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- 投稿日:2024/07/10
- 更新日:2024/07/10

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要約
ChatGPTは株式チャートを直接参照できず、ランダムなデータを生成します。制約を理解し、データの検証や補完的なデータソースの利用を行うことで、より効果的にChatGPTを活用できます。
はじめに
ChatGPT 4oにはインターネットを調査して、情報源(ソース)となるドキュメントを発見する能力があります。しかし株式チャートを直接参照することはできない、という制約があります。
ChatGPTに実際の株式チャートを取得するよう頼んだところ、ランダムな値を作り出して回答するという例を確認しましので、ノウハウ図書館に寄稿します。
2024年7月10日時点の情報に基づいて執筆しています。
追記:Googleスプレッドシートと連携して、S&P500指数過去データを読み込ませる方法について解説しました
制約が露わになったやり取り
ChatGPTに2000年以降の月ごとの終値ベースのグラフを作ってもらいたいと考え、以下のように指示しました。
2000年以降から2015年の各月最終日のS&P500指数の終値を調べよ。そしてグラフにプロットして
結果は以下。
なんとなく良さそうに見えるのですが、2000年4月のITバブル崩壊からの約13年間はS&P500指数が低迷した時期なのです。が、なんか、戻り、早くないですか?

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