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  • 投稿日:2026/02/17
障害と向き合い、社会に出るまで ― 就職への第一歩 ―

障害と向き合い、社会に出るまで ― 就職への第一歩 ―

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みのん🙂ほっこり布小物製作中

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要約
幼い頃から生きづらさを抱え、戸惑いと不安の中で成長してきたわが子。何度も立ち止まりながらも、支援や出会いに支えられ、自分のペースで一歩ずつ前へ。障害と向き合う日々は決して無駄ではなく、社会へ踏み出す力に変わっていった。

①就職を意識し始めたきっかけ

大学2年生の春、長男は次男の紹介でホテル清掃のアルバイトをしていました。しかし、その業務が外部委託に切り替わったとき、長男だけが不採用になってしまいました。


その瞬間、私ははっきりと気づきました。

「普通にできるわけではない。このままでは社会に出るのは難しい」

アルバイトの経験から、長男にはサポートが必要だと痛感しました。これまで私は、本人の努力だけで乗り越えられると思い込んでいましたが、現実は違いました。社会で生きるためには、適切な支援や環境を整えることが必要なのだと理解したのです。

こうして、就職に向けた第一歩が静かに始まりました。

②大学のキャリアセンターの取り組みと指摘

長男の就職活動に向けて、大学のキャリアセンターは一生懸命伴走してくれました。

• 面接練習

• 履歴書や職務経歴書の添削

• ハローワークへの同行

• 職業紹介


ここまで支援してもらえるとは思っていませんでした。けれど、支援の中で見えてきた“現実”もありました。


• 身だしなみが整わない(急ぐとワイシャツのボタンを止め忘れる、髪が寝癖のままなど)  

• 姿勢が崩れやすい  

• マルチタスクに弱く、複数の提出物の管理ができない(2社受けるとどこに提出すればいいか迷い、出し忘れることがある)  

• スケジュール管理が苦手  

• 緊張すると言葉が出てこなかったり、作業中に居眠りしてしまうことがある  

どれも家では見慣れていた姿でした。でも社会では、それがそのまま評価になるのだと知りました。


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その現実は、本人にとっても、私にとっても大きな気づきでした。

卒業までに内定を取るつもりでいた息子にとって、結果が出ないまま2月を迎えたことは大きなショックだったと思います。

それでも、支援を受けながら課題に向き合う中で、少しずつ自信を積み重ねていきました。

うまくいかない現実を知ったことこそが、社会に出るための本当の第一歩だったのかもしれません。


この経験から、私は改めて感じました。支援を受けることは後退ではなく、本人の特性に合った環境を整えるための“準備“なのだと。

③背中を押してくれた人たち

キャリアセンターに呼ばれ、今後の進め方として職業適性検査と就労移行支援を勧められました。

正直、胸がざわつきました。

「大学まで行ったのに、就労移行?」

そんな思いがよぎったのも事実です。

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けれど、キャリアセンターの方は最後まで伴走する姿勢を崩しませんでした。

適性検査の機関に渡すようにと名刺をくださり、「何でも聞いてくださいと伝えてください」そう言ってくれました。

さらに、「卒業後も連絡をくれていいですよ」とも。


“在学中だけの支援”ではなく、

社会に出るその先まで見てくれているのだと感じました。


帰り際、保健室の先生は大学の外まで私たちを走って追いかけて来てくださり、息子にこう言いました。

「絶対に適性検査は受けてね。」

そして何度も、

「成長したね。」

と繰り返し褒めてくださいました。

その先生は今年で定年退職されるとのことでした。

できなかったことではなく、

できるようになったことを見てくれる人がいた。その温かさに、私は涙が止まりませんでした。

支援は制度だけではない。

人が人を信じてくれる力だと、心から思いました。

そして私は決めました。迷い続けるのではなく、納得できる道を選ぼうと。

息子の特性をきちんと知り、合う環境を探す。

それが、私たちの本当のスタートでした。

④ 職業適性検査の予約 ― 動き出した現実

キャリアセンターの勧めを受け、その足で私たちは障害者就業・生活支援センターへ向かいました。

正直に言えば、不安のほうが大きかったと思います。

「ここに来るということは、障害を前提に進むということなのか」

そんな思いが、私の中にもありました。

けれど同時に、曖昧なまま進むよりも、きちんと特性を知るほうが前に進めるはずだという気持ちもありました。


窓口で事情を説明し、職業適性検査を受けたいと伝えました。


アポイントも取っていなかったのに、センターの方はすぐに時間をつくり、話を聞いてくださいました。

これまでの経緯や、息子の困りごと、就職活動の状況。ひとつひとつ丁寧に耳を傾けてもらえたことに、私は少し肩の力が抜けました。


職業適性検査について説明を受け、予約は改めて取ることになりました。

まだ何も始まってはいません。

けれど、「相談できる場所がある」と知ったことは、私たちにとって大きな安心でした。


これまで大学の支援に支えられてきた就職活動が、地域の支援へと広がった瞬間だったのかもしれません。

こうして、就職までの長い道のりは、次の一歩へと動き出しました。

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⑤ 職業適性検査を前に ― 見えてきた特性

3/11、適性検査前のカウンセラー個別面接を予定しています。

・できること

・苦手なこと

・疲れやすさ

・配慮してほしいこと

・理想の働き方(時間・環境)


これまで何となく感じていたことを整理していく時間でした。事前に整理する中で、私は気づきました。

「できないこと」ばかり見ていたけれど、息子には“向いている働き方”があるのだと。

検査は合否を決めるものではなく、本人を知るためのもの。障害を前提にするためではなく、

力を発揮できる場所を探すための作業でした。


そしてもう一つ、私の中で変化がありました。


最初は、就労支援移行所という聞き慣れない施設を紹介されて落ち込みました。

「大学まで行ったのに」という気持ちが、心のどこかにあったのかもしれません。

同時に、

「どんなところなんだろう」

「本当に役に立つのかな?」

という戸惑いもありました。

けれど、就労移行支援の通所費の多くは税金でまかなわれていると知りました。それは特別な場所ではなく、社会の中に用意された“働くための準備の場”。


社会全体で支える仕組みのひとつなのだと理解したとき、気持ちは少し前向きに変わりました。

支援は後退ではない。力を発揮するために環境を整えること。そう思えたことで、不安は「ありがたい」という気持ちへと変わっていきました。


3月11日に面談を控えています。

また、その後の様子も追記します

同じように迷っている方がいたら、まずは大学のキャリアセンターや地域の支援機関に相談することをおすすめします。

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