- 投稿日:2026/01/13
・前回の井戸水の話はこちらから↓
井戸水を検査してみた!PFASは検出?費用や検査内容をくわしく紹介
去年の夏、我が家の庭の井戸水についてPFAS(有機フッ素化合物)の水質検査を行いました。
結果を見て、「ウチの井戸から!?」とかなり驚きました。
とは言え、飲料用でなく庭の水やりや洗車用に使っている井戸水なのもあり、驚いたわりにはすっかり忘れていて、年が明けた今年1月。
市内の井戸水から高濃度のPFASが検出されたというネットニュースを目にしました。
「あれ? うちも検出されてた…よね?」
と、急に不安がよみがえりました。
慌てて検査結果を取り出してみると、やはり「検出あり」の文字。
「検出された=基準値を超えた」と早合点して、思わず青ざめました。
「どうしよう!!」とニュースを見せながら夫に話したら「まぁ落ち着いて、検査結果を確認してみて」と言われてよくよく確認しましたら、これまたうっかり。
よく見ると、検出はされていたものの数値は基準値以下。
落ち着いて読み返してみると、桁をひとつ見間違えていたんです。
◆ 数字を「落ち着いて確認」が大事
改めてPFASとは。自然界で分解されにくく、体内に蓄積しやすいことから、最近では発がん性など健康への影響が懸念されている「永遠の化学物質」とも呼ばれる有機フッ素化合物の総称です。
PFASの「検出された=危険」という意味ではありません。
検査報告書では
「目標値0.00005mg/L以下」
「検査結果0.000007mg/L」
とありました。
ゼロがたくさんで分かりにくいですが、単位を「ng/L」に変えると
目標値50ng/Lに対して我が家の検査結果は7ng/L
とあり、国が定める暫定基準値を下回っていました。
落ち着いて数値と基準値で確認しなくては…と思わされました。
◆ 個人で検査した場合、行政への報告は必要?
調べてみてわかったのは、個人宅の井戸水を民間で検査した場合、たとえ基準値を超えていても、市町村への報告義務はないということです。
水道法で管理されているのは、あくまで「水道として供給される水」。
私有の井戸水は、原則として自己管理です。
我が家の検査結果は基準値以下で、井戸水の用途は庭木の水やりや洗車用、夏に子供達が水遊びをする程度。
夏の検査時は行政への連絡していませんし、今回問い合わせてみると、
「連絡不要です。飲料用でもなく、基準値以下ですし、今後基準値を超えたらご相談ください。こちらでお宅の井戸の再検査や周辺への検査を検討します。」
とのことでした。
風評被害も気になるところですが、
・ 飲用に使っている
・ 基準値を大きく超えている
・ 周辺環境への影響が心配
といった場合、市や保健所に相談することは可能です。
近隣で井戸があるお宅は、我が家と同じで庭木の水やり等に使っているようです。ただ庭での家庭菜園や井戸をひいている畑もあるので、高濃度の場合は無視できないと感じます。
「必ず届け出なければならない」というものではないですが、状況や用途を踏まえて判断するものだと分かりました。
◆ まとめ
「検出された」という言葉だけを見ると不安になりますが、本当に大事なのは「どれくらいの量なのか」「基準と比べてどうなのか」。
今回あらためて、その数字を正しく読むことの大切さを実感しました。
学長の「数字は大事」という言葉がここでも聞こえてきた気がします。
ニュースで使われる「高濃度」という表現も、行政として注意喚起をするための言葉であって、「検出された井戸すべて」を指しているわけではありません。また、我が家は飲料用として使っていない点も含めて考えると、必要以上に不安になることはなかったと思います。
今回のことで学んだのは、不安になったときこそ
「検出されたかどうか」ではなく「数値と基準を見る」
ということ。
落ち着いて確認するのが大事ですね。