- 投稿日:2024/10/22

日本酒の味わいや香りを決定する重要な要素の一つに「酵母」があります。酵母はアルコール発酵の主役で、酒米や水とともに日本酒の個性を形作る要素です。今回は、日本酒に使われる酵母について詳しく解説します。
1. 酵母の役割
酵母は、糖分をアルコールと二酸化炭素に変える「発酵」を行います。ワインやビールなど、世界中全てのお酒は酵母のアルコール発酵によって作られています。この発酵過程で、アルコールだけでなく、香りや味わいに影響を与えるさまざまな成分が生成されます。例えば、吟醸酒のフルーティーな香りは、特定の酵母による働きが大きな要因となっています。
2. 酵母の種類と特徴
日本酒に使われる酵母には、多種多様なものがあります。以下は、代表的な酵母の一部です。
協会7号酵母: 長野の蔵元「真澄」で発見されたこの酵母は、穏やかな香りとしっかりとした味わいをもたらします。バランスの良い日本酒を作るのに適しています。
協会9号酵母: 華やかな吟醸香を持つのが特徴で、特に大吟醸酒や吟醸酒で使われます。フルーティーで華やかな香りを引き出すため、フルーツ系のアロマが好きな人におすすめの日本酒が作られます。

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