- 投稿日:2025/12/27
- 更新日:2026/01/03
大阪市立美術館「天空のアトラス ― イタリア館の至宝」行ってきたよ
こんにちは、せっちゃんは万博の時に効率よくパビリオンを回ったんだけど、イタリア館は4時間以上並ぶということで、潔く諦めてたんだよね。
でも、大阪市立美術館(天王寺)で2026年1月12日まで展示されているので、行ってきたの。今なら当日券もあるから、9:15~当日券(大人1800円)を購入すると入場整理券がもらえるよ。
1人で2枚買えたので、つぶやきで募集して先着1人無料招待しました(^o^)こういうことできるのって、リベだからだよね。
公式サイトはこちら➡https://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/expo
正直に言うね。行く前はこう思ってました。
「なんか…しんどそうに、神さまが重そうな地球を背負わされている像でしょ?」
万博の時、大人気のパビリオンだけど、何時間も並んで見る価値あるの?アトラス?あなただれ?って(笑)
だけど…あの像って、地球儀を背負っているということは、人類が地球は丸いという地動説を理解したあとってことになるからガリレオの後の世界…
大航海時代の1500年代以降ってことになるよね?
ということは、500年くらい前のものだから、そこまで貴重な像ではないのでは?って思っていたのです…
——はい、完全に甘かったです。
天を支える神・アトラスさん
会場でどーんと構えているのはギリシャ神話の神、アトラス。
作品名:ファルネーゼのアトラス
制作:西暦150年頃のローマ
作者:不明
材質:大理石
ギリシャ神話の巨人で、罰として一生、天を支えるというブラックすぎる職場環境。
しかも彼が支えているのは天球儀。
ここ、テストに出ます。ん?西暦150年(2世紀)??!
そうなんです…
ここで、せっちゃんの勘違いを整理しておきます(公開処刑…恥)!どこかわかる??
1.担いでいるのは「地球儀」と思い込んでた。正しくは「天球儀」
2.『人類が地球は丸いという地動説を理解したあとってことになるから…』はい、ここの文章全部です。日本ではそうなんだけど…西洋では「地球は丸い」は結構前から知ってたらしい。
なので調べてみました(^▽^)/ 知らぬは一生の恥だから…
知らなかったのは仕方がない、気づいた時に学び直せばいいのです…と自分にいい聞かせて。
✔ 古代ギリシャの知識人層では
→ 地球が球体であることは 紀元前5〜4世紀には常識
ピタゴラスさん(紀元前6世紀ごろ)
「球体って美しいよね」という、わりと美意識ベースの発想。
証明は弱いけど、最初の一声。
アリストテレスさん(紀元前4世紀)
・月食のとき、地球の影がいつも丸い
・北に行くと見える星が変わる
・南に行くと逆も然り
はい、これ全部
平らな地球じゃ説明できません。
調べたら他にも何人かいたけど、読むの大変でしょ?省略します(笑)
✔ でもね…中世ヨーロッパ全体の庶民では
→ そんな話、ほぼ知られていない(というか気にしてない)
だからね、アトラスさん(この像)が天球儀を背負ってても時代的にまったく不思議じゃないんだ。
一方、日本では…せっちゃんの見解が大体あってる…(ほっとした)
👉歴史ドラマとかで、ザビエルさんが「キリスト教の布教させてよー」って信長さんに地球儀などの貢ぎ物をプレゼントするシーン見たことあるよね?
史料的に分かっていること:
✔ 1549年、ザビエル来日
✔ キリスト教布教のため
✔ 世界地図・天球図・地球儀的なものを用いて説明
✔ 日本人が「世界の広さ」「地球が丸い」ことに衝撃
大名クラスは「なんやこれ…日本、小さいしめっちゃ端っこやん…うそやん」となるシーンね。
世界観そのものが揺さぶられた。
因みに信長さんは、地球儀を初めて見る前に、船が沖から戻ってくるとき帆の先端から見えることから、「大地って丸いんじゃね?」ってこと気づいてたらしいよ…って歴史の教授が以前テレビで言ってた😃
天球儀って、ただの飾りじゃない
そして、せっちゃん、この像を見たとき気づきました!
この天球儀、星座がちゃんと刻まれているやん!
しかも「それっぽく」じゃない。結構配置あってるやん!
って思ったから、何周もぐるぐるして、現場で知ってる星座探してみました(^▽^)/
パッと見て確認できた星座はねぇ「こと座」「わし座」「はくちょう座」(夏の大三角の星座ね)、「ケンタウルス座」「ペガスス座」「さそり座」「牡羊座」「おうし座」みつけたよ。
はい、ここから帰って調べました👇️🤣
✔ 黄道十二星座(占いの12星座ね)
✔ 天の川沿いの重要星座
✔ 星座同士の相対位置
全部、意味のある配置であるらしいよ
学者たちの検証では、この星空は、現在のものとは少し違うけど
紀元前2世紀ごろ(ヒッパルコスの時代)を反映している可能性が高いそう。
つまり2000年も経てば、そりゃ星も席替えします。
この天球儀、星座はいくつあるの?
ここ、気になりますよね。結論から言うと
およそ41〜42星座なんだって。
確実に確認されている星座だけでも30以上あるそうです。
見つけた星座10個くらい以外に、星座はあったけど…もっとちゃんと探せばよかった💦
因みに現在、国際天文学連合(IAU)が正式に決めてる星座は88個ね。
見終わって思ったこと
この展示、「すごい彫刻だね」で終わらせるのは正直もったいない。
アトラスさんが支えているのは、天だけじゃなくて、
人類が空を理解しようとした覚悟。
星を見上げて…
並べて…
考えて…
刻んで…
彫刻にして残した。
2000年前の人たち、本気すぎません?
地球が球体だという考えは、日本ではザビエル来日の頃に広まった印象があったから、西洋でもその少し前くらいだと思い込んでいました。
まさか紀元前からその発想があり、しかも計算までされていたなんて…思い込みってコワイ(恥)
日本がまだ縄文時代〜弥生時代のころに西洋では地球は球体と気づいた人がいて、地球の大きさを計算で出していた人がいたなんて…
美術館に行ったことがきっかけで、また一つ知見が広がりました。
せっちゃんのまとめ
✔ 天球儀の星座配置は当時として正確
✔ 見えた星座の感覚はかなり合ってる
✔ これは芸術×天文学のハイブリッド展示
筋肉ムキムキの神さまが静かに語ってくる展示でした。
「空って、ずっと人類の教科書だったんだな」って。
軽い気持ちで、当日券を買いに行って少し賢くなった一日でした(^▽^)/
昔は文字を読めない人が多かったから、絵画や彫刻は「見る物語」。
歴史や祈り、価値観を形にして伝えるメディアだった。
だからこそ、正解を探すより、刻まれた背景や想いを想像して感じる時間が楽しい。美術って、知識より“対話”なんだよね。
他の星座もさがしに、もう一度行こうかな…(笑)誰か一緒に行く?
大阪市立美術館、ちょっと賢くなりたい日に、とてもおすすめです。
次はエジプト展に行きたくなった、せっちゃんでした。じゃ、またね~
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