- 投稿日:2024/02/18
- 更新日:2025/11/11
確定申告の手順をスムーズに進めるためには、確定申告マニュアルの作成が不可欠です。OneNoteのチェックリストを活用することで、作業の管理が容易にしましょう。freeeを利用することで、簡単かつ効率的に確定申告を行うことができます。
以下では、確定申告マニュアルの作り方と重要なポイントについて詳しく解説します。
確定申告を楽にする装備品
以下のツールが揃っているのが望ましいです。
✅確定申告の手順を記録するノートアプリ
✅クラウド経理サービス、もしくはソフト(freeeもしくはMoney Forward)
✅確定申告に使った書類を保管するフォルダ(アナログ・デジタル)
✅マイナンバーカードとスマホ(※e-taxで提出する場合)
記帳~確定申告までの作業プロセス
1. マニュアル用のノートアプリを準備する
2. 会計ソフトを準備する
3. レシート、控除に使える書類を揃える
4. 記帳ルールを決める
5. 日々の記帳をする
6. 申告書を作成する
7. 提出する
8. 書類を保管する
※作業を行いながらマニュアルを仕上げて行くイメージです。
なお、記帳ルールについては前回の記事に詳しく書いているのでご参照ください。
必要な準備
マニュアルを作成する前に以下を準備しましょう。
マニュアル用のノートアプリを準備する
確定申告に関する作業や手順を整理するために、ノートアプリを利用します。ここでは作業を細かい項目に分割し、チェックリストを簡単に使えるOneNoteを推奨します。
私も実際に使っているのですが、以下の理由でお勧めです。
・パソコン(※MAC可)、スマホどちらでも見られる。編集も簡単。
・複数のマニュアルから必要なものをキーワードで検索できる。
・チェックリスト機能を使うことで長時間の作業も効率的に行える。
※具体的な使用法についてはOneNoteの使い方をお読みください。
会計ソフトを準備する
確定申告を簡単に行うためには、クラウド経理サービスや会計ソフトを活用します。ここでは必要なデータを自動的に整理・登録し、申告書の作成をサポートしてくれるfreeeをお勧めします。
確定申告マニュアルの作り方
準備が出来ましたら、実際に以下の作業を行いながら、同時にマニュアルに追記していきましょう。
OneNoteの場合、スマホからチェックリストを作成します。このチェックリストはチェックした項目をまとめて空白に出来るので便利です。
作業を途中で止めた場合の管理の見える化を行います。
控除に使える書類を揃える
確定申告を行う前に、以下の書類を事前に集めておきましょう。
・給与の源泉徴収票
・株、FX、仮想通貨の年間損益計算書
・保険料や医療控除の分かる書類。(保険料は保険会社から来ます。医療費はレシートをExcel等で計算するか、マイナンバーカードでの自動取込みとなります)
※レシート類は日々の12月末までの記帳が終わっていればここでは不要です。
※人によって使える控除内容が異なるため、自分が申告すべき書類を確認して準備しましょう。
※毎月のサブスクや水道光熱費、通信費のレシート、クレカ明細、銀行明細が揃っているかを確認するプロセスと、入手方法についても記載しておくと便利です。
申告書を作成する
経理ツールによって確定申告の作業内容が異なります。実際に作業を行い、マニュアルに入力していきましょう。
freeeの場合は確定申告専用メニューがあるので直感的に進めることが出来ます。設問に応じて〇X形式で選択します。〇の場合は入力の見本が表示されますので、それを参考に数字を入力しておきましょう。
※慣れない内は一度にやると大変なので、保存しながら落ち着いてやり遂げましょう。
e-taxで提出する
freeeを使用した場合、必要項目を全て入力し、エラーがなければ申告書類の見本を画面に表示することが出来ます。
この時点で納めるべき税金、又は還付金の金額が出てきます。メニューを進めると申告方法の選択が出来る画面になりますのでetaxで提出を選びましょう。(※提出にはマイナンバーカードとスマホが必要です)
※ここで申告書のPDFファイルダウンロードが出来ますがまだ不要です。提出後に提出日時が付いたものだけ保存しましょう。
※etaxだと税務署に行く必要がないので大幅時短となります。QRコードを読み取るなど独特の作業が続きます。こちらの手順もマニュアルに記載しましょう。
書類を保管する
申告が無事終わってもまだ作業は終わりではありません。
提出した書類やその他の関連書類を保管しましょう。アナログとデジタルの二種類の管理が必要なので、それぞれマニュアルに追加しましょう。
※確定申告の控えはPDFで保存するとかさばりません。
マニュアル作成後のメンテナンス
確定申告のマニュアルは一度作って終わりではありません。
二回目以降も以下の通りブラッシュアップしていきましょう。
内容のメンテナンス
残念ながらfreeeを含むクラウドサービスは毎年改修が行われます。そのため、昨年と違うメニュー項目になっている場合があります。
マニュアルの内容を細かくし過ぎると、修正が煩雑になります。作業の本質となる部分に留めて、修正が楽になるように工夫しましょう。
作業時間の記入
これは次回の確定申告時にお勧めです。二回目はマニュアルを作る手間が大幅に減りますので、余力があれば作業時間を測っておきましょう。三回目以降スケジュールを立てるのが楽になるはずです。
OneNoteの活用
OneNoteのチェックリストでは、チェック済みの作業項目をまとめて外すことができます。マニュアルの最後に「チェックリストを全て外す」と言う項目を追加しておきましょう。毎年繰り返して使えます。
まとめ
確定申告マニュアルの作成は、作業の効率化や作業手順の明確化に大きく貢献します。OneNoteのチェックリストやfreeeなどのツールを活用しながら、効果的なマニュアルを作成し、確定申告作業をスムーズに進めましょう。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
確定申告は大変なので、この記事が少しでも読んでいただいた方の作業を楽にするきっかけになれば大変嬉しいです。
もっと詳しい内容が知りたいと言う方がいらっしゃいましたら、レビューに残して頂けるとありがたいです。
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