- 投稿日:2025/12/28
- 更新日:2026/01/08
リベ大の動画で、マネーフォワード ME(以下、マネフォと略します)の大項目を4つしか使わないオリジナル家計簿が紹介されています。しかし、いざ自分のマネフォをカスタマイズしようとしたら、どうしたらいいか迷いませんか? あるいは、カスタマイズしてみたものの使いにくいと感じていませんか?
それは、家計管理の全体像を知らずに、マネフォだけ見ているからです。なので、この記事では、前提となる家計管理の流れを説明したうえで、家計管理におけるマネフォの位置づけと、私のカスタマイズ例をご紹介します。
前提1:家計管理の大まかな流れ
家計管理でやることをざっくりまとめると、
1. 支出管理表を使って、破綻しない予算計画を立てる
2. 月に1回、支出額を実績管理シートに記録して、予算計画通りに生活できているか確認する
以上、これだけです。
よって、最初に支出管理表を作る時点で最も重要なのは予算計画シートです。
マネフォや実績管理シート、年間予算シート、ライフプランシートは、予算計画シートを作るための補助ツールくらいに考えるといいと思います。
マネフォの役割
マネフォを使う目的は、収支を自動で集計してもらい、収支を記録する手間を最小限にすることです。マネフォだけで家計管理しようとしてはいけません。腑に落ちない方は、宿題リストの「支出管理表を作る必要性について知ろう。マネーフォワードだけじゃだめ?」もご覧ください。

実績管理シートの役割
支出管理表の実績管理シートに過去の収支を入力すると、自動で表と円グラフにまとめてくれます。敵1から敵4までの支出と、予算内・予算外の収入の、費目別の金額が分かるので、予算計画の参考にします。

年間予算シートの役割
年間予算シートは、予算計画シートでは数字のみで分かりづらい予算を、1年毎に実績管理シートと同様の集計方法で表とグラフにして、見やすくしてくれます。
ライフプランシートの役割
ライフプランシートを使う目的は、家族全員のライフイベントおよびそのための費用を抜け漏れなく把握して予算計画に反映して、破綻しない(貯金額累計がマイナスにならない)予算計画になっているか確認することです。
最初からマネフォも支出管理表もライフプランシートも全て綺麗に整えようとすると迷走してしまいやすいです。まずは、最も重要なのは支出管理表の予算計画シートであり、他はそのために使う補助ツールと割り切って取り組みましょう。
前提2:支出の分け方
予算計画を立てた後は、月に1回、支出額を実績管理シートに記録して収支を見直します。なので、見直し方に応じて、支出を分類します。見直し方の違う支出を同じ項目に入れてしまうと、支出の見直しに時間がかかったり、正しく見直せなくなったりしてしまうからです。
具体的には、以下の3つの軸で、見直し方が異なります。
固定費と変動費
固定費:1度の見直しで継続的に効果を得られます。解約するまで発生し続けるため、支払っていることを忘れがちな点に注意。
変動費:各月、変動費の合計が予算内であるか確認します。
発生頻度が毎月か不定期か
毎月:合計が予算内であることを確認。
不定期:予算計画時に想定した金額や頻度を超過していないか確認。
必須生活費とゆとり費、投資
必須生活費:サイドFIREするならば、必須生活費の25倍の資産が必要になります(利回り4%を想定)。
ゆとり費:サイドFIREするならば、副業で稼ぐ金額が予算の目安になります。
投資:支出を手取りの8割(あくまでも目安)に抑えた残りの2割の使い道です。金融投資だけでなく自己投資も含みます。「学長マガジン〜2024年5月19日号〜」によると、自己投資は「収入アップに直結するもの」と「1年以内に資金回収が始まるもの」です。
事業用資金や投資用資金として別会計にして、家計管理としては必須生活費とゆとり費で予算内収入の8割を目指すと分かりやすいと思います。
マネフォの中項目設定の具体例
以上の前提をふまえて、マネフォの中項目を設定していきます。
具体例として、私のマネフォの中項目と実績管理シートの詳細列を順にお見せします。あくまで一例ですので、そのまま真似するのではなく、考え方を参考にして、各ご家庭に合った中項目を設定してください。
1つ目の大項目
まず私は、固定費か変動費か、毎月か不定期か、で支出を4つに分けました(いわゆる敵1から敵4)。さらに、変動費は、必須生活費とゆとり費、自己投資で分けることにしました。
そして、1つ目の大項目(マネフォ上では食費)を、支払いが毎月ある固定費にしています(いわゆる敵1)。中項目の頭に1とつけることで、敵1であることを分かりやすくしています。
※大項目の名称を無視して上から順番に使用する理由は「支出管理表の更新がラクになる! ~マネフォの中項目と、支出管理表の詳細列の順番は揃えよう~」をご覧ください。
光熱費は変動費に入れる方もいると思いますが、私は下記2点の理由から固定費として扱っています。
1. 光熱費単体で見ると季節によって3倍くらい変動します。しかし、そもそも金額が小さいので、家計全体から見ると変動幅が小さくて影響が軽微です。
2. 契約によって自動的に支払うものを固定費、自分の意志で都度購入するものを変動費と解釈しています。
2つ目の大項目
2つ目の大項目(マネフォ上では日用品)は、支払いが毎月ある変動費にしています(いわゆる敵2)。中項目の頭に2とつけることで、敵2であることを分かりやすくしています。
私は洗濯機を持たずコインランドリーを利用しているため「洗濯」という項目を作って管理しています。
また、私にとって外食はゆとり費のため、明確に区別するために、必須生活費の敵2は「食費」ではなく「自炊」としました。
3つ目の大項目
3つ目の大項目(マネフォ上では趣味・娯楽)は、支払いが不定期の固定費にしています(いわゆる敵3)。中項目の頭に3とつけることで、敵3であることを分かりやすくしています。
こちらも敵1と同様に、都度購入でないものは固定費と解釈して敵3に入れています。
また、社会保険料を一つにまとめず、健康保険料と年金保険料で中項目を分けたのは、後で予算計画を立てやすくするためです。金額の計算式がちょっと複雑であり、別々のセルで計算した方が見やすいと判断しました。
4つ目の大項目
4つ目の大項目(マネフォ上では交際費)は、支払いが不定期の変動費にしています(いわゆる敵4)。中項目の頭に4とつけることで、敵4であることを分かりやすくしています。

5つ目の大項目
ゆとり費の固定費(サブスク)は、必須生活費と一緒の敵1と敵3の大項目に既に入れています。ゆとり費の変動費は、必須生活費の敵4と分けて、5つ目の大項目に入れました。
変動費を必須生活費とゆとり費で分けた理由は、私がFIREを目指しており、どのくらいまで収入が減ってしまっても生活できるかを一目でわかるようにしておきたいからです。ゆとり費が不足する分には我慢すればいいですが、ゆとり費をゼロにしても収入が不足する場合は何が何でも不足分を稼がないと生きていけない状況です。
固定費を必須生活費とゆとり費で分けない理由は、以下の2点です。
1. 契約解除から支払いの終了まで時間差があり、支出の見直しに即効性が無い
2. そもそも数が少ないので、分け過ぎない方が管理が楽
中項目はなるべく少なく
同じ1つの見直しで減らせる支出は、1つの中項目にまとめることを意識しています。支出を見直しやすくしつつ、記録の手間を減らすことができるからです。
具体的を挙げると、博物館に行くための交通費は「交通費」ではなく「ゆとり費4博物館」に、アニメ部のオフ会等のための交通費は「交通費」ではなく「ゆとり費4アニメ」に振り分けています。
こうすることで、アニメ関連の支出額と満足度の費用対効果や、もし博物館見学に飽きたら支出がいくら減るか等を簡単に見直せます。交通費という項目を使ってしまうと、何のための支出か分からなくなってしまい、見直しが難しくなってしまいます。入館料だけ予算を立てても、博物館に行く交通費が無けなければ入館できませんので。
さらに、使う項目数を減らすことで、毎月のマネフォから実績管理シートへのコピペの手間が減るという利点もあります。
でも、敵1から敵4は別々に
一方で、同じアニメ関連の支出でも、アニメ視聴用のサブスク費は月払いなら「敵1」に、年払いなら「敵3」に、アニメ部のオフ会のための交通費等は「敵4ゆとり費」に分けました。
支出管理表で敵1から敵4に分けるため、マネフォでの集計時点で分けておくのが合理的です。

おまけ
本記事で紹介したように中項目を設定すると、学長の支出管理表おすすめアクション5つのうち、②③④をマネフォだけで実行できます。

まとめ
家計は家庭ごとに異なり、私の中項目をそのまま真似できるわけではありませんが、考え方の参考になったら嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙏
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また、私は梅田オフィスや四ツ橋オフィスで支出管理表作成オフ会を月に数回開催しているので、直接聞いてみたいことがありましたら、ぜひご参加ください。