- 投稿日:2026/03/15
- 更新日:2026/03/24
はじめに
はじめまして。be(ビー)です。
今回は、義母と母、二人のグループホーム選びについてお話しします。
私は、義母の認知症介護と老衰での看取りを経験しました。
そして現在、実母も認知症が進み、施設で暮らしています。
本当は「できるなら、ずっと家でみてあげたい」——そう思っていました。
けれど介護は限界に。
申し訳なさと、正直ほっとした気持ち。
その間で揺れながら、二人を送り出しました。
あのときの私は、「私よりも、この家よりも、安心して過ごせる場所」を必死に探していました。
それは、罪悪感をどこかで払拭したい気持ちだったのかもしれません。
それでも、いくつものグループホームを見学し、納得して選べたことは、今振り返ってよかったと思えています。
その経験から得たことを、これからお伝えします。
なぜグループホームを選んだのか
認知症の親が入居できる施設には、いくつかの選択肢があります。
・グループホーム
・介護付き有料老人ホーム
・特別養護老人ホーム(特養)
・サービス付き高齢者住宅(サ高住) など
ケアマネジャーに相談し、それぞれの特徴や費用を教えていただきながら、実際に見学しました。
その中で、私が選んだのはグループホームでした。
入居者同士がリビングで過ごす時間が多く、
料理や洗濯など、これまでの生活に近い関わりができる。
声かけも自然で、全体に穏やかな空気が流れていました。
「ここなら、いままでの暮らし方を残しながら、母らしく過ごせるかもしれない」
そう感じたことが、決め手でした。
費用は福岡市で月12〜15万円ほど。
母の年金の範囲でなんとかやりくりできる現実的なラインでもありました。
見学で大切だと感じた6つのポイント
① 施設長の話を直接聞く
施設の方針やケアの質は、施設長の考えに大きく影響されます。
・できること
・できないこと
を正直に話してくれる施設は、信頼できると感じました。
特に大切なのは「最期をどう迎えるか」。
看取りを行うかどうかは、必ず確認しておきたいポイントです。
② 職員さんの言葉づかい
認知症になっても、その人は人生を重ねてきた大人です。
・子どもをあやすような声かけ
・イライラした態度
こうした空気を感じる施設は避けたいと思いました。
一方で、
・丁寧で自然な声かけ
・尊厳を大切にする姿勢
が見える施設には、安心感がありました。
③ 入居者さんの表情を見る
施設の空気は、入居者さんの様子に表れます。
・笑顔が見られる場所
・会話や交流がある場所
反対に、
・声をかけられず座っている人が多い場所
同じ施設でも、雰囲気は大きく違いました。
「ここで穏やかに過ごせるか」
それは現場を見ることで感じ取れると思います。
④ 費用の現実
施設選びでは、理想だけでなく現実も大切です。
・有料老人ホーム:手厚い分、費用差がかなり大きい
・特養:原則「要介護3以上」、費用は抑えられるが、ケアが少ない場合も
・サ高住:「施設」というより「住まい」、軽度の方向け
グループホームも追加費用がかかることがあり、数万円上乗せになることもあります。
家族として、どこまで支えられるか。
ここも含めて考える必要がありました。
⑤ 良い施設ほど待つ
「ここにお願いしたい」と思える施設は、待機が多い傾向があります。
急ぎでなければ、早めに申し込みをして待つのも一つの方法です。
⑥ できることを奪わない
私が一番大切にしたのはここでした。
義母には
・トイレでの排泄を続けること
母には
・料理や洗濯への参加
できることを、できるだけ続けてもらうようお願いしました。
認知症になっても、その人の人生は続いています。
「できないこと」ではなく
「何ならできるか」で考えてくれる施設かどうか。
これは、とても大切な視点だと感じています。
まとめ
親を施設に預ける決断は、簡単なものではありません。
迷いも、罪悪感もあると思います。
私自身、そうでした。
それでも——
「その人らしく過ごせる場所」を諦めずに探すこと。
それが、後悔しない選択につながると考えます。
実際に見て、話して、感じること。
その積み重ねが、納得できる答えになります。
面会に行き、母たちが穏やかに過ごす姿を見るたびに、
あのときの罪悪感も、少しずつやわらいでいきました。
この記事が、同じように悩む方の一歩になれば嬉しいです。