- 投稿日:2024/10/24
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回はマイケル·E·ガーバー著「『はじめの一歩を踏み出そう』」2003年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。
おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
筆者:マイケル·E·ガーバー
1936年米国生まれ。スモールビジネス向けの経営コンサルティング会社E-Myth Worldwide の創設者。
アメリカン·エキスプレス、ソロモン·スミス·バーニー、マクドナルド、ジョン·ハンコック·グループ(大手保険会社)など頭問先は多数に及んだ。
スモールビジネスの経営にたずさわっている人、そしてこれからたずさわろうとする人のために書いたものである。
マイケル·E·ガーバー著『はじめの一歩を踏み出そう』
本書はあなたの事業が直面するであろう「あるある」の宝庫である。
2003年の書籍と侮るなかれ。
すべての仕事をこなし、自分の限界を超えはじめて仕事量が増えた時、従業員を雇う。
そして、コントロールを失い始める。
何とか事業が安定し始めると自分がいなくても回る仕組みを構築しなければ長続きしない。
「顧客が望むものを提供しながら、どのようにして収益を確保するのか?」
そんなヒントをくれる。
例えば、「事業とはゲームである」と語る。
ゲームのルールはこうだ。
❶従業員に何をしてほしいのかで考えずに、まずゲームを作る。
❷自分でもやりたくないゲームを従業員に押しつけない。
❸ゲームは長い間、楽しめるものでなければならない。
❹ゲームをときどき変化させる。ただし、戦略を変えてはいけない。
❺ときどきは、ゲームのルールを思い出させる。
❻ゲームに意味を与える
❼ゲームはいつも楽しい必要はない。
❽よいゲームを思いつかなければ、盗め!
これをどうとらえるかはあなた次第だ。
『はじめの一歩を踏み出そう』
ポイントを無視すれば、どれほど努力しても、どれほど資金を投入しても、あなたの会社は毎年姿を消していく何十万の会社と同じ運命をたどることになるだろう。
マイケル·E·ガーバー著『はじめの一歩を踏み出そう』
①「自分が不在でも成長するビジネスを目指せ」
ポイント
❶大半の企業家が失敗に終わる理由を知る
❷成功率の高いフランチャイズビジネスから学ぶ
❸一流企業のように経営する
❹毎日の仕事で実践する
マイケル·E·ガーバー著『はじめの一歩を踏み出そう』
⇒ 本書はスモールビジネスに関する本。
独立した経営者が陥る罠を避ける考え方を示した一冊である。
「個人に依存しない組織をつくろう」という考え方は、あらゆる企業の経営に役立つ。
起業にはスモールビジネスとスタートアップがある。
両者はまったく違うので注意。
②自分の「3つの人格」に気づこう
奇妙に聞こえるかもしれないが、私は、事業を立ち上げようとする人はみんな三重人格者だと思っている。
マイケル·E·ガーバー著『はじめの一歩を踏み出そう』
⇒ 経営の勘違いを防ぐため、経営に必要な能力のうち、専門的能力はごく一部。
スモールビジネスの経営者の中では3つの人格の争いが起こっているとのこと。
3つの人格
人格⓵:起業家 (未来)
理想主義者でありチャンスを見つけるのが得意。
管理や周囲と仕事するのが苦手。
人格⓶:マネジャー (過去)
管理が得意。過去に生きているのに。変革には反対しがち。
人格⓷:職人(現在)
決められた手順で仕事をするのが生きがい。
抽象的な理想を好まない。疑いがち
経営を始めた途端に帳簿づけ、従業員の雇用、集客など、人に雇われているときは見えなかった未経験の仕事が次々とやってくる。
⇒ 結果、3つの人格を見逃してしまう。
典型的なスモールビジネスの経営者は起業家型が10%、マネジャー型が20%、職人型が70%。
圧倒的に多いのは職人型である。
スモールビジネスの経営で成功するのは、会社で働くよりも難しい。
なぜか?
⇒ 職人の腕だけでなく、起業家の能力とマネジャーの管理能力が必要になるから。引用画像:世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた 永井 孝尚 著
だから失敗する。
問いかけを続けることは、未来のための仕事なんだ。これがきみの心の中にいる起業家の本当にするべき仕事なんだよ
マイケル·E·ガーバー著『はじめの一歩を踏み出そう』
③スモールビジネスの3段階
スモールビジネスがどういうふうに成長していくのか、そしてきみの事業がどの段階にあるのかを見てみようか
マイケル·E·ガーバー著『はじめの一歩を踏み出そう』
人格⓵:起業家を目覚めさせる必要がある。
⇒ 成功するには、早い段階で成熟期の将来像を思い描くこと
企業の3段階
段階1:幼年期 事業を立ち上げた段階
段階2:青年期 人を雇う段階
段階3:成熟期 大きな企業になる段階
人格⓶:マネジャーを目覚めさせる必要がある。
⇒ 収益を生む事業をパッケージ化させる考え方を身に付けよう。
例:フランチャイズは5年で25%しか廃業しない。
未経験のバイトでもおいしいハンバーガーをつくる仕組みを実現すれば、収益が上がる。
あらゆる作業を標準化させる。個人の能力に依存せずに利益が出る仕組みを生みだす。
ハンバーガーが彼らの商品ではないということだった。マクドナルドという店自体が彼らの商品だった。つまり、事業の本当の商品とは事業そのものなのだ。
マイケル·E·ガーバー著『はじめの一歩を踏み出そう』
引用画像:世界の起業家が学んでいるMBA経営理論の必読書50冊を1冊にまとめてみた 永井 孝尚 著
⇒ この考え方を起業・副業に参考にしよう。
レイ・A・クロック 著「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝」
やり遂げろ:この世界で継続ほど価値のあるものはない。 才能は違う:才能があっても失敗している人はたくさんいる。 天才も違う:恵まれなかった天才はことわざになるほどこの世にいる。 教育も違う:世界には教育を受けた落伍者があふれている。 信念と継続だけが全能である。
レイ・A・クロック 著「成功はゴミ箱の中に レイ・クロック自伝」
まとめ
今は規模さえ追わなければ、独立して人を雇わずに職人型を貫いても成功する可能性は高まっている。
ただし、スモールビジネスの始め方には注意しよう。
聞いたことは忘れてしまうが、見たものは記憶に残る。
しかし、自ら実践しない限りは、何も理解することはできない。
マイケル·E·ガーバー著『はじめの一歩を踏み出そう』
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!