- 投稿日:2024/03/07
- 更新日:2025/10/08

自治体、企業があなたの奨学金を肩代わりしてくれます
若者の地方定着や都市部からのUIJターンを促進するために、こんな制度があるのご存じですか?
貸与された奨学金の返還を自治体などが支援する制度「奨学金の返還を肩代わりして、地方の未来を担う若者を応援する」 制度(奨学金返還支援制度)を活用しよう
企業や自治体が
「うちに住んでくれたら」
「うちで働いでくれたら」
「奨学金の一部をうちが払うよ」
という制度です。
自分の自治体にある制度をチェックしてみよう
日本全国で実施されているので、今住んでいる自治体にも制度があるかもしれません。
以下のリンクから調べてみましょう。
地方都市だけでなく、東京・大阪にも沢山制度がありました。
地方公共団体では、団体ごとに定められた一定の要件(域内に一定期間居住、特定の業種に一定期間就業など)を満たす方の奨学金の返還を支援する取組を行っています。
奨学金返還支援に取り組む地方公共団体 ▼都道府県をクリックすると、各都道府県及び市区町村の取組一覧表(Excelファイル)が開きます
https://www.chisou.go.jp/sousei/about/shougakukin/index.html
保育士、看護師、医師、介護士、教師等の専門職の方は、要件になっていることが特に多いのでチェックしてみてください。
足立区に住んでいる人はチェックしてみて
東京都の一覧を見ていて気になった足立区に例をご紹介します。
条件は、足立区に2年以上住民税を払っている人は、奨学金の借入総額の半額(上限100万円)を助成してもらえます。
区では、将来有望な人材を育成するために、対象の奨学金の貸付を受けているまたは受ける予定の方に対して、学校を正規の修業年数で卒業後、10年以内に区に住民税を2年度分以上納付したあと、奨学金の借入総額の半額(上限100万円)を助成します。
<足立区公式HPより>
https://www.city.adachi.tokyo.jp/gakumu/k-kyoiku/shochu/h30shogakukinhensai.html
令和5年度の募集は以下の通りでした。(締め切り済み)
高校分…10名
大学分…70名
※書類審査あり
今、足立区民で奨学金が残っている方は、是非調べてください。
他の自治体と比べても、非常に良い条件なので、もし何か間違っていたらごめんなさい。
足立区の方、もしお気づきの点があったらご指摘ください・・・。
「返還支援制度」がある会社の調べ方
次は、「返還支援制度」がある企業について紹介します。
日本学生支援機構のHPを見ると「返還支援制度」がある会社の一覧が載っています。
この一覧にある会社に就職して一定の条件を満たすと、日本学生支援機構から借りている奨学金返還の支援を会社がしてくれます。
各企業の返還支援制度
※代理返還を実施している(予定含む)企業のうち、ホームページへの掲載依頼のあった企業について掲載しています。
<日本学生支援機構公式HPより>
ほかにも「返還支援制度 ○○」で○○に業界や地域を入れて検索すると企業サイトなどが出てきます。
ただ、優先順位としては、やりたい仕事や行きたい会社就職してほしいなと思います。
そのうえで、行ってもいいなと思える会社に「返還支援制度」があるなら、活用してもらえたらいいなと思います。
最後に・・・
調べてみたけど、自分は当てはまらなかった・・・という方のほうが多いのではないかなと思います。
ただ、こういう制度は自分から申し込まないと対象にならないので、将来の負担を減らす選択肢として、ちょっと覚えておいてもらえたらなと思います。
それともう一つ、リベ大では奨学金をあまり推奨していません(借金の一種なので)。
ですが、もう既に借りてしまった人は、もう返すしかないので、使える制度はどんどん使っていきましょう!
この情報が誰かの役に立てば嬉しいです。
<教育費・奨学金について以下の情報もお役に立てば幸いです>
【大学生必見!】もしかして奨学金をもらい損ねてる?!自分の大学の奨学金制度を知ってますか?