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  • 投稿日:2026/04/09
  • 更新日:2026/04/10
Claude Codeユーザーのための GitHub入門2 ― 「ブランチ」を理解して便利に開発!

Claude Codeユーザーのための GitHub入門2 ― 「ブランチ」を理解して便利に開発!

ぴろし@フリーランスエンジニア10年目

ぴろし@フリーランスエンジニア10年目

この記事は約9分で読めます
要約
Git/GitHubの重要概念「ブランチ」と「プルリクエスト」を初心者向けに解説。ブランチで開発中の機能と完成済みの機能を分離し、プルリクエストで安全に合流させる流れを、家計簿アプリにマネーフォワード連携を追加する具体例で分かりやすく紹介します。

はじめに:「ブランチ」「プルリクエスト」

前回の記事では、GitGitHubの基本的な仕組みを紹介しました。「コミット=セーブ」「プッシュ=クラウドにアップロード」という概念は、なんとなくイメージできたのではないでしょうか。
※まだ読まれていない方は、ぜひ上記の記事から、Git/GitHubの概念を理解してください!

今回は、Git/GitHubを使ううえで、さらに超重要な概念を2つ紹介します。それが「ブランチ」「プルリクエスト」です。
(タイトルに「プルリクエスト」も含めたかったのですが、文字数制限で入らなかった・・・笑)

「なんか難しそう……」と思うかもしれませんが、大丈夫です。前回と同じように、身近な例を使って噛み砕いて説明していきます。
Claude Codeをもっと使いこなして、本格的に開発を進めたい方には避けて通れない概念なので、ぜひ最後まで読んでみてください。

Gemini_Generated_Image_vjpstmvjpstmvjps.png
今回の前提

この記事では、こんな状況を想定して説明を進めます。

・あなたはすでに、Claude Codeを使って自分だけの家計簿Webアプリを開発した
・その家計簿アプリは、すでにそれなりに使っている(収支の入力や一覧表示ができる)
・今回、新たに「マネーフォワードと連携する機能」を追加したくなった
前回の記事で学んだ「コミット」「プッシュ」は、なんとなくだけど理解している

マネーフォワード連携は、ちょっと大きめの機能追加です。この「大きめの機能追加」をするときに、ブランチとプルリクエストが大活躍します。

ブランチを知らないと、こうなる

まず、ブランチを知らない状態でマネーフォワード連携を進めるとどうなるか、想像してみましょう。
「今動いているアプリ」にそのまま機能を追加していくことになりますよね。

ところが、マネーフォワードとの連携はなかなか複雑です。認証の仕組みを作ったり、データの取得方法を調べたり、時間がかかります。
そして開発を進めていくうちに、こんなことが起きます。
「あれ? せっかく動いていた収支の入力画面まで動かなくなってる!!」

Gemini_Generated_Image_h30z3ih30z3ih30z.pngコミットがあるから元に戻そうと思って、Claude Codeに聞いてなんとか戻せたとしても……せっかく作りかけたマネーフォワード連携の機能がまた1からやり直しになってしまいます。
じゃあ「マネーフォワード連携が完全に終わるまでコミットしない」とするか?
・・・それだと、せっかくのセーブポイント機能が活かせません。途中経過を保存できないのは不安ですよね。
つまり、ブランチを使わないと「既存機能を壊さないようにしながら、新機能を開発する」ということが非常に難しいのです。

ブランチが解決してくれる!

ここで登場するのが「ブランチ」です。
ブランチとは、「今動いている本番のコードには手を触れずに、別の作業スペースを作って開発を進められる仕組み」のことです。
ゲームで例えるなら、「メインのセーブデータはそのまま残して、別のセーブスロットで冒険を進める」ようなイメージです。別のセーブスロットでどんなに失敗しても、メインのセーブデータは無傷。うまくいったら、メインのデータに成果を反映させることができます。

Gemini_Generated_Image_u2ubvpu2ubvpu2ub.png(どうでもいいけど、NanoBananaに頼んだ画像が、なんだか妙にゲームっぽい・・・笑)

家計簿アプリでの流れを見てみよう

では、今回の家計簿アプリの例で、ブランチを使った開発の流れを具体的に見ていきましょう。

ブランチの作成

まず、「今動いている家計簿アプリ」のコードとは別のブランチを作ります。
ここからは、それぞれのブランチに名前を付けて説明しますね。
mainブランチ = 今動いている家計簿アプリ(「本番環境」とよく言います)
feature/money_forward_connectブランチ = マネーフォワード機能追加用の作業スペース

※ブランチの名前は、こんなふうに英語の名称を付けることが多いです。`main` は「本番の、メインの」という意味で、安定した本番コードを置くブランチの定番の名前です。一方、`feature/〇〇` は「新機能を追加するブランチ」という意味合いで使われるよくある命名ルールです。

機能を追加していく

マネーフォワード連携を実現するには、いくつかの機能が必要です。
・マネーフォワードへの認証(ログイン)
・マネーフォワードのデータを取得する
・取得したデータを、自分の家計簿データとして保存する

こういった機能は、mainブランチ(今動いている機能)ではなく、feature/money_forward_connectブランチ(マネーフォワード機能追加用)の方で開発していきます。ここ、超大事です。

Gemini_Generated_Image_v03r6vv03r6vv03r.pngブランチのメリット

こうすることで、開発途中の中途半端な状態はmainブランチには一切影響しません。feature/money_forward_connectブランチの中だけで反映されます。
つまり、普段使っている家計簿アプリの機能はそのまま正常に動き続けるのです。安心してマネーフォワード連携の開発に集中できますね。
そして、マネーフォワード連携機能が完成した時に、mainブランチにその機能を取り込むことで、普段使っている家計簿アプリでもマネーフォワード機能が使えるようになります。

Gemini_Generated_Image_5j8yze5j8yze5j8y.png機能が完成したら:プルリクエストを実施する

先ほどの説明で、「機能が完成したら、mainブランチに機能を含める」という流れをお伝えしました。
では、具体的にどうやって含めるのか? ここで登場するのが「プルリクエスト」です。
よく「プルリク」とか「PR」と略されます(PRは「宣伝」のPRと紛らわしいですが、まったくの別物です)。

プルリクエストとは、こういうことです。
「マネーフォワードに関する機能を開発したブランチ(feature/money_forward_connect)の内容を、mainブランチに含めたいです。内容を確認してもらえますか?」
……というリクエスト(お願い)を送ること。それがプルリクエストです。

Gemini_Generated_Image_y3wzu4y3wzu4y3wz.pngプルリクエストの良いところ

プルリクエストを作ると、以下のことができます。

1. 変更箇所が一覧で確認できる
「今のmainブランチから、どこのプログラムがどう変わるのか?」を、Web画面で一覧で確認できます。追加された行は緑色、削除された行は赤色で表示されるので、とても分かりやすいです。

2. 履歴として残る
「このプルリクエストを作った」という記録が残ります。後から「マネーフォワード機能を追加した時、どんな対応をしたんだっけ?」と振り返ることができます。

3. 確認してから取り込める
プルリクエストの内容を確認して、「問題ない」と判断すれば承認して、mainブランチに反映されます。逆に、「なんかここおかしいかも」と思ったら、修正してから取り込むことができます。

GitHubのプルリクエストのイメージ画像は、以下のようなものです。

Gemini_Generated_Image_bh5iqobh5iqobh5i.pngプルリクエストの真価は「チーム開発」にある

ここまで読んで、「プルリクエストって、一人で開発してたら確認するのも自分だし、そこまで必要?」と思った方もいるかもしれません。
たしかに、一人開発では「自分で作って自分で確認する」ことになるので、ありがたみが薄いかもしれません。

プルリクエストの真価が発揮されるのは、チームで開発を行う場合です。
たとえば、こんなチーム構成を想像してみてください。
・チームリーダー(経験豊富なエンジニア)
・開発者A(経験そこそこ)
・開発者B(新人)

この場合、開発の流れはこうなります。
1. 開発者Aや開発者Bが、それぞれ自分のブランチで機能を開発する
2. 開発が終わったら、プルリクエストを作成する
3. チームリーダーがプルリクエストの内容を確認する
4. 問題なければ承認、問題があれば修正を依頼する
5. 承認されたら、mainブランチに反映される

Gemini_Generated_Image_gdkoa5gdkoa5gdko.pngこの一連の流れを、一般に「ソースレビュー」(または「コードレビュー」)と呼びます。チームで開発するときに品質を保つための超重要なフローです。
今は一人で開発している方も、将来チームで開発する機会が訪れたときに「あ、これ知ってる!」と思えるはずです。

まとめ

今回は、Git/GitHubの重要な概念「ブランチ」と「プルリクエスト」を学びました。
ブランチは、「今動いている本番のコードには手を触れずに、別の作業スペースを作って安全に開発を進められる仕組み」
プルリクエストは、「開発したブランチの内容を、mainブランチに含めていいかどうかを確認するリクエスト」

この2つを組み合わせることで、今動いている機能を壊すことなく、安全に新しい機能を開発できるようになります。
※厳密に言うと、プルリクエストはmainブランチ以外を対象にすることもできますが、まずはこの理解でOKです。

「ブランチ作って」「プルリクエスト作って」と、Claude Codeにお願いすれば操作自体はやってくれます。大事なのは、「なぜブランチを使うのか」「プルリクエストって何をしているのか」という概念を理解しておくこと。今回の記事でそのイメージがつかめていれば、大きな一歩です。

「概念は分かったけど、実際どうやればいいの?」と思ったら、まずはClaude Codeに聞いてみてください
「どうやってブランチを作ればいい?」
「だいたいできたからmainブランチに入れたいけど、どうすればいい?」
など、気軽に聞いてみましょう。やり方を教えてくれたり、そのまま操作してくれたりするはずです。
概念さえ理解していれば、Claude Codeとのやり取りもスムーズになりますよ。

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この記事のレビュー(1
  • 会員ID:GcVrmo45
    会員ID:GcVrmo45
    2026/04/09

    わかりやすい説明のため、勉強になりました

    ぴろし@フリーランスエンジニア10年目

    投稿者

    2026/04/11

    ありがとうございます!!

    ぴろし@フリーランスエンジニア10年目

    投稿者