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  • 投稿日:2026/01/30
【コラム】節約は我慢じゃない。唐揚げ棒導線を外すだけ

【コラム】節約は我慢じゃない。唐揚げ棒導線を外すだけ

笑った人全員ブログ読者にするてぃらの🦖

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この記事は約6分で読めます
要約
疲れた夜、選択肢が多すぎてコンビニに負ける。 まずは唐揚げ棒導線を1m外すことから始めてみる。


コンビニって、人生を舐めてますよね。

いや、舐めてるのは僕なんですけど。
帰り道、なんとなく寄って、なんとなく棚を見て、なんとなく「今日は頑張ったから」と言い訳して、なんとなく唐揚げ棒を買う。僕の人生は、だいたいこの「なんとなく」で構成されています。


しかも唐揚げ棒って、あのサイズで180円とかするじゃないですか。
180円って、1回だけ見ると「まあ、そんなもんか」なんですけど、毎日見ると「お前、けっこう稼いでるな?」って顔をしてくるんですよ。唐揚げ棒が。何様なんだ、棒のくせに。


てぃらの🦖と申します。
僕は30代の会社員で、仕事にはそこそこ疲れています。
会議で「ここ、もうちょっと詰めましょう」とか言われるたびに、詰めるべきは僕の腹じゃないですか?と思うタイプです。
人生経験も薄切りハム1枚分くらいしかないくせに、こういうときだけ哲学ぶります。人間って不思議ですよね。深いこと言いながら、帰りにLチキ買うか悩んでるんですから。


さて、今日は「節約」の話をします。


ただし、節約っていうと、みなさんの脳内にはたぶん、
「我慢」
「根性」
「家計簿」
「スーパーのチラシ」
みたいな、冬の体育館みたいに寒い単語が並ぶと思うんです。
わかります。僕も節約と聞くと、急に肩がこる。節約は肩こり誘発ワードです。


でも僕が最近思ったのは、節約って「我慢」じゃないんですよ。
もっと言うと、節約って「自分をいじめる遊び」じゃない。
節約は、選択肢の編集なんです。

編集って言うとカッコつけすぎですかね。
でも、ほんとにそうで。


たとえば、あなたも経験ないですか。
夜、疲れて帰ってきて、冷蔵庫を開けて、何もなくて、スマホを開けて、デリバリーアプリを開いて、
「今日は…まあ…いいか…」
って言いながら2,500円のセットを注文するやつ。

あれ、金額が問題というより、選択肢が多すぎて負けるんですよね。
ピザ、寿司、バーガー、タピオカ(まだいる)、よくわからない韓国のチキン……。

選択肢が多いと、脳は「判断」を放棄して、財布に判断させますからね。さらに言うなら、財布は賢くない。財布はだいたい感情に弱いです。



この前、僕は自炊をしようとして、スーパーで「パスタソース」を買おうとしたんです。
そしたら、棚に20種類くらい並んでる。
ボロネーゼ、アラビアータ、ペペロンチーノ、明太子、たらこ、和風きのこ、焦がしニンニク、海老クリーム……。

その瞬間、僕は思いました。
「パスタって、こんなに人生背負ってたっけ?」

結局、悩んだ結果、何を買ったと思います?
何も買わずに、唐揚げ棒を買って帰りました。
人間、疲れてると判断が雑になります。
判断が雑だと、コンビニに吸い込まれるし、コンビニはいつだって、僕より元気。


節約が続かない理由って、意志が弱いからじゃないんです。
意志はだいたい弱い。僕も弱い。人間は弱い。弱くていい。

弱いからこそ、唐揚げが売れる。


続かないのは、節約を「我慢」のゲームにしてるからです。
我慢って、短距離走なんですよ。最初だけ速いけど、すぐ息切れする。
一方で、節約を「仕組み」にすると、長距離走になる。

仕組みっていうのは、要するに「迷う回数を減らす」ことです。

サブスクは一回棚卸しして、必要なやつだけ残す

コンビニに寄るルートを物理的に変える(駅の反対側を歩くとか)

冷凍うどんを常備する(“迷ったらうどん”にする)

なんとなく買うお菓子枠を「月○回」って決める

こういうのって、節約というより、生活のUI改善なんですよね。
人生の操作画面を、ちょっとだけ使いやすくする。


もし「節約」が会社の上司だったら、たぶんこんな感じです。

「てぃらのくん、根性で我慢しろ」とは言わないでしょう。
代わりに、こう言うと思います。

「てぃらのくん、判断コスト下げようか」
「てぃらのくん、同じミスを繰り返す仕組みになってない?」
「てぃらのくん、そもそも“唐揚げ棒を買う導線”が出来上がってるよね?」

嫌すぎる。
でも正しい。腹が立つけど正しい上司って、一番嫌ですよね。


で、ここが大事なんですけど。
節約を「我慢」にすると、人生がどんどん貧しくなるんですよ。
お金じゃなくて、気持ちが。

「買っちゃダメ」
「食べちゃダメ」
「行っちゃダメ」
って、生活の中に禁止札を貼っていくと、家がだんだん“立入禁止の博物館”になっていく。


でも「選択肢の編集」にすると、逆に生活が豊かになります。
選択肢を減らすって、自由を奪うことじゃなくて、自由を守ることなんですよ。


選択肢が多すぎると人は疲れて、結局いちばん雑な選択をする。
雑な選択はだいたい高い。
高い選択を繰り返して自己嫌悪して、また疲れて、また雑になる。
このループ、僕は何百回もやってます。たぶんあなたもやってる。やってない人は、もう仙人です。


だから、節約って結局、
「自分が迷いにくい世界を作る」
っていう話なんですよね。


ここまで言っておいて、僕が毎日完璧に節約できてるかというと、もちろんできてません。
昨日もコンビニで「新発売」を見て、何も考えずに買いました。
新発売って、文字が強い。新発売は、僕の理性に勝つ。あれは武器です。


ただ、ひとつだけ変わったことがあります。
買ったあとに、以前みたいに自分を責めなくなった。

「またやっちゃった……俺ってダメだ……」
じゃなくて、
「ここに“唐揚げ棒導線”があるな」
って、地図を見るみたいに眺められるようになりました。


自分を責めると、節約は続かないですね。
ただ、自分を観察すると、節約は仕組みになります。
この違い、地味だけどでかいです。スクショしてSNSに貼ってください。


最初に話した、コンビニの唐揚げ棒の話、覚えてます?
僕、人生の大事な決断を、だいたいあの棚の前でやってるんですよ。
「今日はこれでいいか」って。

でも本当は、あそこで決めてるのは唐揚げ棒じゃなくて、
「疲れた自分をどう扱うか」
なんですよね。


節約って、財布の話に見せかけて、実は「自分の扱い方」の話です。
お金を減らさないことより、自己嫌悪を増やさないことのほうが、生活には効きます。


だから、今日もしコンビニに寄ってしまっても、いいんです。
買ってもいい。
ただ、買った自分に「バカ」って言わないでほしい。


僕らはみんな、ちょっと疲れてる。
疲れてる人間が、唐揚げ棒を握りしめて帰る夜もある。
それでも明日、選択肢を一個だけ減らせたら、それはちゃんと前進なんですよ。


人生は、我慢の大会じゃなくて、編集の積み重ねです。
とか言いながら、僕は今この文章を書き終えたテンションで、まんまとコンビニに行きそうです。
編集って難しい。

でも、とりあえず唐揚げ棒は今日じゃなくて明日にします。

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この記事のレビュー(1
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    2026/01/30

    ティラノさん 唐揚げ棒からここまで考えが膨らむのはすごいですね! とても面白い記事でした😊 ブログも読ませて頂きます!

    笑った人全員ブログ読者にするてぃらの🦖

    投稿者

    2026/01/30

    ご笑覧くださりありがとうございます! 「買うのをやめよう」と書かないのがミソです。 でも、味噌は唐揚げに合いません🐓

    笑った人全員ブログ読者にするてぃらの🦖

    投稿者