- 投稿日:2025/12/30
「カフェでコーヒーを買うのが日常」
「好きなスイーツを、つい買って帰ってしまう」
こうした行動は、決して特別なことではありません。
むしろ、とても自然なことです。
家事、仕事、育児、人間関係。
忙しい毎日のなかで、少し疲れたときに
甘いものや温かい飲み物で気持ちを切り替える。
それ自体は、悪いことではありません。
問題なのは、
それがいつの間にか当たり前になってしまうことです。
好きなものほど、感動は薄れていく
人は不思議な生き物です。
どんなに好きなものでも、
どんなに幸せを感じたものでも、
慣れてしまうと感動は薄れていきます。
最初は
「このカフェのコーヒー、最高」
「このスイーツ、幸せすぎる」
そう思っていたはずなのに、
毎日のように繰り返していると、
「まあ、いつもの味」
「なくても別にいいかな」
そんなふうに、心が動かなくなっていく。
これは、心が冷たいからでも
贅沢になったからでもありません。
人間の脳が刺激に慣れる仕組みになっているだけです。
あえて「好きなもの」と距離を取る
だからこそ、提案したいのが
あえて「好きなもの」と距離を取ることです。
やめる必要はありません。
我慢し続ける必要もありません。
ただ、頻度を落とす。
たとえば
・週に1回、金曜日だけ
・月に2回まで
そんな、ゆるいルールで十分です。
不足が、幸せを連れてくる
すると、不思議なことが起こります。
その1杯が待ち遠しくなる。
「今日は金曜日だ」と思うだけで、少し気分が上がる。
いざ飲むときには、
香りを深く吸い込み、
カップの温かさを感じ、
味をゆっくり確かめる。
同じコーヒー。
同じ値段。
同じカフェ。
それなのに、
感じる幸福感は、まったく違う。
これが
「不足こそが最高のスパイス」
という考え方です。
不足は、不幸ではない
不足は、不幸ではありません。
不足は、価値を引き上げます。
いつでも手に入るものは、
どうしても軽く扱われてしまう。
でも、たまにしか味わえないものは、
それだけで特別になります。
この考え方のいいところは、
無理な節約をしなくていいことです。
「我慢しなきゃ」
「お金を使っちゃダメ」
そう思うほど、心は反発して余計に欲しくなる。
でも
「楽しみを、あえて取っておく」
という発想なら、話は別です。
減らすのは「支出」ではなく「頻度」
幸せを先延ばしにしているだけ。
減らしているのは、支出ではなく頻度です。
結果として、
・支出は自然に減り
・幸福度はむしろ上がる
という状態になります。
お金を使うこと=幸せ
と思われがちな世の中ですが、
本当はそうではありません。
私たちは、すでにたくさん持っている
温かい飲み物を飲めること。
甘いものを味わえること。
それを「楽しめる心」があること。
それらを、ただ消費してしまうのは少しもったいない。
好きなものを減らすのではなく、
好きなものを、大切にする。
そのために、
ほんの少し距離を取る。
不足こそが、最高のスパイス
我慢ではなく、
自己否定でもなく、
幸せを濃くするための工夫。
「不足こそが最高のスパイス」
この考え方を、
日々の暮らしに少しだけ取り入れてみてください。