- 投稿日:2024/11/21
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回はサイモン・シネック著『WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う!』2012年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:サイモン・シネック
出典:Wikipedia
リーダーや企業、非営利組織に対して「人々をインスパイアする方法」を伝授してきたコンサルタント。これまでアメリカ連邦議会議員、外交官、国連、国防総省、マイクロソフト、アメリカン・エキスプレスなどで「WHY」の力を伝授してきた。コロンビア大学で戦略的コミュニケーションプログラムの講師を務めるほか、ランド・コーポレーションの非常勤研究員も務める。
私の大学生時代。TEDで大人気になったトーク。
ゴールデンサークルの話が大学の自治体内で少し話題になったのを思い出す。が、今と違って日本語の字幕もなかった。
よく理解できず、自然消滅してしまった。
改めて、勉強してみたいとおもい、記録することにした。
参考動画:サイモン シネック: 優れたリーダーはどうやって行動を促すか
https://www.youtube.com/watch?v=qp0HIF3SfI4&t=4s
補足TED:「Technology Entertainment Design」の略で、アメリカ ニューヨークに本部を構える非営利団体。
毎年、「TED Conferences」と呼ばれる世界的な講演イベントを開催しており、その講演を視聴できる動画サイトや動画アプリのことを「TED」ともいう。
決して、くまのぬいぐるみがしゃべる映画ではない。あちらは「ted」。
WHYが人を動かす本質
世の中には、自然に生じるパターンというものがある。周囲の人を感激させ、奮起させる力、すなわち人をインスパイアする能力をもつリーダーたちのものの考え方、行動様式、コミュニケーション術もまたそうしたパターンのひとつだ。「生まれながらのリーダー」のなかには、人をインスパイアする気質を生まれつきもっている人もいるかもしれない。だが、そうした能力はなにも一握りの人間に独占されているわけではない。私たちはだれでも、このパターンを学ぶことができる。
サイモン・シネック著『WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う!』
共感が生まれる理由
人々を本当に突き動かすのは、「共感できる大義名分」である。
⇒ それが「WHY」
シネックは例として、ジョブズの言葉が多くの人々の心を動かした理由は、単に「WHAT」(何を)ではなく「WHY」(なぜ)を語ったからだと説明している。
(WHY) 現状に挑戦し、他社と違う考え方をするのが、私たちの信条です。
(HOW) 製品を美しくデザインし、使いやすくシンプルにすることに挑戦しています。
(WHAT) その結果、すばらしいコンピュータが生まれました。1台どうです?
まずは「なぜこの商品が必要なのか」という理念を語る。
共感を生むには、ただ商品や目標を説明するだけでは不十分であり、なぜそれが必要なのか、その背後にある信念を共有することが求められる。
⇒ 共感が行動の起点となる。
ゴールデンサークルのモデル
WHY → HOW → WHATの流れ
シネックが考案した「ゴールデンサークル」は、リーダーシップや組織運営において、「WHY」を最優先に据えるアプローチである。
最外部に「WHAT」、次に「HOW」、そして中心に「WHY」という3つの円から成り、従来の「何をするか」から説明を始める方法とは対照的に、内側から外側に向かって語る。
WHAT:その組織や人が何をしているか
HOW:WHATをどんな方法でやるか
WHY:WHATをやる理由
「WHY」は根底にある信念や目的であり、これをまず語ることで、行動全体が一貫性を持つ。
「WHY → HOW → WHAT」の流れが首尾一貫していることが大切である。
⇒ WHYが起点の戦略は人々を動かす原動力となる。
リーダーシップの成功要因
個人であろうが組織であろうが、人を奮起させようとするのは、そこになんらかの理由があるからだ。
商品を買ってもらいたい。支援してもらいたい、投票してもらいたい。ルールに従いもっと仕事に励んでもらいたい、もっと抜け目なく働いてもらいたい …… 。
サイモン・シネック著『WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う!』
誠実な行動が信頼を築く
リーダーの言葉が信頼を生むには、日常の行動がその言葉と一致していることが重要としている。
本書で「嘘偽りのない」行動は、その背後にある「WHY」がしっかりと根付いているから成立するとしている。
組織内で「WHY」が共有されると、すべてのメンバーが同じ方向性を持って動けるようになり、トップと同様の判断ができるようになる。
⇒ 終始一貫した行動がオーセンティシティを生む。
補足:オーセンティシティ(authenticity:本物であること)
「なぜ」を語るリーダーの強み
「なぜ」を語るリーダーは他とは一線を画す。
シネックは、「なぜ」を軸に行動することで、リーダーが持つ信頼性が増し、周囲に影響を与える力が強まることを説く。
例として、キング牧師の「I have a dream ─私には夢がある。」という演説は、単なる夢を語るに留まらず、その「夢」がどれだけの人々の未来に意味を持つのかを示した。
補足:マーティン・ルーサー・キング・ジュニア 元牧師
市民やメディアから「キング牧師」と呼ばれ、アフリカ系アメリカ人公民権運動の穏健派指導者として非暴力差別抵抗活動を行った。
1964年にノーベル平和賞を受賞。
参考:https://americancenterjapan.com/aboutusa/translations/2368/
結果として、彼のメッセージは共感を呼び、運動を支える原動力となった。
⇒ 信念が人々を突き動かす力になる。
まとめ
⇒ 大義名分を問い続けることで、誠実な行動が伴った信念が生まれる。
まずは「なぜ?」を問い続け、「HOW → WHAT」につなげ。
新しいアイディアに心をひらいている人、その場限りではない成功をおさめたいと模索している人、自分の成功には人の支援が必要だと信じている人。そんなみなさんは、ぜひ挑戦してもらいたい。そう、いますぐ、WHYから始めよ。
サイモン・シネック著『WHYから始めよ!―インスパイア型リーダーはここが違う!』
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれる。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆