- 投稿日:2024/08/27
- 更新日:2025/09/30

1. はじめに
最近、ウェルビーイング(幸福度)を高める手法としてマインドフルネスや瞑想が注目を集めています。
いろいろな瞑想法があるなかで、日本人に馴染み深いのが「坐禅」です。
「坐禅を試してみたい」
「坐禅に興味はあるけれど、やり方がわからない」
という方も多いでしょう。
この記事では、初心者の坐禅会へ参加する方法について解説します。
※この記事は特定の宗教への入信を勧めるものではありませんので、ご承知おきください。
【結論】
気になるなら、1度、坐禅会にいってみよう!
2. 坐禅会とは
坐禅会は、初心者から経験者まで幅広く参加できる坐禅の体験会です。
多くの禅宗のお寺で開催されており、住職である僧侶(和尚様)が指導をしてくれます。
初心者向けに丁寧な指導が行われている場所が多く、初めての方でも安心です。
参加者は、心を落ち着かせ、日常のストレスや悩みから解放される貴重な時間を過ごすことができます。
2-1. 坐禅会の調べ方
坐禅会は主に禅宗(臨済宗、曹洞宗、黄檗宗)のお寺などで開催されています。
最近では、どの宗派もネットで情報を発信しているため、参加情報が簡単に手に入ります。
<手順>
調べる ⇨ 連絡する ⇨ 参加する
※お寺の住職は時代の先端を走っている方々ばかりではないので、メールの返信が遅い場合があります。そんな時は手間を惜しまず電話しましょう。
<臨済宗>
メニュー「坐禅⇨坐禅会情報」
臨済宗の坐禅会を開催しているお寺が調べられる。
青年僧によるオンラインでの坐禅会
<曹洞宗>
メニュー「お寺を探す⇨坐禅のできる寺院」
曹洞宗の坐禅会を開催しているお寺が調べられる。
<検索の場合> ※個別確認が必須
Google検索 もしくは Google Mapで「坐禅のできるお寺」
グーグルで位置情報がオンであればお近く坐禅ができるお寺の候補が出てきます。
必ず開催されているわけではないので個別の確認が必須です。
あたりをつけるくらいに思っておきましょう。
2-2. 坐禅会のメリット・デメリット
私の考えるメリットとデメリット
<メリットについて>
私が感じている最大のメリットは正しい坐禅(瞑想)が維持できることです。
和尚様は専門道場で何年も厳しい修行を積んできた方々です。
彼らから指導やアドバイスを受けることで、自己流に陥らない坐禅を続けられます。
たとえ一度だけの参加でも、方向性を誤らずに進めるようになります。
また、定期的な指導を受けることで、疑問の解決や方向性の修正が可能になります。
<デメリットについて>
人と人との関係ですから、相性が合わない場合があります。
その場合は、無理せずに別の場所を探しましょう。
坐禅を続けたいという気持ち(願心)が本物であれば、必ず自分に合った場所が見つかります。
見つかるまで、諦めずに探しましょう。
2-3. 「イス坐禅」 足が悪くても坐禅はできる!
坐禅は結跏趺坐や半跏趺坐といった特殊な足の組み方をしますが、足が組めない人もいます。
足が組めない方にはイス坐禅がオススメです。
曹洞宗でも臨済宗でもイス坐禅の普及が進んでいます。
足が悪い方は、事前にイス坐禅が可能かどうか確認してみましょう。
2-4. 「法話」 気づきの宝庫
坐禅会のもう一つの楽しみは法話です。
法話とは、和尚様による有難いお話のことです。
(有難い=有ることが難しい=貴重)
禅語以外にも日本語には禅由来の言葉が多くあります。そのルーツや深い意味について学ぶことができます。
(例:日々是好日、知足、一期一会、挨拶、我慢、主人公、写真、etc)
法話は、新たな「気づきの宝庫」です。
2-5. 坐禅会の流れ
坐禅会の流れの一例をご紹介します。
※坐禅会によって流れは異なる場合があります。
(全体として2時間前後)
3. お家で坐禅を継続するため
坐禅会で坐禅のやり方を覚えたら、家でも実践しましょう😄
※座布団は坐禅が組める大きめサイズ
※敷布団(マット)と枕で代用することもできます。
4. さいごに
マインドフルネス瞑想を提唱したマサチューセッツ大学のジョン・カバット・ジン教授は、曹洞禅をベースにマインドフルネス瞑想を立ち上げました。
上記の意味では坐禅はマインドフルネス瞑想の源流にあたるものになります。
日本には禅宗のお寺が多くあり、比較的簡単に坐禅会に参加できます。
海外の人たちに比べて非常に恵まれた環境です。
マインドフルネス瞑想に興味がある方は、ぜひその源流である坐禅会に勇気を出して参加してみてください。
きっと新たな視点で世界が見えるようになりますよ。
【結論】
気になるなら、1度、坐禅会にいってみよう!
この記事が参考になれば幸いです🙏