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- 投稿日:2024/09/26

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要約
ドローンで3Dの住宅街を再現し、空き家調査をVRで行うという面白い実験を行った論文です!
ぜひご覧ください!
背景
近年、日本では空き家の増加が社会問題となっております。2018年時点で、空き家数の約846万戸、空き家率は3.6%に達しています。一貫して増加が続いておりますが、この状況は倒壊や防犯率低下、景観への影響など様々な問題を引き起こしています。
そうした状況で、現在、非効率な調査方法が実態把握の壁となっております。空き家の空間的分布を把握する手法は、1棟ずつ個別に訪問し、外観を見て判断する個別目視(現地調査)が中心となっております。そのため、広域の空き家分布状況を把握するためには多大な労力と時間、費用を要しております。
現地調査に行く労力や時間を軽減させるために、VR空間に実環境を構築した状態で空き家調査を行う場を提供できれば、現地調査を迅速化・精微化することが期待できます。
この研究では、予備的な実験を行い、VR空間での空き家調査を実施し、これにかかる時間や精度を明らかにすることを目的とします。
手法

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