- 投稿日:2026/02/01
はじめに マインドマップの根幹がセントラルイメージ
マインドマップは脳の制限を外す、最強の思考ツール。
これまで4回にわたってお届けしてきた「マインドマップ講座」も、今回がいよいよ最終回。
最後を飾るのは、マインドマップの心臓部であり、最もパワフルな要素である「セントラルイメージ」のお話です。
「ただの文字だけでいいんじゃないの?」
「絵を描くのは苦手なんだけど……」
そんな風に思っている方にこそ、ぜひ読んでいただきたい内容。
実は、セントラルイメージを少し工夫するだけで、あなたの思考の広がりは劇的に変わるんです。
今回は、セントラルイメージとは何か。
そしてそのパワーがどんなポジティブ影響をもたらすのかを、解説していきます。マインドマップを自身の思考ツールに加えて、ご自身の考えを形にできるお手伝いができたら嬉しいです。
1 セントラルイメージとは? 適当ではダメ?
マインドマップの真ん中に描く絵、それがセントラルイメージです。
先に結論を言うと、マインドマップにセントラルイメージは書かなくてもある程度の思考ツールにはなります。
でも、マインドマップの真のパワーを得たいならば、セントラルイメージ作りに時間をかけるべきです。
単なるテーマ決めと何が違うのか?
なぜこれが必要なのか?
それは、私たちの脳にとっての第一言語は「言葉」ではなく「イメージ」だからです。
想像してみてください。
「リンゴ」という言葉を聞いたとき、脳内には「リ・ン・ゴ」という文字ではなく、赤くて丸い、瑞々しい果実が浮かびませんか?
マインドマップのイメージは、単なるイラストではありません。
• 立体的な構造
• アニメーションのような動き
• 観念的なリアリティ
• スピリチュアルな感覚
セントラルイメージは、これらすべてを統合した「概念の具現化」です。
セントラルイメージを描くことは、自分の中にあるモヤモヤとしたイメージを、紙の上にエネルギーとして定着させる儀式のようなものなのです。
そして、セントラルイメージが強ければ強いほど、マインドマップも強くなる。自分のイメージが潜在的に眠っていたアイデアと結合して、意識できていなかった、新しいアイデアも発見することができる。
実は、あなた自身、本当はすごい力が眠っているんですよ。
その力を100パーセント引き出すのがマインドマップ。
そして、その力を十分に引き出すには、イメージをはっきりさせてからマインドマップをかく、セントラルイメージの儀式が欠かせないんです。
2 初心者でも30秒でできる!「3D文字」の魔法
「そうは言っても、いきなり凝った絵は描けない……」
そんな初心者の方に僕が一番おすすめしているのが、「3D文字(立体文字)」です。
やり方は驚くほど簡単。
1. テーマを表す短い単語を、少し太めに書く(今回はCentral Imageの頭文字で「CI」としました)。
2. 文字の端から斜めに線を引いて、厚み(奥行き)をつける。
3. 影を塗る。
たったこれだけ。
時間にしてわずか30秒です。
嘘のような本当の話ですが、文字を3D化するだけで、脳はその情報を「重要な存在」として認識し始めます。
実際に書いた3D文字。ちょっとの工夫だけで浮き上がって見えませんか?
紙の上で文字が浮き上がって見えるとき、あなたの思考もまた、平面的な論理から立体的で自由な連想へと解き放たれるのです。
3 「奥行き」がアイディアの幅を広げる
今回の僕のマインドマップを見てください。
「CI」という立体文字の後ろに、僕の分身である「おくりばんと君」が顔を覗かせています。
イラストが得意でない僕でも、最近はAI生成した画像を参考にしたり、レイヤー(重なり)を意識したりすることで、「奥行き感」を出すようにしています。
この「奥行き」がポイントです。
顔が隠れているけど、わざとしています
顔の前に、イメージが湧き出しているイメージ
セントラルイメージに奥行きがあることで、そこから伸びる「枝(ブランチ)」にも自然と立体感や広がりが生まれるから。
今回は僕の顔が文字の後ろに隠れているような配置にしました。
これは、「僕という人間が、この概念を支えている」というメッセージ性を強調したかったからです。
ちょっと個性的なマップ。
決して綺麗ではないけれど、自分のこだわりをより表現した方が、愛着のあるマップになるのです。
4 枝を伸ばすのは「いつもの感覚」でOK
セントラルイメージが描けたら、あとはこれまでの講座で学んだ通りに枝を伸ばしていくだけです。
もし何を描けばいいか迷ったら、第4回でご紹介した「5W1H」の観点を使ってみてください。
今回の僕のマップでは、以下のような要素を広げました。
✅メリット
➡️インパクト、脳に残る、連想が湧き出る
✅描き方
➡️3D文字、アイコン、自由なイメージ
✅初心者向け
➡️30秒の手間、文字のみから一歩踏み出す
中心にエネルギーのあるイメージがあるおかげで、関連するキーワードが次々と芋づる式に出てくる感覚を味わえるはずです。
5 セントラルイメージの大きさは「紙の9分の1」
ここで具体的なテクニックを一つ。
セントラルイメージの大きさは、「紙全体の約9分の1」を目安にしてください。
紙を縦3×横3の9マスに区切ったとき、真ん中の1マス分に収まるイメージです。
「少し小さいかな?」と思うかもしれませんが、周りに枝を伸ばすスペースを十分に確保することで、思考が窮屈にならずに済みます。
まとめ マインドマップは「体験」そのもの
全5回にわたるマインドマップ講座、いかがでしたでしょうか。
第5回:魂を吹き込むセントラルイメージ
マインドマップの本当の力は、知識として知っているだけでは得られません。
実際にペンを握り、30秒だけ時間をかけて3D文字を書き、そこから枝を伸ばす。
その「体験」の中にこそ、あなたの新しい可能性が眠っています。
まずは今日、目の前にある紙の真ん中に、あなたの好きな言葉を「立体的」に書いてみることから始めてみませんか?
あなたの思考が、より豊かに、より鮮やかに広がっていくことを願っています!
(編集後記)
マインドマップ講座にお付き合いいただきありがとうございました。これからも「学びを、もっと楽しく、もっと自分らしく」をモットーに発信していきます。感想などいただけると、おくりばんと君が跳ねて喜びます!