- 投稿日:2024/11/26
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回はフィル・ナイト著『SHOE DOG 靴にすべてを。』2017年発行をつまみ食いします。
まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:フィル・ナイトフィル・ナイト氏(AP=共同)
アメリカ合衆国の実業家。NIKEの共同創設者兼名誉会長。52年間勤務した後、2016年6月に退職した。
1938年米国オレゴン州ポートランドに生まれ、スタンフォード大学ビジネススクールを卒業。
その原動力も、追い求める夢も、基本はすべて同じだ。
フィル・ナイト著『SHOE DOG 靴にすべてを。』
補足
参考
https://www.brand-yurai.net/detail/%E3%83%8A%E3%82%A4%E3%82%AD.html
ナイキ(Nike, Inc.)は、スポーツ関連の靴、アパレル、機器、アクセサリー、サービスの設計、開発、製造、世界的なマーケティングと販売を行うアメリカ合衆国の多国籍企業。
日本にもなじみ深い。知名度抜群なスポーツブランド。
エアフォースワン、エアジョーダン、エアマックスといった商品に魅せられたものは多い。
どちらかというと、ブランド形成の戦略論ではなく、創業秘話に関する書籍。🤔
ナイキ、アディダス、アシックスと聞いたことのあるメーカーが勢ぞろいだ。
ナイキの誕生
運動靴への情熱
フィル・ナイトは、名指導者ビル・バウアーマンの指導を受けるため、オレゴン大学に進み陸上部に入部する。
選手としては平凡なランナーだったナイトは、将来のことを考えてスタンフォード大学ビジネススクールの経営管理課程に進む。
そこで、自分の得意分野で小規模ビジネスを始めることを想定したレポートを書くことに。🤔
ナイトは、自分がよく知る競技用の運動靴市場についてまとめることにした。当時、アメリカではドイツのランニングシューズ(アディダス"adidas")が高いシェアを誇っていた。
しかし、当時の品質は決して良いとは言えないうえに、価格も法外だった。
レポートをまとめるにあたり、その牙城(シェア)に迫るにはどうすればいいかを考えた。
ランナーが何を求めているかをよく知る自分しかいないと結論付けます。
私はアディダスを不当に軽蔑するようになっていた。いや、むしろ当然なのかもしれない。ドイツの一会社が数十年にわたって市場を支配し、外部に有無を言わさぬほど傲慢になってしまったのだ。
フィル・ナイト著『SHOE DOG 靴にすべてを。』
⇒ 得意な分野からビジネスを見出す。
フィル・ナイトは日本製のカメラの優秀さをヒントに、日本メーカーが高品質のランニングシューズをつくれるなら、価格による差別化ができると判断する。🧐
「馬鹿げたアイディアだと言いたい連中には、そう言わせておけ……走り続けろ。立ち止まるな。目標に到達するまで、止まることなど考えるな。〝そこ〟がどこにあるのかも考えるな。何が起ころうと立ち止まるな」
フィル・ナイト著『SHOE DOG 靴にすべてを。』
靴会社を見つけて、自分のアイデアを売り込むために日本へと向かう。
⇒ ナイトは日本製シューズの可能性に着目した。🧐
オニツカタイガーとの提携
旅をしながら情報を集め、訪問したのが「オニツカ」
(1949年創業。鬼塚株式会社、後のアシックス)参考
https://corp.asics.com/jp/about_asics/history?decade=2010s
ナイトは急遽思いついた「ブルーリボン・スポーツの代表」という肩書きを名乗り、スタンフォード時代に考えたアイデアを懸命にプレゼンテーションをする。
交渉の結果、オニツカ側はナイトに、アメリカでのタイガーの代理店を提案する。
手に入れたサンプルのシューズをオレゴン大学の恩師ビル・バウアーマンに送り、高評価を得る。
「あの日本のシューズだが、すごくいい。私を契約に加えてくれないか」
フィル・ナイト著『SHOE DOG 靴にすべてを。』
⇒ 12足のシューズからバウアーマンと共にブルーリボン・スポーツを設立した。
当初はオニツカのシューズを各地の陸上競技大会で売るだけで収入はあまりなかった。
それでも、「打倒アディダス」の目標は揺らいでいなかった。🧐
最大の危機と決断
いい知らせはすぐに伝わる。悪い知らせはさらに速い。ロケット並みだ。
フィル・ナイト著『SHOE DOG 靴にすべてを。』
しかし、ナイトに危機が訪れる。
オニツカがブルーリボンに代わる、よりコントロールがきく販売店を探しており、条件を下げてでも続けるか、撤退するかを求められた…。😱
苦渋の決断の中、オニツカとの取引停止し自社でシューズを製造する道を選ぶ。
⇒ 自社製造を決断し「Nike(ナイキ)」と命名した。
「これは危機じゃない。これは解放だ。私たちの独立記念日だ。そう、道のりは険しい。だが、これは勝てる戦いなんだ。そしてもし勝てば、勝利の先に素晴らしいものがある。私たちはまだ生きている。まだ終わってはいない」
フィル・ナイト著『SHOE DOG 靴にすべてを。』
⇒ 「危機ではなく解放」として前向きに進む意識を持った。
飛躍のカギ―革新とマーケティング
新しいナイキ製品をどう改善するかをみんなで話し合ううちに思いを共有することから始めることに。
「これからの成功や失敗は私たち自身の責任、自らのアイデアとブランドにかかっている」
フィル・ナイト著『SHOE DOG 靴にすべてを。』
その後、バウアーマンが考案した「ワッフルソール」。
元NASAのフランク・ルディが発案した「エア」をソールに搭載した「エアソール」を使ったシューズが大ヒット。
補足:NASA(アメリカ航空宇宙局)
1980年に株式公開も果たしたナイキは、「エア・ジョーダン」の爆発的なヒットによって世界的な巨大ブランドとなっていった。😎
⇒ 製品とストーリーの融合がブランドを強化した。
まとめ
⇒ 恐れを捨て、自らの信念やポリシーを見直すことも大切。
20代半ばの若者たちに言いたいのは、仕事や志す道を決めつけるなということだ。天職を追い求めることによって、疲労にも耐えられ、失意をも燃料とし、これまで感じられなかった高揚感を得られる。
フィル・ナイト著『SHOE DOG 靴にすべてを。』
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆