- 投稿日:2024/05/15
- 更新日:2025/11/11
【この記事が役に立つ人】
この記事は、Amazon FBAを利用したばかりの方や2024年5月に始まった低在庫手数料を不安に感じている方向けの記事です。特に低在庫手数料を避けるための手段を知りたい方にお勧めです。
【この記事から学べること】
この記事を読むことで、以下の内容を学ぶことができます。
・Amazon FBAの低在庫手数料の具体的な仕組みとその影響
・手数料の確認の仕方
・低在庫手数料を回避するための対策
・季節商品など例外的な状況への対応方法
1. Amazonが始めた低在庫手数料とは
1.1 AmazonのFBAサービスと手数料
AmazonのFBA在庫は在庫管理から販売までをAmazonが一括で管理してくれる大変ありがたいサービスです。しかしここ数年で様々な手数料が発生しているのはご存知の通りです。一般的に掛かっている手数料は以下の通りです。
・保管手数料
・販売手数料
・配送手数料
・長期保管手数料
他にもあるのですが、2024年5月から試験的に導入されたのが今回の低在庫手数料になります。
1.2 低在庫手数料とは
今回導入される低在庫手数料とはどう言ったものでしょうか。Amazon倉庫は販売代行も行っているため、かなり前から需要予測と適切な在庫数量の提案を行っていました。今回これらの数字を元に、Amazonが必要と考える数量に対し、FBAに保管している在庫が足りない場合は手数料を取るよ、と言ったものとなります。
1.3 どんな時に発生するのか
低在庫で発生する今回の手数料、具体的にどんな時に発生するのでしょう。ここからは5月14日にテクニカルサポートに電話で聞いた内容をベースに書かせてもらいます。
低在庫手数料が発生するかを確認する指標は主に「在庫管理日数」です。これは簡単に言うとFBAに保管している在庫がなくなるまでに何日持つかと言った指標となります。
具体的な計算方法は割愛しますが、使われる数字は一定期間に売れた個数とFBAに収めている在庫数から算出されるものとなります。
この日数が14日以下、つまり14日しか持たない在庫量だと手数料が発生するルールとなります。
1.4 手数料の発生するタイミングと金額
どのタイミングでいくら発生するか分からない手数料と言うことで、不安に思いAmazonでの販売を辞めようかと考える人も多いと聞いています。
しかし手数料の内容と対応方法を考えるとそれほど気にしないで済む可能性が大です。
手数料の発生頻度ですが、いわゆる長期保管在庫のように毎月発生するものではありません。低在庫手数料が発生するのは該当商品が売れたタイミングとなります。つまり仮に低在庫商品で手数料が発生することになったとしても、実際に商品が売れるまではこの手数料は発生しないのです。
なので売れるまでに不足在庫を納入出来れば、この手数料は発生しないことになります(テクサポ確認済み)。
一方で手数料の金額ですが、最大でも一個あたり30円です(2024年5月14日現在)。これは重量や日数などで変わりますが、ほとんどが10円以下で収まると思われます。(※後述)
なので売上利益を圧迫するほどのものではないと考えます。
2. 手数料の確認方法
以下実際に手数料が発生する可能性のある商品の確認方法と金額の確認方法についてです。
※画像だと文字が小さいため、実際にセラーセントラルを操作しながら読むことをお勧めします。
2.1 セラーセントラルでの操作方法

①ブラウザ版のAmazonのセラーセントラルの左メニューから「在庫」をクリック、更に「FBA在庫」をクリックし、FBA在庫管理画面を開きます。

②FBA在庫管理画面上の項目の中の「在庫管理日数」に数字の入った商品を確認します。
※数字の入ってない商品は対象外なので確認する必要はありません。
③数字の上にマウスを合わせると詳細が出てきます。ここで見るのは「短期」と「長期」両方の数字です。どちらかが14より上なら手数料は発生しません。画面下も「手数料なし」となっていれば安心です。
※テクサポに確認したところ、「短期」「長期」共に14以下なら手数料が発生するようです。
※画面の例(③-2)では54, 96と共に14日をクリアしているため、「低在庫レベル手数料が適用されます」がなしとなっています(③-3)
2.2 手数料金額の確認方法
こちらはセラーセントラルの「低在庫手数料」のリストから確認することが出来ます。

①ホーム画面に戻り、画面上の検索窓に「低在庫レベル」と入力して検索。
②表示された中の「低在庫レベル手数料」をクリック。
③こちらのリストに、「過去の在庫日数」と重量毎の手数料が表示されています。
短期・長期ともに14日以下で手数料が発生する仕組みです。具体的には、過去の在庫日数が0~7日だと手数料が高く、8~14日だと安いという設定になっています。(※文字が小さいので実際の画面を見ることをお勧めします)
3. 手数料を回避する在庫管理の方法
3.1 手数料を回避する現実的な方法
前述の通り、出荷までに必要在庫を補充さえすれば手数料はかかりません。基本的には定期的に在庫をチェックし、出荷予定日に合わせて補充することで手数料を回避できます。
3.2 どうしても手数料を払いたくない場合は、、
そんなに回転率の良い商品でない場合は補充するまでに出荷されず、手数料が発生しない場合があります。しかし回転率の良い商品だと補充までに結構な数が売れてしまうケースも考えられます。
この場合、セラーセントラルからその商品だけ出荷されないように設定するだけでこうした事態を回避することは可能です。
売上は落ちてしまいますので、どちらが得かをよく計算した上で使うのが良いでしょう。
3.3 外部の在庫管理ツールを使う必要はある?
在庫管理を効率化するためのツールやサービスを使うことも可能です。しかし基本的には手数料が発生する場合は登録しているメールに事前に警告のメールが来るので(結構心臓には悪いですが、、💦)、基本的にはセラセンだけで十分だと考えます。
もし既に在庫管理のツールなどを使っている人はそちらからもチェック方法を考えてみるのも良いかもしれません。
どちらにせよ、在庫状況をリアルタイムで把握し、適切なタイミングで補充することが大事と言うことになります。
4. 季節商品やイベント商品の場合
季節ごとに需要が変動する商品の管理方法について説明します。基本的にAmazonの売れ数はその時期に応じてある程度柔軟に変わるもののため、季節商品の場合もある程度合わせられた数字になるようです。
とは言え、季節が終わった時の不良在庫のリスクを回避したいと考える人も多いと思います。その場合はテクニカルサポートに電話し、具体的な補充数を確認することをお勧めします。
5. 最後に
以上、Amazon FBAの新手数料である低在庫管理手数料とその回避方法について説明させて頂きました。
私自身、この手数料が入った時はいよいよ商売難しいかなーと思った一人でしたが、実際にAmazonに電話することでかなり不安を回避することが出来ました。
今回の記事には可能な限りその時に聞いた内容を書かせて頂きましたので、同じ不安を持っている人の助けになれば幸いです。
この記事を通じて、あなたがAmazon FBAの低在庫手数料についての理解を深め、安心して在庫管理を行えるようになることを願っています。効率的な在庫管理を実現し、ビジネスの成功に役立ててください。
感想やご質問、もっと知りたい内容についてのリクエスト等をレビューに残して頂けると大変ありがたいです。皆様から頂いているブックマークや「いいね」も記事を書く大きなモチベアップになっています。
今後も魂を込めた記事を作成していきますので宜しくお願い致します。
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