- 投稿日:2026/02/14
- 更新日:2026/02/24
第7話〜OGAさんの研究から見えてきた「第二キャリアとしてのFIRE」〜
■ はじめに
この気づきの背景には、OGAさんのノウハウ図書館連載があります。
【新連載】FIREって何だ!? ~社会人大学院生のFIRE論文執筆奮闘記~|リベシティノウハウ図書館
FIREを海外論文から丁寧に読み解くその姿勢に触れる中で、
私自身の“60歳以降の働き方”を改めて見つめ直すきっかけになりました。
「FIRE=若い世代の早期退職」
そんなイメージが一般的ですが、
では60歳を超えてからの退職や働き方の再設計は、FIREと言えるのでしょうか。
私は60歳で定年退職し、再任用を経て民間の税理士法人へ。
そして65歳の今は週3勤務という働き方を選んでいます。
OGAさんの投稿を読み進める中で、
ひとつの大きな気づきに出会いました。
「FIREとは年齢ではなく、“生き方を選び直す自由”のことではないか」
■ OGAさんの研究が示す「FIREの本質」
OGAさんは大学院でFIREを研究し、海外論文を丹念に読み解いています。
その中で特に印象に残った視点があります。
🔹 FIREは「働かない」運動ではない
海外研究では、FIREは
“辞めることではなく、選べること”
として描かれています。
🔹 FIREは「第二キャリア」を生む土台
FIRE達成者は、
• 組織に依存しない働き方を選び
• 社会参加や起業など新しい挑戦を始め
• 生活の質や心の充実を軸にキャリアを再設計する
という姿が浮かび上がります。
つまりFIREとは、
「キャリアの終了」ではなく「新しいキャリアの開始」
という考え方なのです。
■ 60歳以降の働き方は、まさに“第二キャリア”
OGAさんの研究を読んで、私はハッとしました。
私自身の60歳以降の歩みは、まさに
「企業に依存しない第二キャリアの再設計」
そのものだったからです。
• 定年退職
• 再任用で働き方を調整
• 民間の税理士法人へ転身
• そして今は週3勤務という“選べる働き方”
これは「働かない」ではなく、
“自分で働き方を選び直す自由”
を手に入れたプロセスでした。
■ そして最近、もうひとつ気づいたこと
週3勤務にしてからしばらくは、
「働く日が減った」ことばかりに意識が向いていました。
ところが続けるうちに、ふと気づいた瞬間がありました。
朝夕40分の通勤時間も、自分のための静かな時間だったこと。
1日7時間勤務という“1時間短い働き方”も、確かに自分の余白になっていたこと。
初めは当たり前すぎて気づかなかったけれど、
こうした小さな余白の積み重ねが、
“FIREを実感する心の土台”
を育ててくれていたのだと思います。
FIREは「働かない」ではなく、
“自分の時間が増えていく構造をつくること”
なのだと、ようやく腑に落ちました。
■ FIREは若者だけのものではない
日本は
• 終身雇用
• 年功序列
• 仕事中心の価値観
が根強い社会です。
だからこそ、
60歳以降に働き方を選び直すことは、FIREの思想に非常に近い。
むしろ、
“人生の後半でFIREする”という選択肢は、もっと語られていい。
■ おわりに(OGAさんへ)
OGAさんの研究は、FIREを「投資テクニック」ではなく、
“生き方そのものを問い直す思想”
として捉え直す視点を与えてくれました。
そしてその視点は、私自身の60歳以降のキャリアと深く重なります。
リアルオフ会で直接お話しできたことも、
このテーマをさらに深める大きなきっかけになりました。
改めて、素晴らしい気づきをありがとうございました。
※第8話は「その思想は、日常の中の小さな“点”から静かに育っていく。」です。
https://library.libecity.com/articles/01KHDP1Y6JH7F5VZ9M15VVZ0X9