- 投稿日:2024/11/06

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要約
日本酒の「絞り(しぼり)」はもろみから液体を取り出す工程、「濾過」は雑味や色を調整する工程です。絞り方や濾過の有無で味わいや香りが変わり、無濾過酒は米の風味が豊かで濃厚な旨味が楽しめます。
日本酒が完成するまでには、様々な工程が存在しますが、その中でも「絞り(しぼり)」と「濾過」は、味わいと透明度に影響を与える重要なプロセスです。今回は、日本酒を仕上げるためのこれらの工程について詳しく見ていきましょう。
1. 絞りとは:もろみから酒を取り出す
「絞り」は、日本酒の製造工程で発酵が終わったもろみ(発酵したお米と麹の混合物)から、液体の部分を取り出すための工程です。一般的な絞りの方法としては、「槽(ふね)絞り」、「袋吊り」、「ヤブタ式」などがあります。
槽(ふね)絞り:伝統的な方法で、木製やステンレス製の槽に布を敷き、もろみを入れて重しで圧をかけて絞ります。ゆっくりとした圧力で絞られるため、雑味が少なくまろやかな味わいに仕上がります。
袋吊り:もろみを袋に入れ、吊るして自然に滴る液体を集める方法で、時間と手間がかかるため高級酒に使われることが多いです。圧力をかけずに自然に滴るので、フレッシュで繊細な風味が楽しめます。

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