- 投稿日:2026/04/29
こんにちは、ほりけんです☕
👇️こんな人
・薬剤師で10年薬局長
・Youtubeで情報発信
・医療者向けに腸活セミナー
ドラッグストアの整腸剤コーナーって、棚にずらーっと10種類以上並んでて、こんなふうに固まったことありませんか?
👩「種類多すぎ…結局どれを選べばいいの…?」
👨「整腸剤なんて、どれも似たようなもんでしょ…?」
実はこれ、成分を見比べてみると ちゃんと違いがあって、選ぶときのちょっとしたコツがあるんです。
とはいえ、全部の整腸剤を一度に解説しても頭が爆発しちゃいますよね💦
なので今回は、私が薬剤師として日々の相談で "ダントツで質問が多い" 2つ
🟧 新ビオフェルミンS
🟦 ビオスリー

この2つの比較を題材に、「整腸剤を選ぶときの3つのポイント」をお伝えしていきます。
この "選び方の型" を覚えてもらえると、他の整腸剤を選ぶときも自分で見比べやすくなる はずです🌿
🙋 こんな方に読んでほしい
✅️整腸剤を買いたいけど、種類が多すぎて選べない
✅️便秘・お腹の張り・なんとなく続く不調を、薬じゃない方法でケアしたい
✅️「ビオフェルミン」と「ビオスリー」、結局どっちがいいの?が気になる
✅️腸活に興味はあるけど、何から始めたらいいか分からない
結論:私(薬剤師)が選ぶならビオスリーです
先に結論からお伝えしちゃいますね。
私自身が選ぶなら、ビオスリーの方を選びます。
というか、私も毎日 "ビオスリー配合錠" を飲んでます💊(自分でも納得して使ってるからこそ、こうしてご紹介できてます)
ただこれは "正解" というよりは、3つの判断基準で見比べた結果こうなった というだけのお話です。
そしてこの3つの基準は、他の整腸剤を選ぶときにもそのまま使える ので、ぜひ覚えていってください👇
1️⃣ 酪酸菌が入っている
2️⃣ 酪酸菌の働きを高める配合がある(例:糖化菌)
3️⃣ 配合された善玉菌が腸全体をカバーしてくれる
ひとつずつ、やさしく解説していきますね。
⚠️ ご注意:これは私自身が調べたり、現場で見てきたうえでの "個人的な" おすすめです。効果には個人差があり、効果を保証するものではありません。お薬を服用中の方や持病のある方は、かかりつけの医師・薬剤師さんにご相談くださいね。
① 酪酸菌が入っている — 大腸のエネルギー源
最初のポイントは「酪酸菌(らくさんきん)」が入っているかどうかです。
酪酸菌って何がそんなにスゴいの?
善玉菌っていろんな種類がありますが、その中でも酪酸菌は別格なんです。
酪酸菌が作ってくれる 酪酸 は、なんと大腸のエネルギーの約80%を補ってくれる ことが分かっています。
🍙 たとえるなら、大腸の "主食" みたいなもの。酪酸が足りないと、大腸がエネルギー不足でガス欠状態に…💦
そして大腸は、便を作るだけじゃなくて 免疫の最前線基地。
ここがエネルギー不足になると、便秘 → 悪玉菌が増える → 体調不良…という悪循環につながりやすいんです。
酪酸を作れるのは「酪酸菌」だけ
ここが面白いポイント。
・乳酸菌 → 乳酸 を作る
・ビフィズス菌 → 酢酸 を作る
・酪酸菌 → 酪酸 を作る ← この菌しか作れない!
⚾ 野球で例えるなら、酪酸菌はエースピッチャー。他の選手も大事だけど、エースがいないと試合が締まらないイメージです。
じゃあ実際の成分は?
この時点で、ビオスリーには酪酸菌という頼もしい菌がいるということになります🌱
(もちろんビオフェルミンSも素晴らしい整腸剤なので、これは "違いの一つ" として見てくださいね)
② 酪酸菌の働きを高める配合がある(例:糖化菌)
2つ目のポイント。
酪酸菌の働きを高めないと、いくら酪酸菌を摂っても働けません!
私が腸活で欠かせないと思うのが糖化菌。これがビオスリーの "隠れた主役" です。
糖化菌は「他の善玉菌を増やす」のが得意
糖化菌自体は、短鎖脂肪酸をたくさん作るタイプではないんですが、他の善玉菌を爆増させる働きがあるんです。
💡食物繊維を糖化させることで、他の善玉菌が食物繊維を利用できるようになります!
具体的にどのくらいすごいかというと…
・糖化菌がいると、乳酸菌が本来の10倍のスピードで増える
・乳酸菌が増えると、間接的にビフィズス菌も10倍速で増える
・そのおかげで酪酸菌まで増えやすくなる
📣 例えるなら、日本一の応援団。プレーは選手(他の善玉菌)がするけど、応援団(糖化菌)の声援があるとチーム全体のパフォーマンスが10倍に跳ね上がる…そんなイメージです。
ビオスリーには糖化菌、ビオフェルミンSには…
ビオフェルミンSには、糖化菌は配合されていません。
ビオフェルミンSも乳酸菌・ビフィズス菌を直接補給できるとても優秀な整腸剤ですが、「他の善玉菌を増やしてくれる役割」という観点で見ると、ビオスリーの方に分があるかなと感じます。
💡整腸剤を選ぶときは、「糖化菌が入っているかどうか」もチェックしてみてください。配合されていない整腸剤も多いので、ちょっとした選び方のヒントになります☺️
③ 3種類の善玉菌が「腸全体」をカバー
3つ目が、1番大事なポイントです。
善玉菌は、住みたい場所がそれぞれ違う
ひとくちに「善玉菌」と言っても、好きな住処(=腸の中の場所)はバラバラ なんです。
これは何で決まるかというと…酸素👇
つまり、腸って入口から出口までめっちゃ長い ので、1種類の菌だけだと腸の一部しかカバーできない んです。
川の例えがしっくりきます
腸は川と同じで、上流(小腸)→ 下流(大腸)が1本でつながっています。
上流が汚いと、下流もどうしても汚れてしまう。だから 腸全体をきれいにできる整腸剤 を選びたい。
ビオスリーは "全エリア対応" の布陣
ビオスリーは、糖化菌・乳酸菌・酪酸菌 の3種類で、
・糖化菌 → 小腸の入り口 をカバー
・乳酸菌 → 小腸〜大腸の中間 をカバー
・酪酸菌 → 大腸の奥 までカバー
出典:ビオスリーHP
…という形で、腸の入口から出口まで全範囲を担当 してくれるんです😆
一方ビオフェルミンSは…
ビオフェルミンSは、乳酸菌2種類 + ビフィズス菌1種類 の配合です。
🎁 例えるなら、お祝いで 野球のグローブを2個もらった状態。もちろん性質は微妙に違うんですが、できればグローブ・バット・サッカーボールと、いろんな種類 をもらった方が遊びの幅が広がりますよね。
腸内も同じで、できるだけバラエティ豊かな善玉菌 を入れてあげた方が、腸全体の環境が整いやすい…という感覚です🌱
(繰り返しですが、ビオフェルミンS自体はとても優れた整腸剤です。あくまで "比べてみると" の話として読んでくださいね)
🔑 まとめ:整腸剤を選ぶときのチェックリスト
ここまでをまとめると、整腸剤選びの3つのチェックリストはこうなります👇
✅️酪酸菌は入ってる?(大腸のエネルギー源を直接補給)
✅️酪酸菌の働きを高める配合は?(糖化菌など、応援団の役割をする菌)
✅️配合された善玉菌が腸全体をカバーしてる?(小腸〜大腸まで)
この3つを満たすのが、私のおすすめする ビオスリー です。
逆に、ビオフェルミンSが合う方ももちろんいます(後述)。
⚠️ 大事な注意:合う・合わないは個人差があります
ここ、すごく大事です。
私がサポートしている方の中には、
・ビオスリーを試したら ちょっと気持ち悪くなった
・ビオフェルミンSに変えたら すごく体調が良くなった
という方も実際にいらっしゃいます。
整腸剤は 2週間 ほど試してみて、調子が良ければそのまま継続、合わなければ別のものに切り替える、という進め方がおすすめ☺️
💡 つまり、「自分の腸に合うかどうか」が最終的なゴール。今回紹介した3つのポイントは、最初の1本を選ぶときの判断材料 として使ってください。
🌾 おまけ:整腸剤の効果を最大化する2つの食材
最後に超大事な話を1つだけ。
整腸剤だけ飲んでも、効果は半分しか出ません。
なぜかというと、善玉菌にもエサが必要だから。
そのエサになるのが、水溶性食物繊維とオリゴ糖です。
善玉菌のエサが多い食材🍽
・水溶性食物繊維 … 海藻、もち麦、オートミール、こんにゃくなど
・オリゴ糖 … はちみつ、きな粉、玉ねぎ、バナナなど
毎日摂るのが難しい時は食物繊維サプリもおすすめです。
食物繊維サプリについてはまた記事にしたいと思います!
整腸剤 + これらの食材 をセットで取ると、善玉菌が爆速で増えてくれます。
さらに 短鎖脂肪酸(先ほど説明した、酪酸を含む体に超いい成分)の材料にもなるので、まさに 一石二鳥 です🌟
今回のまとめ
✅️ 整腸剤を選ぶときの3つのポイントは「酪酸菌・糖化菌・菌の種類のバラエティ」
✅️ 上記を満たすのは ビオスリー(薬剤師の私的おすすめ)
✅️ ただし合う・合わないは個人差があるので 2週間試して様子を見る
✅️ 整腸剤には 水溶性食物繊維 + オリゴ糖 を必ずセットで
📚 シリーズ予告
これからこのノウハウ図書館では、「ほりけんの腸活ノート」として、こんなテーマも順番に書いていく予定です👇
・第2回(予定): 短鎖脂肪酸って結局なに?腸と全身をつなぐ"健康の鍵"
・第3回(予定): 水溶性食物繊維 vs 不溶性食物繊維、混乱しがちな違いを整理
・第4回(予定): 「悪玉菌を増やす食べ物・善玉菌を増やす食べ物」一覧
「次これ知りたい!」というリクエストがあればコメント欄で教えてください☕
最後まで読んでいただきありがとうございました!
この記事が、あなたの「最初の1本選び」のヒントになれば嬉しいです✨️