- 投稿日:2026/03/09
- 更新日:2026/03/09
多くのガイドライン(医療における指針)では、「臨床的に意味のある」健康改善を得るためには、体重を5〜10%減らす必要があるとされています。しかし、最近の研究により、目標とする体重減少率に達しなかったとしても、わずかな体重(BMI)の減少であっても、予想以上に多くの健康上の利益をもたらすことが示されています。
1. わずかな体重減少でも得られる大きな健康効果
システマティックレビュー(さまざまな研究を統合的に評価する研究)によると、5%未満の体重の減少であったとしても、血液検査などの健康指標に様々な改善が見られることが示されています。この調査では、対象となった研究の60%が健康指標の改善を報告しており、これは従来の「5%以上の減少が必要」という一般的な認識に異議を唱えるものです。
1-1. 心血管系と代謝系のリスク改善
体重のわずかな減少は、心血管疾患や糖尿病などの慢性疾患のリスク要因を改善します。
• 心血管マーカーの改善: 心血管疾患のリスクの指標(総コレステロール、トリグリセリド、HDL-C、LDL-C、収縮期・拡張期血圧など)を評価した32の研究のうち、56%が全体的な改善を確認しました。
• 代謝マーカーの改善: 糖尿病などの指標(空腹時血糖、インスリン、HOMA-IR、HbA1cなど)を評価した42の研究のうち、52%が改善を示しました。
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