- 投稿日:2024/09/22
- 更新日:2025/10/09
はじめに
みなさん、こんな経験はありませんか?
「給料が上がったから、ちょっと贅沢をしよう」と思ったら、いつの間にか支出が増えてしまったり、「今月は少し余裕があるから、欲しかったものを買おう」と決めたら、結局お金が足りなくなったり💦
実は、これよくある現象なんです。
この現象を説明するのが「パーキンソンの法則」です!
「パーキンソンの法則」って何?
パーキンソンの法則は、主に2つの法則から成り立っています。
第1の法則:時間の使い方
▶仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2の法則:お金の使い方
▶支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
今回は第2の法則についてご紹介していきます!
*第1の法則はこちらの記事で紹介しています。
この法則は、1955年にイギリスの官僚であるシリル・ノースコート・パーキンソンが提唱しました。彼は、官僚制度の効率の悪さを分析する中で、時間が与えられると人間はその時間をフルに使う傾向があると指摘しました。
パーキンソンの法則【第2の法則】
「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」というものです。
この法則は、私たちの日常生活やビジネスにおける金銭管理に大きな影響を与えています。
第2の法則の意味
この法則が示すのは、収入が増えると、それに比例して支出も増加する傾向があるということです。
つまり、給料が上がっても、結果的に貯金が増えない状況を説明しています。
この現象は、自己管理や資産形成において重要なポイントです!
具体例
個人の場合:
・昇給した結果、より高級なレストランで食事をするようになる。
・収入が増えたため、より広い家に引っ越す。
・高額な趣味や娯楽にお金をかけるようになる。
企業の場合:
・売上が増えたことで、オフィスをグレードアップする。
・予算が増えたため、不要な設備投資を行う。
・利益が出たので、従業員への福利厚生を過剰に充実させる。
なぜこんなことが起こるの?
この法則が働く主な理由は以下の通りです。
1,生活水準を上げたいという欲求
多くの人は収入が増えると、それに見合った生活を求める傾向があります。
2,余裕ができると無駄遣いが増える心理
収入が増えることで、支出に対する抵抗感が薄れることがあります。
3,「増えた分の収入は使っても良い」という考え
収入が増えると、ついついその分を使ってしまう心の働きがあります。
対策方法
パーキンソンの第2の法則を克服するためには、以下のような対策が効果的です。
1,収入が増えても生活水準を急激に上げない
段階的に生活水準を上げることで、余裕を持った資産形成が可能になります。
2,固定費を抑え、収入の一定割合を自動的に貯蓄や投資に回す
自動貯蓄や投資プランを設定することで、計画的な資金管理ができます。
3,月の支出上限を設定し、それを超えないようにする
予算管理を行うことで、無駄遣いを防ぐことができます。
4,高額な買い物は24時間の冷却期間を設けてから決定する
冷静に考える時間を持つことで、後悔のない選択ができます。
まとめ
パーキンソンの法則【第2の法則】は、私たちの金銭感覚に大きな影響を与えています。
この法則を理解し、意識的に対策をすることで、より効果的な資産形成が出来るようになります。
収入が増えたときこそ支出をコントロールし、将来のための貯蓄や投資を増やすチャンスだと捉えましょう!
また、金融リテラシーを高めることも大切です。
自分の資産を守り、増やすために、日々学び続ける姿勢を持っていきましょう。
リベは最適な環境ですね😊
主体的な行動を心掛け、充実した未来を築いていきましょう。
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆さんのお役に立つと嬉しいです🌈