- 投稿日:2024/09/20
- 更新日:2025/10/09
はじめに
みなさん、こんな経験はありませんか?
「今日中に終わらせよう」と思った仕事が、なぜか一日中かかってしまったり、「今月中に」と決めた課題が、結局月末ギリギリまでかかってしまったり💦
実は、これってよくある現象なんです。
この現象を説明するのが「パーキンソンの法則」です!
「パーキンソンの法則」って何?
パーキンソンの法則は、主に2つの法則から成り立っています。
第1の法則:時間の使い方
▶仕事の量は、完成のために与えられた時間をすべて満たすまで膨張する
第2の法則:お金の使い方
▶支出の額は、収入の額に達するまで膨張する
今回は第1の法則についてご紹介していきます!
*第2の法則は次回ご紹介する予定です。
この法則は、1955年にイギリスの官僚であるシリル・ノースコート・パーキンソンが提唱しました。
彼は、官僚制度の効率の悪さを分析する中で、時間が与えられると人間はその時間をフルに使う傾向があると指摘しました。
パーキンソンの法則【第1の法則】
「仕事は、与えられた時間いっぱいまで膨らむ」というものです。
例えば、
・夏休みの宿題をギリギリに終わらせてしまった。
・30分でできる仕事に1時間与えられると、1時間かかってしまう。
・1週間でできるレポートに1ヶ月与えられると、1ヶ月かかってしまう。
なぜこんなことが起こるの?
人間の心理として、以下のような理由が考えられます。
1,完璧主義
時間があると、より良い結果を求めてしまうため、細部にこだわりすぎて時間がかかる。
2,先延ばし癖
締め切りが遠いと、急ぐ必要を感じにくく、他のタスクや気が散ることが増える。
3,気分の波
やる気が出るまで待ってしまうため、作業に取り掛かるまでに時間がかかる。
4,予想外の出来事
余裕を持たせすぎると、他の仕事が入ってきたり、プライベートの用事が重なったりして、結局時間が足りなくなる。
パーキンソンの法則を味方につける方法
この法則を知ったうえで逆に利用することができます😊
1,自分で締め切りを設定する
例:1週間の仕事なら4日で終わらせると決める。
これにより、プレッシャーが生まれて集中力が高まります。
2,タスクを小分けにする
大きな仕事を小さく分割し、それぞれに期限を設ける。
タスクが小さくなることで達成感を得やすくなります。
3,時間制限を設ける
例:「この仕事は2時間だけ」と決めて取り組む。
タイマーを使って時間を意識するのも効果的です。
4,集中時間を作る
例:ポモドーロ・テクニック(25分集中して5分休憩)などが有効。
短時間でも、集中して取り組む時間を確保する。
5,進捗を可視化する
残り時間や達成度を常に意識することで、自分の進捗を確認できます。
カレンダーやアプリを活用するのもおすすめです。
6,モチベーションを維持する
自分にご褒美を設定したり、進捗を友人と共有することで、やる気を引き出す。
達成したタスクをチェックリストで消していくことも効果的です。
まとめ
パーキンソンの法則は、私たちの日常にひそむ不思議な現象です。
しかし、この法則を理解して上手く付き合えば、むしろ生産性を上げるチャンスになります!
自分の仕事ぶりを振り返って、この法則が当てはまっていないか考えてみましょう。
少しずつでも改善を試みてみてください。きっと、より効率的に、そして充実した時間の使い方ができるはずです。
がんばりすぎず、でも少しずつ。
そんな気持ちで取り組んでみてくださいね😊
最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事が少しでも皆さんのお役に立つと嬉しいです🌈