- 投稿日:2026/01/09
- 更新日:2026/02/21
「あなたは、自分が何%税金を払っているか答えられますか?」
社会人1年目のモモちゃんは、年末が近づいたある日、会社からこんな連絡をもらいました。
「源泉徴収票は、社内システムから各自ダウンロードしてください」
モモちゃんは、「げ、げん…せん…ちょうしゅう…ひょう?なにそれ、テスト?」と思っただけで、まだ開いてもいません。
でも、周りの先輩たちはとても軽い。
「確定申告しない人は、使わないから!しまっとけばいいよ〜」
その週末、実家でごはんを食べながら、何気なくその話をします。
「そういえばさ、会社のポータルに源泉徴収票が出たらしいんだよね」
その瞬間、せっちゃんママが言います。
「じゃあ、一回印刷してきて、一緒に見てみようか」
モモちゃん、きょとん。「え?なんで?」
せっちゃんママは、とても普通の声で答えました。
「そりゃあね。それ、“あなたが1年間でいくら稼いで、いくら税金を払ったか”の成績表よ。自分で見てわかるようにしなくちゃ!」
成績表…
その言葉に、モモちゃんの背筋が、すっと伸びます。
「えっ……でも、私、税金のこと何もしてないけど?」
せっちゃんママは、お茶をすすりながら、あっさり言いました。
「うん。サラリーマンは、しなくていいように作られてるからね」
モモちゃん、首をかしげます。
「それって……親切、ってこと?」
せっちゃんママ、少し笑ってから、こう言いました。
「親切でもあるし、管理しやすいってことでもあるかな」
ここで、モモちゃんの頭の中に、いろんな場面がつながります。
年末調整・副業が20万円以下の時・ふるさと納税
全部、「あなたは、考えなくて大丈夫です」って言われてきた気がする。
「……あ、それって、全部“考えなくていい仕組み”だったんだ…」
せっちゃんママは静かに言いました。
「税金を意識しない人ってね、不満が出にくくて、文句も言わなくて、行動も変わらないの。だから国は、とても親切なのよ」
モモちゃん、「あれ……私、いくら払ってるか、ちゃんと見たことなかったかも」
せっちゃんママは、少しだけ間を置いて、こう言いました。
「制度ってね、知ってる人にだけレバーをくれるの。引くか引かないか、使うか使わないかは自由。でも、レバーの存在を知らない人は、最初から動かせないのよ」
モモちゃんが何か言おうとすると、せっちゃんママはやさしく続けました。
「知らないまま任せるのも、ひとつの選択。でもね、知ったうえで任せるのと、知らずに任せるのとでは、まったく違うの」
その夜、モモちゃんは初めて、「税金」を自分の問題として考え始めました。
それは、お金が増えたわけでも、何かを変えたわけでもない。
でも確かに、人生のハンドルが、そこにあることだけは、もう知っていた。
サラリーマンは「一番安定した納税装置」
いきなり物騒な言い方したけど、落ち着いて聞いてほしい。
国から見ると、サラリーマンってね、めちゃくちゃ優秀。
・毎月きっちり振り込まれる給料
・会社という完璧すぎる窓口
・逃げない(というか、逃げ道がない)
国「うん、理想形。」そこで国は、こう考えます。
「これ……本人に考えさせる意味、ある?」
答えは……「ないね!」
はい、ここから先回り制度オンパレードです。
だから、先回り制度が山ほどある
国は、とにかく先回りする。
年末調整
「確定申告?あれね、難しいし面倒でしょ。大丈夫、会社で全部やっとくから座ってて〜」
特定口座(源泉徴収あり)
「利益?損失?あーはいはい、もう計算終わってるよ。うん、引いといた。」
20万円以下ルール
「少額まで全部申告させたら、税務署の人が過労で倒れるから、これは免除ね!」
ふるさと納税(ワンストップ特例)
「確定申告?最初はやってもらってたけど、今は市役所でやっとくから安心して寝てていいよ〜」
やさしい。びっくりするほど、やさしい。
……でもね、せっちゃんはここで一言いいたい。
これ、納税者への愛だけじゃないってこと。
本当の目的は「摩擦を減らすこと」
人ってね、税金を強く意識すると、こんなこと考えちゃう。
「え、こんな取られてるの?」
「高くない?」
「聞いてないんですけど?」
自分で計算すると文句が出るし、面倒だと、反発するんだよねー。
だから国はこうするの。
・いつの間にか、さらっと計算してあげる
・見えないところで終わらせる
・考える前に完了させる
これは悪意じゃない。国家運営の知恵なんよ~
税金を考え始めると、景色が変わる
自営業や副業がある人や投資家は
自分で計算するから
税率を意識するそして、
控除を理解する
つまり、税金を「自分ごと」として見始めた人たち。
確定申告、初めてやったときのあるある。
「あ、こんなに取られてたんだ……」
「え、これ経費で落ちるの!?」
「総合課税・分離課税、選べたん!?」
はい、世界が一段、立体になります。
税金が「勝手に引かれる黒魔術」から「自分が触れる数字」に変わる瞬間。
税金を考えなくていい人=不自由、という、ちょっとした逆説。
給料から「はい、所得税引いときまーす✂️」
年末調整で「紙出しといて〜」
ふるさと納税も「ワンストップ?OKで〜す」
……で、人生、普通に回る🚲💨ちゃんと国民の義務「納税」できます。
正直、
✔ 何%払っているのか
✔ なぜ払っているのか
✔ どこに行ってるのか
ほぼ知らない。でも困らない。これ、めちゃくちゃ不思議じゃない?🐼
実はこれ、「自由だから考えなくていい」んじゃなくて
考えなくていいように設計されているだけなんよね。
自由度が上がる、というのは“お金が増える”だけじゃない。
自由度って聞くと「お金ドーン!札束バーン!」みたいなイメージ持たれがちなんだけどさ。それは手段。
せっちゃん的には「武器が増える」より「マップがたくさん」って思うの。
好きな時間・好きなこと・好きな場所に行けるが増えるほうが、ワクワクするやん。
本当の、自由度が上がるとは、「お金の額」だけじゃなくて「触っていいレバーの本数」だと思ってる。
税金をちょっと考え始めると、人生に謎のレバーが生えてきます🕹️
・働き方を選べる
・副業や投資の意味が急に腑に落ちる
・収入の取り方を工夫できる
・制度の「ここ押すと得」ポイントが見える
おお…人生、操作パネル増えた…🐼✨
全部押さなくていい。
でも「ここにボタンがあります」って知ってるだけで自由度は上がる。
税金を知ることは、国に逆らうことじゃない。
ここ、誤解されがちだけど大事。例えるならね、
「自動ドアの仕組みを知ったからって、毎回手で開ける必要はない」
みたいな話。
「理解したうえで、任せる」か
「理解したうえで、自分でする」か
どっちでもいい。でも知らないまま任せると知ったうえで任せる
これ、見た目は同じでも中身は別物ってこと🐼☕
じゃあ、全員が確定申告すべき?
答えはNO。
でも、どういう人が必要で、なぜサラリーマンはいらなくて、どこから世界が分かれるのか
これを一回知っておくだけで、「あ、今の私はここに立ってるな」って現在地が見える📍
現在地がわかると、選択って、めちゃくちゃ軽くなるんよ。
まとめ
税金は、自由を奪う怪物ではありません。
考え始めた人にだけ、ちょっとずつ自由を返してくる仕組み。
今すぐ何か変えなくていい。
申告しなくてもいい。
副業しなくてもいい。
ただ「そういう構造なんだ〜」って知った瞬間から、人生のハンドルが、ほんの少し、自分側に戻ってくる🚗✨
国は、サラリーマンに税金を「知られたくない」のではなく、
「考えさせないほうが、うまく回る」と知っている。
だから制度はどんどん
・自動化され
・簡略化され
・丸投げOK仕様になる
便利さの裏には、ちゃんと理由がある🐼🔍
もし「最近、税金のこと考えてないな…」と思ったら、
それはあなたが、制度にうまく包まれている証拠かもしれません。
知ったうえで任せるのか、知らずに任せるのか。
その差は、あとからじわっと効いてきます。
税金の話、知らなくても生きられる。でも、知ると世界がちょっと面白くなる。
せっちゃんは、そう思ってます🐼✨
「源泉徴収票の数字の解説から、住民税を計算してみよう」オフ会も時々開催しています。気になる方は来てみてね(^▽^)/
前回のせっちゃんの税金のお話は…
せっちゃんの知ってる人だけ得するシリーズ②大学生のバイト代、源泉徴収19,142円全額取り返すって話
【その紙、捨てる前に!】大学生の娘のバイト代から引かれた税金、実は取り戻せる!? ピラピラの源泉徴収票が“お宝の地図”に変わる!5年さかのぼって還付申告できるから、私対象かも?って人も読んでみてね。
