- 投稿日:2026/01/15
はじめに🍶
日本酒の銘柄は数が多く、味わいの説明だけを追いかけていると、
どうしても知識が点で散らばってしまいます。
そこで役立つのが、「あいうえお順で覚える」という整理の仕方。
五十音という誰にとっても共通の軸を使うことで、
・銘柄名が頭に残りやすくなる
・似た名前や読み間違いを防げる
・会話や店頭で思い出しやすくなる
というメリットがあります。
このシリーズでは、
五十音順で銘柄を整理しながら、酒蔵と味わいの方向性を結びつけて覚えることを目的としています。
今回は【ラ行編】。
通好みでありながら、実力の高い銘柄が揃う行です。
ら|来福(らいふく)
醸造元:来福酒造(茨城県)
来福は、米の旨みを中心に据えた、非常に穏やかな酒質が特徴です。
香りは控えめで、口当たりは柔らかく、
飲み進めるにつれてバランスの良さがじわじわと伝わってきます。
冷酒ではすっきりとした印象、
温度が上がると米のふくらみがはっきりし、
食事の流れを邪魔しない設計になっています。
ペアリング🍽️
・あんこう鍋(茨城県)
・だし巻き卵
・白身魚の煮付け
り|両関(りょうぜき)
醸造元:両関酒造(秋田県)
両関は、秋田の老舗らしいきれいで芯のある酒質。
香りで押すのではなく、米の旨みと後半のキレで飲ませるタイプです。
秋田は、漬物・魚醤・発酵調味料など、
発酵文化が食生活に深く根付いた地域。
両関は、そうした発酵由来の旨みや塩味とぶつからず、
むしろ受け止めて広げる懐の深さを持っています。
ペアリング🍽️
・いぶりがっこ(秋田県)
・焼き魚
・肉じゃが
る|るみ子の酒
醸造元:森喜酒造場(三重県)
るみ子の酒は、「料理と一緒に飲むこと」を前提に設計された日本酒。
米の旨みと酸がしっかりしており、
単体で華やかというより、食卓で完成するタイプです。
三重県は伊勢湾を中心に、
新鮮な魚介を素材の味で食べる文化が根付いた土地。
るみ子の酒の酸と旨みは、
そうした魚介の味を引き締め、後味をきれいにまとめます。
ペアリング🍽️
・てこね寿司(三重県)
・煮物
・焼き魚
れ|醴泉(れいせん)
醸造元:玉泉堂酒造(岐阜県)
醴泉は、透明感のある酒質と、静かに広がる旨みが印象的。
派手な香りはなく、
料理の味を邪魔しないことを重視した造りです。
岐阜県は山の恵みを活かした料理が多く、
味付けも比較的素朴。
醴泉は、そうした料理と合わせたときに、
酒の存在感が自然に溶け込むタイプです。
ペアリング🍽️
・鶏ちゃん焼き(岐阜県)
・湯豆腐
・焼き野菜
ろ|ロ万(ろまん)
醸造元:花泉酒造(福島県)
ロ万は、やさしい甘みと、ふくらみのある旨みが特徴。
口当たりが柔らかく、
日常の晩酌に向いた安心感のある酒です。
福島の郷土料理は、
派手さはないものの、滋味深いものが多いのが特徴。
ロ万は、そうした料理と並んだときに、
お互いを引き立て合います。
ペアリング🍽️
・こづゆ(福島県)
・おでん
・肉じゃが
まとめ📝
ラ行の日本酒は、
五十音で覚えやすく、かつ食中酒として完成度の高い銘柄が揃っています。
あいうえお順で整理することで、
銘柄が「知識」から「使える記憶」へと変わります。
ぜひ次に日本酒を選ぶとき、
このラ行を思い出してみてください🍶