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  • 投稿日:2026/03/17
年収が上がり続ける会社選び!430万円⇒550万円⇒?のカギは健保組合にあった!?

年収が上がり続ける会社選び!430万円⇒550万円⇒?のカギは健保組合にあった!?

しの社労士@4/1黒ラベルの日オフ会🍺

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要約
毎月の給与から引かれる社会保険料を可能な限り抑えたい!万が一の病気・怪我でも安心して就業したい!これを軸に転職活動した結果大きく年収が上がりました。転職エージェントの担当さんすら『キョトン』とさせた私の転職戦略を宜しければご覧ください。

【前置き】安心して働ける素晴らしさ

有難いことに、私はとても恵まれた環境で働くことが出来ています。転職は3回行い2026年現在で4社経験し、今ほど恵まれた環境はないと実感しています。それは給与・福利厚生・一緒に働く人たち全てにおいて言えるのですが、今回はそれらのうち福利厚生、とりわけ健康保険組合に絞った転職の話をさせていただきます。

福利厚生とは、給与以外で会社が従業員の生活向上のために提供する利益・サービスのことで、活用できる範囲が広いと従業員としては安心感をもって働くことが出来ます。他方、会社の狙いとしては人材の定着、モチベーション、企業のイメージアップを狙う側面があります。

では、なぜ私は転職エージェントに「絶対に譲れない条件」として健康保険組合の存在を伝えたのか?これを知れば結果として年収アップにも繋がる転職となるので興味があれば読み進めてみてください。

【必須】譲らなかった転職先の条件

転職エージェントに伝えた私の転職の軸は以下の2つでした。

1.社会保険労務士資格を活かし労務がメインで出来る民間企業
2.その会社もしくは親会社が健保組合を持っていること

1つ目は誰もが分かる理由でしょう。自身が持っている国家資格を活かし仕事をしたいということです。私は20代の頃に社労士法人で勤務していた経験があり、社労士の仕事にはやりがいを感じていました。そこから人事全般に領域を広げたく事業会社に転職したのですが、そこで従事した人事制度や採用といった領域に興味を持つことが出来ませんでした。そこで、改めて労務に特化した仕事を1つ目の軸に設定しました。

問題は2つ目です。リベでは書籍お金の大学で社会保険の知識を学んだ方が一部いるでしょうが、今なお社会保険の知識は多くの方がご存知ないし重要視していません。私は社会保険の知識があったためこのような条件を転職エージェントに伝えましたが、「何を言っているんだこの人」という眼差しでエージェントの担当さんに見られたことをよく覚えています。

健康保険組合の何が良いのか

所属する会社、もしくは親会社が健保組合を持っているという事は、そもそもプライム上場企業であることが多いです。例えばソニー健康保険組合、トヨタ自動車健康保険組合、サイバーエージェント健康保険組合と、名だたる企業は自社グループのみが加入できる健康保険組合を運営しています。私が勤める会社はプライム上場の100%子会社で、上記のようなグループ会社のみが加入できる健康保険組合を持っております。

健康保険組合の特徴は、保険料が協会けんぽより安い傾向にあり、高額療養費や出産育児一時金、傷病手当金に上乗せ支給があるなど金銭的負担が少なく済むことがあります。これは従業員からすると万が一でも慌てることなく生活していくことが出来る大きな安心材料です。

【ここがポイント!】狙うべき企業

私が狙ったのは「プライム上場の重要子会社」です。大手グループならどこでも良いのではなく、グループ内における重要度の高い企業を紹介してもらいました。そういう企業はグループの健康保険組合に入っていますし、親会社が定めた他の福利厚生をそのまま適用している可能性が非常に高いからです。

例えば私が勤める会社では、通常2年で消えていく有給休暇を『積立休暇』として最大50日まで無期限で保有することが出来ます。これを自身の傷病や家族の介護・看護で休む際に使えるのです。有給休暇最大40日と合わせれば、90日(4.5か月)は病気でも満額の給与をいただくことが出来ます。

一般的に私が勤めるような60名規模の中小企業では、こういう制度を設けてくれる会社はありません。100%子会社だからこそ、親会社に倣い導入することが出来ています。

【図解で納得】毎月の手取りが変わる!

先ほど例に挙げた健保組合ではどれくらいの手取りの差が生まれるのでしょうか?分かりやすく、基本給のみ30万円、残業代0円とした場合の結果がこちらです。

健保組合比較.jpgこれは単純な社会保険料の差を表していますが、前述の通り万が一の病気・怪我、出産や介護のライフイベントにも手厚く備えてくれていることは、日々の給与以上に大きな利益をもたらしてくれます。

余談ですが、なぜ大手企業グループの健保組合は協会けんぽより保険料が安く済むかご存知でしょうか?大手は元々給与水準が高いため、広く高い保険料を徴収することが出来ます。そのため、一人から徴収する保険料を下げても潤沢な保険料収入が入ってくるからです。協会けんぽは、いわゆるセーフティーネットですから零細企業の賃金水準が高くない方も加入するため格差が生じることになります。私が知る中で一番保険料が安いのはキーエンス健保組合です。何となく理由は分かりますよね…

結果的に年収アップの転職につながる

2025年春闘の結果、インフラ業界は12,000円前後、自動車や製造メーカーの賃上げは18,000円前後、化学業界では20,000円以上と大手はベースアップと定期昇給でインフレ率を上回る賃上げを行っています。重要子会社は、その大手からの受託で仕事をしているため恩恵を受けやすく、親会社とまでいかなくても世間一般と比べ賃上げに積極的です。子会社は、親会社からの出向者が役員となるケースが多く、親会社の常識を子会社にも当てはめて考えるからかもしれません。私が所属するグループの例では、2023~2025年のベースアップはこのように推移しました。

2023年:親会社10,000円ベースアップ 当社6,000円ベースアップ
2024年:親会社13,000円ベースアップ 当社10,000円ベースアップ
2025年:親会社17,000円ベースアップ 当社13,000円ベースアップ
(本当に有難い。会社には感謝しかありません)

健康保険組合から話が発展してきましたが、私の転職活動戦略はいかがだったでしょうか。もちろん、親会社からの恩恵という良い面がある一方、親会社の方針に縛られたり役員が定期的に変わったり、役員までの出世は難しい負の側面があることは申し添えておきます。それでも、世の中一般と比較し安心安全に働ける可能性は高く、生活の土台を作るには非常に有効であると考えます。

転職活動を始めたとき、エージェントの方はこの一連のロジックが瞬時に理解できていませんでした。ということは、この視点で求人を紹介してくれる人が少ないかもしれません。健康保険組合という視点をもった上場グループへの転職活動、一つの選択肢に入れていただけると記事を書いた甲斐があります。

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しの社労士@4/1黒ラベルの日オフ会🍺

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この記事のレビュー(1
  • 会員ID:3SjgAcya
    会員ID:3SjgAcya
    2026/03/17

    大企業で 健全な収入のあるけんぽ組合に転職先を しの社労士さんの強みを生かせますね 転職活動しているので すごく参考になりました♪

    しの社労士@4/1黒ラベルの日オフ会🍺

    投稿者

    2026/03/17

    ありがとうございます!大企業は、見方によっては退屈な道を選んでいると受け取れる内容です。が、とはいえ生活の安定は心の安定ですからね😊この環境だからこそ副業に腰据えてチャレンジすることが出来ている思っております。

    しの社労士@4/1黒ラベルの日オフ会🍺

    投稿者