- 投稿日:2026/02/14
- 更新日:2026/02/16
1. 障害年金を知ったきっかけ
長男が20歳の時、アルバイト先が他社へ業務委託となり、その際に息子だけが不採用となりました。
「どうして長男だけ…」この先どうなるんだろう。不安でいっぱいでした。
そこで、障害者就業・生活支援センターに相談に行きました。実は、長男が小学校4年生のときにペアレントトレーニングでお世話になったことがあり、思い出して連絡をしました。
その相談の中で、初めて「障害年金」という制度を教えてもらいました。正直そのときは、「年金?まだ若いのに?」というのが最初の印象でした。

2. 最初にやるべきこと(初診日が命!)
まず、市役所の障害福祉課と年金課に相談に行きました。申請の流れを教えてもらい、必要書類を受け取りました。
そこで強調されたのが、「初診日がとても大事」ということ。

長男は2歳から通院していたので、初診日は覚えていました。しかし問題は、20年近く前の記録が残っているのかどうか。
恐る恐る、当時通っていた横浜の療育センターに電話をしました。

「カルテは残っていませんが、証明書は発行できます」そう言っていただき、本当にホッとしました。
その後、4歳からお世話になった子ども心身発達医療センターにも連絡。幸い当時の主治医の先生が在籍されており、療育センターからの紹介状も含めて診断書を書いていただけることになりました。
ただひとつ問題がありました。中学3年生で通院をやめて以来、定期受診をしていなかったことです。大人の発達障害を診てくれる精神科を探す必要がありました。
「どこに行けばいいのか分からない」「ちゃんと診てもらえるのか不安」
市役所に相談し、地域の精神科を紹介してもらいました。紹介状を持って、Mクリニックを受診しました。
初めての精神科。私のほうが緊張していたかもしれません。
3. 病院との付き合い方
診察では、幼少期から現在までの様子や困りごと、社会に出られるのかという不安をお話ししました。
本人は幼少期の記憶がなく、うまく説明できない部分も多かったため、同席して本当によかったと思っています。
診断書については、「すぐには書けません。1年半ほど通院して状態を把握してからになります」と言われました。
正直驚きました。
でも、先生が状態をきちんと把握してからでないと正確な診断書は書けないのだと知りました。まずは通院を続けることになりました。
4. ここが一番大変だったこと
― 病歴・就労状況等申立書の書き方 ―
一番大変だったのは、「病歴・就労状況等申立書」の作成でした。幼少期から現在までを振り返り、時系列でまとめる作業や就労・日常生活状況の記入は判断が難しい部分も多く、想像以上に大変でした。
添削はお願いせず、ネットで書き方をたくさん検索しました。そこで気づいたのが、「できる」の基準の厳しさです。
私は最初、「一人で食べられる=できる」だと思っていました。
でも実際は、
・栄養バランス
・適切な量
・不規則になっていないか
・助言なしで継続できるか
まで含まれていました。
「なんとかできている」と「自発的かつ適切にできている」は違う。
この違いを理解してから、具体的に書くようにしました。できないこと、困っていること、親として感じてきた不安を正直に書きました。
5. 結果が出るまでのリアル
書類がそろった後、市役所の年金課にアポイントを取り直接提出しました。窓口で確認してもらえたことで、「やれることはやった」と一区切りつきました。
そこから約3か月。待つ時間は長く感じました。
そして届いた通知。
封筒を開けたとき、まず出てきたのは
安心
という気持ちでした。少しだけ将来の不安が軽くなった感覚でした。

6. 今だから言えるアドバイス
振り返って思うことは二つあります。ひとつは、通院を続けることの大切さ。診断書はその時の状態だけでなく、これまでの経過も見られます。継続して通っていたことが結果につながったのだと思います。
もうひとつは、記録を残しておくこと。母子手帳や通院歴。
「取っておいてよかった」と心から思いました。
そして申請から2年。更新の案内が届きました。
更新は基本的に医師の診断書の提出です。障害年金は一度通ったら終わりではありません。今も通院を続けながら更新に向き合っています。