- 投稿日:2025/07/04
- 更新日:2025/10/15
検査の結果が出ました
以前、毎年の井戸水の水質検査にPFAS(有機フッ素化合物)も加えてみることにしたという話を書きましたが、その結果が出ました!
前回↓
井戸水の検査とPFASのはなし―子どもの水遊びを安心にするためにやったこと
夏の前に、今年も井戸水を検査しました
わが家の庭には、ポンプで地下水を汲み上げる井戸があります。
庭の水やり、洗車、そして夏には子どもたちの水遊びにも活用していて、まさにわが家の“水のある暮らし”を支えてくれている存在です。
毎年、夏本番を迎える前に井戸水の水質検査をしていて、今年もその時期がやってきました。
PFASが話題に…今年は初めて追加検査も
今年は市内の別エリアでPFAS(ピーファス)という有害物質が井戸水から検出されたというニュースもあり、気になって調べてみることにしました。
検査してもらったのは、以下の3成分:
・PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)
・PFOA(ペルフルオロオクタン酸)
・PFHxS(ペルフルオロヘキサンスルホン酸)
いずれも「永遠の化学物質」とも呼ばれるPFASで、分解されにくく体内に蓄積しやすい物質として世界的にも注目されています。
PFAS検査の結果
・PFOA:0.000007 mg/L(7 ng/L)→ 検出あり
・PFOS:未検出(定量下限未満)
・PFHxS:未検出(定量下限未満)
▶ 国の目標値(PFOS+PFOAの合計が50 ng/L以下)にしっかり適合!
現時点では、水遊びや散水などの使用には問題のないレベルです。
検査にかかった費用
PFAS検査は3成分で44,000円(税込)。
費用はちょっと高めですが、他社と比較しても相場内(3〜5万円)だったので、「まずは確認してみよう」という目的で実施しました。
通常の水質検査も実施しました(毎年恒例)
例年通り、基本の水質検査(色・におい・pH・一般細菌など)もあわせて実施。
大腸菌については、残念ながら今年も検出されました。
・他の項目(一般細菌・におい・色・有機物など)はすべて基準内
・ただし、大腸菌が検出されているため、飲料水としては不適
・洗車や散水はOK、子どもの水遊びも誤飲しないように注意が必要
大腸菌は加熱してもOKにはならない?
「加熱すれば飲める?」と思って調べてみましたが、加熱では他の有害物質(農薬・重金属など)が除去できない可能性があるため、飲用には向かないようです。
これからの使い方と、来年への方針
今年の結果をふまえて、わが家では以下のように考えることにしました。
・ 井戸水は飲料用には使用しない(水遊び・散水・洗車のみに限定)
・ 子どもたちには、遊び中に口に入れないよう伝える
・ 来年も継続してチェックしてみる
最後に:水は自然からの恵み。でも検査は必要
井戸水って、一見きれいでも「目に見えないリスク」があるからこそ、定期的に検査することがとても大切なんだと改めて実感しました。
お金も手間もかかるけれど、子どもたちが安心して水遊びできることの価値って大きいですよね。
同じように井戸水を使っている方の参考になれば嬉しいです。
また来年の検査も記録を残していく予定です!