- 投稿日:2024/10/11
- 更新日:2024/10/11

自己紹介
私は救急外来で働く医師です。
この前「しゃっくりが止まらない」という患者さんを診察しました。
時々、こういう患者さんはいらっしゃいます。
たかがしゃっくり、されど、しゃっくり。
それでも、病院を受診する時間、費用がかかります。
今回の目的は次の2つ
①しゃっくりの原因を知ることで予防につなげる
②自分でできる対処法を知る
です
しゃっくりの医学名称は「吃逆(きつぎゃく)」ですが、この記事では皆さんになじみのある「しゃくり」でご説明します。
しゃくりの原因
しゃくりは、横隔膜というおなかのところにある筋肉が痙攣することで起こります。
原因はいくつかありますが、体に原因があるもの、と、日常生活に原因があるもの、と大きく分けることができます。
体に原因があるもの
これは何かしらの病気がある状況です
①薬(しゃっくりを起こす可能性のある薬があります)
②感染症
③横隔膜を刺激する異常(腫瘍、胃や食道の病気など)
④神経の病気
この病気の可能性があるので、しゃっくりが48時間以上止まらない場合は医療機関を受診し、何か原因となる病気がないか相談をする方が良いです。

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