- 投稿日:2024/10/09

日本酒を楽しむとき、酒器が味わいや香りに大きな影響を与えます。酒器の素材によって、温度や香り、口当たりが微妙に変化するため、自分に合った日本酒体験を深めるためには、酒器選びが重要です。今回は酒器の代表的な素材と、それぞれがどのように日本酒の味わいに影響を与えるのかを見ていきます。
1. 陶器(とうき)
写真のような、日本酒を飲む時によく見る蛇の目のおちょこが陶器、もしくは陶磁器にあたります。ちなみにこの蛇の目は日本酒の色合いを見るのに役立っています。(いずれ日本酒の色合いについても記事を書か予定です。)陶器の酒器は、最も一般的で、温もりのある質感が特徴です。陶器は保温性が高く、燗酒に適しているため、温度が下がりにくく、日本酒のまろやかさが長時間維持されます。また、陶器の微細な気孔が日本酒に含まれる酸味をまろやかにし、口当たりを柔らかく感じさせてくれます。旨味の強い純米酒や、コクのある熟成酒と相性が良いです。

続きは、リベシティにログインしてからお読みください