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  • 投稿日:2026/02/11
  • 更新日:2026/04/03
第1章第6話 老後2000万円問題の正体は「FIREの不足分」だった。65歳の始めたじわじわFIRE

第1章第6話 老後2000万円問題の正体は「FIREの不足分」だった。65歳の始めたじわじわFIRE

ザトくん@Hands-on FIRE

ザトくん@Hands-on FIRE

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要約
老後2000万円問題は、実は「年金(基礎生活費)+資産収入(不足分)」というFIREの構造そのものでした。年金という土台がある60代は、実は若者より圧倒的にFIREに近い存在です。大切なのは「FI(経済的余裕)が先、RE(退職)は後」という順番。

第6話 老後2000万円問題の正体は「FIREの不足分」だった。

前回の記事には、ミスターピッグ🐷さんから素敵なコメントをいただきました。

「FIREを『余白を選べる生き方』と捉える点に賛成です!」ザトくんとの実質週3日稼働という共通点、とても心強いです。数字の達成も大切ですが、それ以上に「自分の意志で余白を選べている」という実感が、心の平穏に繋がりますね。

ミスターピックさん、レビューありがとうございました。

さて、第6話は少し毛色の違う話を。かつて日本中を騒がせた「あの問題」についてです。

■ 老後2000万円問題は“年金がある前提の話”だった

数年前に話題になった「老後2000万円問題」。 あのとき、多くの人が「そんなに貯められない!」と不安になりました。

しかし、税理士として、そして一人の生活者として数式に分解してみると、あれはこういう話なんです。

年金(基礎生活費)+ 2000万円(不足分)= 老後の生活費

つまり、年金という「土台」がある前提で、足りない部分をどう補うか、という議論だったんですね。 私は長年公務員として働き、「定年まで勤め上げれば大丈夫だろう」と、正直どこか他人事のように捉えていました。

しかし、今回「年金とFIRE」を並べて考えたとき、ハッと気づいたんです。 「老後2000万円問題って、FIREの不足分の話そのものじゃないか」と。


■ FIREの構造は「年金+資産収入」でできている

リベシティのFIREの定義はシンプルです。「生活費を労働以外(金融資産)の収入で賄える状態」のこと。 その収入源を分解すると、実は老後2000万円問題と同じ式になります。

生活費 = 年金(基礎部分)+ 資産収入(不足分)

私たちが目指しているFIREは、特別な魔法ではありません。 「老後2000万円問題」は、実は多くの人が無意識に目指していた「FIREの不足分」を可視化したものだったのです。


■ 若い人のFIREは、なぜ「ハードモード」なのか

では、若い方のFIREはどうでしょうか。 彼らには時間という資産がある一方、まだ年金という土台がありません。つまり、生活費の全額を自力(資産収入)で賄う必要があります。

「4%ルール」で計算してみると、その壁の高さがわかります。

年間200万円必要なら → 5000万円年間400万円必要なら → 1億円

2000万円どころの話ではありません。さらに、子育てや住宅ローン、交際費など、若いうちはどうしても支出がかさみます。構造的に「ハードモード」にならざるを得ないのです。


■ 高齢者のFIREは、実は“半分クリア済み”

一方で、私のような60代はどうでしょうか。 先日、DIYで賃貸物件の壁紙を張り替えながら、ふと考えました。 「自分たちは、すでにFIREの半分をクリアしているんじゃないか?」と。

年金という確実な土台がある生活コストが若い頃より低い(外食が減り、手軽な七輪で焼く冷凍焼き鳥で十分幸せになれる)

住居が安定している(ローン済みの自宅か、子供が独立後は小さな賃貸物件でよい)

高齢者のFIREは、若者のように「全額を資産で」と気負う必要はありません。年金で足りない「余白」の部分だけを、少しの資産と、少しの「じわじわワーク(週3勤務など)」で埋めればいい。 そう考えると、シニア世代のFIREは圧倒的に現実味を帯びてきます。


■ 「FIが先、REは後」──この順番がすべて

ここで今回の核心です。私が一番お伝えしたいのは、この順番です。

FI(経済的余裕)が先にあって、RE(退職)は後からついてくるべき」

逆は非常に危険です。

「仕事が嫌だからとにかく辞めたい(RE先行)」

「株価が上がっているから、今ならいけるはず」

こうした焦りからくる退職は、ただの「無職」に近い状態になりかねません。

まずは、ライフプラン表で「自分にとっての不足分」を可視化すること。 FI(経済的な安心感)が整えば、RE(退職や減速)は自然と選べる選択肢になります。


■ 結び:今日もまた、じわじわと。

私は65歳になって、ようやくこの構造が腑に落ちました。 派手な早期リタイアではないけれど、年金を土台にしつつ、不足分を「小金持ち山(5000万円)」の資産と、不動産所得と週3日の税理士業務で補う。

これが、私の選んだ「じわじわFIRE」の形です。 仕事を完全に辞めるのではなく、ハンドルを握り直す感覚。

今日もまた、「人生、今日が一番若い日」。 夕暮れの帰り道、空を眺めながら「今日もいい一日だった」と思える余白を大切に、このHands-on FIREを続けていきたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


※第7話は、「FIの本質(第二キャリア)を考えるきっかけとなった、リベ住民のOGAさんの「FIREの研究論文」のご紹介 です。第7話はこちらから読めます。

https://library.libecity.com/articles/01KGVZZ0A7T3J9CM38AAFAP9FT

第7話 サムネイル 第二キャリア.png

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ザトくん@Hands-on FIRE

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この記事のレビュー(4
  • 会員ID:po52Wr9p
    会員ID:po52Wr9p
    2026/02/13

    老後2000万円問題とFIREを同じ数式で捉え直した視点、腑に落ちました🐷 特に 「FIが先、REは後」 「RE先行はただの退職」 という整理は本質的だと思いました。 感情論ではなく、不足分を可視化して選択する、まさに「大人のFIRE」ですね🎵

    ザトくん@Hands-on FIRE

    投稿者

    2026/02/14

    レビューありがとうございました。 加えて、リアルオフ会の後の個別講義の内容も大変参考になりました。一番は「リベシティは、匿名のつながりだから、新たな意味がある。」このことは、今まで思いつか居ないことだったので、新たな課題として考え直したいと思いました。 今後ともよろしくお願いいたします。

    ザトくん@Hands-on FIRE

    投稿者

  • 会員ID:ZhWOoq1f
    会員ID:ZhWOoq1f
    2026/02/13

    ザトさん 今回のノウハウ図書館も楽しく読ませていただきました。😊 当時話題になった「老後2,000万円問題」。今ではすっかり耳にしなくなりましたね…😅 その後、インフレを加味して3,000万円、4,000万円と数字が変わっていく様々な記事を目にしたことを覚えています。 そうした中で、学長がおっしゃる「小金持ち山」は、分かりやすく普遍的な数字と明確な根拠に基づいているからこそ、多くの人を惹きつけるキーワードになっているのだと感じます。😌

    ザトくん@Hands-on FIRE

    投稿者

    2026/02/14

    レビューに加え、昨日のリアルオフ会の管理人、ありがとうございました。 参加されたメンバーにも恵まれ、楽しかったです。ノンアルコールで長時間話したのは、何十年ぶりかもしれません。 今回の投稿も、既に年金を受給する側になったこと、FIREについて考えてみたことで、新たに気づいたことでした。 再会することを楽しみにしています。

    ザトくん@Hands-on FIRE

    投稿者

  • 会員ID:SlMvZfIg
    会員ID:SlMvZfIg
    2026/02/11

    老後が見えてきた年齢なので、とっても参考になりました。

    ザトくん@Hands-on FIRE

    投稿者

    2026/02/11

    レビューありがとうございます。 よろしければ、第1~5話もごらんください。 続編もがんばってます(;^_^A

    ザトくん@Hands-on FIRE

    投稿者