寝ていました。
確かに部分的に栄養剤の色のついている装着物とかはありましたが、病院の医師や看護師さんが既に綺麗に清潔を保ってくれてました。
久しぶりに酸素投与もほぼ最大量行われており、病室は「シュー」という音で満たされていました。
続きは、リベシティにログインしてからお読みください