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- 投稿日:2024/08/31

22.製造間接費の予算
製造間接費の予算(または予算額)は、
通常、以下の2つの意味が使い分けられている。
①事前に見積もった発生予定額(狭義の予算)
②原価管理などのために実際発生額と比較する
対象としての予算額
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このうち①が予定配賦率(または正常配賦率)
の算定に用いられる。
また、②は予算許容額とも称され、
一般に以下のような種類が存在される。
🔶変動予算
💠公式法変動予算
① ≒ ②
💠実査法(多桁式)変動予算(※)
🔶固定予算
① = ②
※実査法(多桁式)変動予算は、
日商簿記1級対策として学習する。
🟦公式法変動予算
公式法変動予算とは、原価管理などのために
実際発生額と比較する対象としての予算額
(予算許容額)について、
変動費と固定費の性質を踏まえ、操業水準に
応じて算出する方法(または、そのような方法を
採用している場合の予算許容額)のことをいう。
公式法変動予算を採用している場合、
製造間接費配賦差異は、以下のような
シュラッター図(縦軸を金額、横軸を操業度
としたグラフ上で行う各種計算を示した図)を
用いて予算差異と操業度差異に細分化
することができる。

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