- 投稿日:2024/10/11
- 更新日:2025/09/30

「はい、どうぞ✨」
この記事では子どもがおもちゃを握るのを楽しみ始めた頃におすすめの遊び「はい、どうぞ」「ありがとう」について説明します。
遊び方
・子どもが興味を持ちやすく、飲み込めない大きさで握りやすいおもちゃを数個用意します。
・「はい、どうぞ」と、ゆっくり語りかけておもちゃを渡します。
・繰り返し行うことでその言葉が物を渡す言葉だと理解していきます。
効果
・子どもは「おもちゃをもらって嬉しい!」と言う気持ちを体験できます。
・子どもが「はい、どうぞ」が物を渡すときの言葉だと理解していきます。
次の段階「ありがとう」
「はい、どうぞ」に慣れたら、「ありがとう」を教える遊びを始めましょう。
1. 「はい、どうぞ」で遊んでいたおもちゃを用意します。
2. おもちゃを渡しながら、「はい、どうぞ」とゆっくり語りかけます。
3. 優しく「ちょうだい」と手を出して伝えます。
4. おもちゃを手に戻してくれたら「ありがとう」と笑顔で語りかけ、頭をなでたり「すごいね!」と声をかけたりして褒めてあげましょう。
5. 再び「はい、どうぞ」とおもちゃを渡します。
6. このやり取りを繰り返すことでお子さんは言葉だけでなく、表情や動作を通してコミュニケーションをとることを学んでいきます。
※「はい、どうぞ」が楽しくおもちゃをもらえる安心感があれば、お子さんはおもちゃを渡すというやり取りを楽しめるようになります。
※お子さんは早口や小さなリアクションでは理解しにくいので、ゆっくりと話しかけ、大きめのリアクションを心掛けましょう。
追記
・「興味があるおもちゃ」と注意する理由
想像してみてください・・
隣にいる上司が興味のない話を延々と続け、あまつさえ「お前も同じことをやれよ」とすすめてくる場面を・・。そこには「興味がありません」という選択肢はありません。
もちろん、親は上司とは違いますし、子どもは部下ではありません。しかし、子どもにとって親は絶対的な存在であり自分の気持ちを押し殺して親の期待に応えようとすることもあります。まるで、上司の機嫌を損ねないように気を遣う社会人のように。
子どもに興味のないおもちゃを渡すことはまさにその状況です。子どもは「興味がない」とまだ理解できないので伝えることができず、話を聞かなかったり、拒否したりします。無理強いするとかえって遊ぶこと自体が嫌いになってしまうかもしれません。これを理解すれば、なぜそのような反応をするのかが分かるでしょう。
そのため子どもが興味を持つおもちゃを選ぶことがとても大切です。例えば握りやすい形のおもちゃ、楽しそうな色をしたもの、音が鳴るものなどが良いでしょう。具体的には、ソフトボール、カラフルなラトル、押すと音が出るぬいぐるみなどがあります。
どんなものに興味を示すか、そこが子どもの個性です✨興味を持ったおもちゃで遊ぶことで子どもは自然と遊びに積極的になり、より楽しく親子の時間を過ごせますよ!