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  • 投稿日:2026/04/23
家づくりで後悔しないために|ハウスメーカー営業の流れと契約前の5ステップ(元営業・社長表彰経験あり)

家づくりで後悔しないために|ハウスメーカー営業の流れと契約前の5ステップ(元営業・社長表彰経験あり)

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りく@建築&不動産&SNS副業

りく@建築&不動産&SNS副業

この記事は約9分で読めます
要約
家づくりの流れと営業の意図を元営業の視点で解説。 情報収集〜契約までの各段階で起こるズレや注意点を整理し、「借りられる額」と「払える額」の違いや予算設定の重要性を解説。 感情ではなく数字で判断し、後悔しない住宅購入を実現するための実践的ノウハウをまとめた内容。

はじめに

家づくりは、多くの方にとって人生で最も大きな買い物の一つです。
一方で、住宅購入は専門的な知識が必要な場面も多く、情報格差が大きい分野でもあります。

「営業の説明が正しいのか判断できない」
「気づいたら想定より高い契約をしていた」

こうした声が少なくないのは、ハウスメーカー営業に一定の流れ考え方があることが大きく関係しています。

本記事では、ハウスメーカーや工務店で今後家づくりをする方に向けて、
元ハウスメーカー営業(社長表彰経験あり)の視点から、

・契約までの一般的な流れ
・各ステップにおける営業の意図
・後悔しないための判断ポイント

を、中立的に整理していきます。

決して営業=悪ではありません。
ただし、「契約を取る仕事」であることは事実です。

この前提を理解しておくだけでも、家づくりにおける判断の精度は大きく変わります。

①情報収集

この時点からすでに始まっている

家づくりを考え始めたとき、多くの方はまず情報収集を行います。

SNSやインターネット、本などで知識を得ながら、最終的には「実例」を見たくなる方がほとんどです。

その結果として、

・知人宅を訪問する
・住宅展示場に行く
・ハウスメーカーや工務店のイベントに参加する

といった行動につながります。

この中で、住宅展示場やイベントに足を運んだ瞬間、初めて営業と接点が生まれます。

ここで理解しておきたいのは、

👉 あなたにとっては「情報収集」でも、営業にとっては「初回接客」であるということです。

この時点で、家づくりはすでにスタートしています。


■営業側の視点

営業の目的は、信頼関係の構築です。
ただしその先には、明確に「契約」があります。

実際の現場では、契約ベースの収益構造や、
ノルマや歩合による評価制度により、

・契約数
・売上
・成約率

といった数字が評価に直結しています。
お客様への提案内容よりも契約に結びつくかどうかが重視される場面もあります。
よって、契約優先のマインドになりやすい構造があります。

そのため営業は、日々ロールプレイングを繰り返し、「どうすれば契約してもらえるか」を徹底的に訓練しています。
お客様とのお打ち合わせでは、売りやすい方向に誘導する回答をすることもあります。


■起きやすいズレ

ここで起きやすいのが、「提案=最適解」と思い込んでしまうことです。

例えば、

本来の希望とは異なる建物形状でも、敷地に合うように調整されたプランを「プロの提案」として提示されることがあります。

営業の説明には説得力があるため、気づかないうちに本来の理想から離れてしまうケースも少なくありません。

結果として、

👉 情報収集のつもりが、契約に向けた流れに乗ってしまう

という状況が起こります。

時には、営業の意見をそのまま聞き入れることはやめてみましょう。


■ここでの対策

可能であれば、

👉 実際に建てた知人の家を見ること

が最も有効です。

その際には、

良かった点だけでなく後悔した点

も必ず聞いてください。

②比較・検討

迷いが生まれる段階

情報収集を終えると、次に比較・検討に進みます。

ここで多くの方が感じるのは、

👉 「何が正解かわからない」状態です。


■よくある落とし穴

住宅展示場で見た内容は、基本的にハイスペック仕様です。
そのため理想が膨らみ、気づかないうちに予算オーバーに近づいていきます。

また、営業は全員が自社の商品に誇りを持っているため、どこに聞いても「うちが一番」と言われます。

さらに、

「メンテナンスフリー」という言葉が出ることがありますが、基本的に完全なメンテナンスフリーは存在しません。

時間が経てば、必ず劣化は発生します。


■営業が見ているポイント

比較・検討の段階で、営業が特に注目しているのが

👉 「この人はいくらまで使えるか」

です。

住宅ローンの仮審査は、その判断材料になります。

ここから、

・予算の引き上げ提案
・FP(無料相談)の紹介

といった流れにつながることが多くなります。


■FP・住宅ローンの実態

紹介されるFPの多くは、保険営業であるケースが多いです。

無料相談は魅力的に見えますが、ビジネスとして成立している以上、
必ず目的があります。
例えば、自然と保険の紹介や契約につながってしまうケースもあります。

また、住宅ローンについても、営業が紹介する金融機関が必ずしも最適とは限りません。


金融機関も住宅ローンを使ってもらうために、ハウスメーカーに営業に来るというように、
裏で関係性があるケースもあります。


■重要な考え方

ここで最も大事なのは、

👉 「借りられる額」と「払える額」は違う

ということです。

必ず、借りれる額ではなく、支払える額で計画してください。

目安としては、

・収入のの25%以内
・ボーナス払いは避ける(ボーナス払いは会社から約束されたものではないから)

この基準で考えることをおすすめします。
ボーナス払い前提の計画は絶対だめです。

最適な住宅ローンを選定するなら、
「モゲチェック」というサービスを活用してみてください。
ネット検索から飛べます。

また、住宅ローンの期間は最長でも定年まででローンが終わるようなプランで予算を立ててください。
退職後にローンが残っていると精神的にもきついです。

そして、補助金目当てのオプションやグレードアップはしないでください。
普通通りに計画をして、もらえたらラッキーな程度で大丈夫です。
補助金目当てになると、金額上昇の要因となります。

■土地について

土地選びも非常に重要です。

・災害リスク
・周辺環境
・日当たり
・夜の雰囲気

などは必ず現地で確認してください。

👉 土地は家以上に重要になることもあります。

また、建築条件付きの土地は建築する会社さんの予算も加味して検討してください。


③要望の整理

(予算を軸に考える)

ここから要望の整理に入りますが、まず理解しておくべきなのは

👉 賃貸と持ち家ではお金の構造が大きく変わるという点です。


■支出の違い

賃貸(家賃の支払額は手取りの28〜30%が望ましい)
・家賃
・共益費
・駐車場使用料
・その他賃貸契約においてのオプション(月額保証料や、24時間サポートなど)
・更新費用
・光熱費
・火災保険料
・人によっては、会社から家賃補助がある場合も

持ち家(ローンの額を収入の25%以内にする)
・住宅ローン
・光熱費(一般的には賃貸より高くなる)
・火災保険料(一般的には賃貸より高くなる)
・住宅ローン減税(これありきの計画はNG)
・固定資産税(土地+建物分)
・不動産取得税(一度きり)
・メンテナンス費(年間10万円〜30万円の積立が推奨されている)
・自治会費用

というふうに、支出や維持費は確実に増えます。

これらをすべて踏まえた上で予算を設定する必要があります。


■重要な前提

予算が確定してから要望を決めること

👉 予算が決まらないと身の丈にあった要望は決まりません

予算が明確になることで、

・どこまでこだわれるか
・どこを削るべきか

が見えてきます。

予算を超えると、長期的に大きな負担となり後悔につながります。
しっかり予算を把握し、根拠ある予算を持っておきましょう。


■比較検討すること

即決は厳禁で、2〜3社は検討してください。
比較不足は、相場が分からず買い物の失敗につながります。

■長期視点の重要性

住宅ローンは数十年単位です。想像以上に長いものです。

その間には、

・家族構成の変化
・ライフスタイルの変化
・教育費
・転職
・収入変化
・親の介護
・最悪な場合災害にあう

など様々な変化が起こります。

教育費のピークとローン返済が重なるリスクも考慮が必要です。
また、せっかくの家づくりだから少々いいだろうという予算オーバーは、後々後悔します。

そして、「一生に一度の家」と言われますが、実際には住み替えが発生するケースもあります。


■資産価値について

木造住宅は約22年で価値がゼロになると言われています。

そのため、

👉 お金をかけすぎることもリスクになります

バランスが大事です。

■要望整理のコツ

・優先順位を決める
・数字で判断する
・身の丈に合った選択をする

迷ったときに判断できる状態を作っておきましょう。

■ハウスメーカーの構造

大手ハウスメーカーは、

・広告費
・人件費

の影響で価格が高くなりやすいです。

また、実際の施工は下請け業者が行うことも多く、複数社で同じ職人が施工しているケースもあります。

👉 ブランドと中身は必ずしも一致しません

ブランドに大きいお金をかけて安心を取るのは、必ずしも正ではありません。

④提案・プラン確認

提案されたプランは、必ず冷静に確認してください。

ポイントは、

👉 「契約してもらうために作られておらず、自分たちのための提案か」

という視点です。


■よくあるケース

・コスト調整のための設計
・契約後の変更を前提にした内容
・オリジナル設備で価格を抑える

これらは一見メリットに見えますが、契約後に金額が上がる要因になることがあります。

契約前は安く見せ、契約後に変更で金額が上がるのはよくある話です。
提案された内容へ腑に落ちていないと、契約後に金額が上がる要因にもつながります。


⑤契約前の確認

(最も重要)

契約前は、営業にとってクロージングの段階です。

値引きやキャンペーンについても、最初から上乗せされていて値引きしたように見えるケースもあります。

■よくある言葉

「今だけ」「あなただけ」

これらは基本的に営業トークです。
「いつでも」「だれにでも」できます。


■必ず確認すること

・総額
・月々の支払い
・見積内容(要望がしっかり反映されているか)
 ←要望が入っていない場合、契約後に金額上昇の要因になります。
・別途費用の有無

👉 別途が多い場合は注意が必要です
※別途費用がある場合は、総額に上乗せをして考えなければなりません。


■契約時の注意点

・契約書は必ず持ち帰る(すぐ印鑑をその場で押さないこと)
・冷静な状態で再確認
・疑問はすべて解消する


■最終判断

👉 感情ではなく、数字で判断する

これが最も重要です。

感情だけでの契約は後から大きなダメージへと変わります。


さいごに

良い営業とは、

👉 本質を隠さず説明し、価値観に寄り添える人です。

表彰されている営業が必ずしも良いとは限らず、「契約が上手い」という側面もあります。

※すべての営業に当てはまるわけではありません


■最後に伝えたいこと

・流れを知れば流されない
欲しいと払えるは別
知識は防御になる


■他にも知りたい方へのおすすめ書籍

「新版 住宅展示場では教えてくれない本当のこと。」


家づくりにおいて最も重要なのは、判断軸を持つことです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
家づくりは大きな意思決定ですが、流れを知ることで冷静に判断できるようになります。
本記事が、納得のいく家づくりの判断につながれば幸いです。

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