- 投稿日:2026/01/16
- 更新日:2026/01/16
【第43話】FIREについて研究してみた
~「お金・時間・健康」人生最強の土台の作り方~
🔶 人生は「お金・時間・健康」のトレードオフでできている
大学院で「FIRE(Financial Independence, Retire Early)」をテーマに修士論文を書いた経験を、みなさんにも共有したいと思います。
人生は「お金・時間・健康」のバランスの上に成り立っています。
・時間・健康はあるが、お金がない
・健康・お金はあるが、時間がない
・お金・時間はあるが、健康がない
この3つの状態は、多くの人が人生のステージ(若年期、壮年期、老年期)ごとに直面する、資源の偏りを端的に表しています。
FIREの本質は単なる蓄財ではなく、このトレードオフと向き合い、人生の幸福度を最大化することにあります。
本記事では、人生のステージ(若年期、壮年期、老年期)で直面するバランスの偏りを整理し、分かりやすく解説したいと思います。
① 若年期:時間と健康を使い「稼ぐ力」の土台を作る
体力や気力、自由時間に恵まれる一方で、経済基盤はまだ脆弱な時期です。現実的には生活の制約から、学習や経験への投資は難しい面もあります。
しかし、この時期こそが「お金がなくてもできる自己投資」に最適なフェーズです。貴重な時間と健康を、学びや挑戦に惜しみなく使いましょう。将来の「稼ぐ力」と広がる選択肢のための、確かな土台を築くことが何より重要です。
② 壮年期:お金で時間を「買い」、健康を守るバランスへ
仕事が軌道に乗り、収入と健康は比較的安定するものの、仕事や責任に追われ、自由な時間が極端に不足しがちになります。
このステージでは、幸福度を左右するのは「時間をどう確保するか」です。重要なのは、お金を「さらに増やす」ことよりも、「時間と健康を守るためにお金を使う」という発想の転換。効率化や外注化で時間を確保し、家族や友達と過ごす時間を費やしたり、心身を整えたりすることが、長期的な豊かさにつながります。
③ 老年期:健康こそが、すべての資源の価値を決める土台
退職などにより時間的・経済的自由を得ても、加齢に伴う健康リスクは無視できません。お金や時間があっても、健康が損なわれれば、その価値を十分に享受することは難しいのです。
この時期になって初めて、多くの人が「健康こそが最強の資産」であったと実感します。若い頃からメンテナンスを怠らない意識が、人生後半の自由度を決めるといえるでしょう。
🔶 まとめ:「お金・時間・健康」の3つすべてが揃う時期は短い
人生は一度きりで、「時間・健康・お金」の3つをバランスよく揃えることは非常に難しいです。
大切なのは、今の自分に足りないものを嘆くのではなく、「今ある資源をどう使い、将来に備えるか」を考える姿勢です。
FIREや資産形成の考え方は、「お金だけを増やす」ことが目的ではありません。
・経済的基盤を築き、時間の主導権を取り戻す
・生まれた時間の余白を、健康維持や大切な人との時間に充てる
・心身の健康を保つことで、長期的に資産と時間の質を高め続ける
こうして人生の3資源のトレードオフを、少しずつ緩めていくことがFIREの実践的な土台となります。
「お金・時間・健康」この3つの資源の相関関係を理解し、トレードオフを主体的にコントロールする。そして、どのライフステージにおいても、自分でバランスを最適化できる「自由」を手にしましょう。この視点を持つこと自体が、後悔のない豊かな人生を築くための強固な土台となるでしょう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
次回も、研究で得た知見をわかりやすく紹介していきます!