- 投稿日:2024/12/09
- 更新日:2026/03/08
結論
過去に実践したドッキングステーションを使用した場合の経験と、MacBookの技術仕様から結論を整理します
結論①:M4チップ搭載のMacBook Airでは、追加設定不要で2台の外部ディスプレイを接続可能
詳細は以下、M4チップ搭載のMacBook Airの技術仕様を参照ください
M4: https://www.apple.com/jp/macbook-air/specs/
結論②:M1、M2、M3チップ搭載のMacBook Airでは、ドッキングステーションが必要(Intelチップは割愛)
M3、M2、M1チップ搭載のMacBook Airの技術仕様については以下を参照ください
M3: https://support.apple.com/ja-jp/118551
M2: https://support.apple.com/ja-jp/111867
M1: https://support.apple.com/ja-jp/111883
まとめ表
・通常のチップで外部ディスプレイを2つ接続できるのはM4から
・Proチップで外部ディスプレイを2つ接続できるのはM3から。また、ProチップはMacBook Proにしか搭載できない
※補足:M2 Pro、M1 ProをMacBook Proに搭載できる技術仕様を見つけられず
どんな人に、どのパターンがオススメか
前提として、MacBookに外部ディスプレイを2つ接続したい方を対象としています。
Mac miniとMacBookの2台持ちでもOKとか、MacBookをそもそも使わないという方は対象外です。
お金に余裕があり、設定に時間をかけたくない人 →迷わずM4を購入
M4チップのMacBook Airの購入をぜひご検討ください。
ドッキングステーションを使ってみて思ったのは、
・意外と設定が面倒
・ちょいちょい動作不良が起きる
・割と融通が効かない
といった不満です。
ソフトウェアは追加でインストールが必要で、OSの再起動をするとソフトウェアも再起動させる必要があります。
パソコンを閉じると、画面ごとに配置していたブラウザやアプリが違う画面に移動していることもあります。
突然画面が真っ暗になったり、マウスが変な挙動になったり、トラブル発生時の対応は精神的にも結構な負担になります。
自分の時間を使わずにお金で解決するのはありな選択肢だと思います。
ちなみに私はMacBook Air M4に乗り換えることを決意しました。

少しでも低コストで済ませたい人 →M4を購入、またはM1で十分
ドッキングステーションを使用するのはオススメしません。
上述の通り、結構な手間です。
その割にはコスト差はあまりありません。
仮にMacBook Air M1(約9万円)+ドッキングステーション(約3万円)で環境構築した場合、合計で約12万円になります。
MacBook Air M4が16万5千円ということを考えると、差額は4万円程度しかありません。
今後数年間使うとして、発生しうるトラブルシューティングの可能性を考えると4万円はトラブル回避料として妥当だと考えます。
あなたのやりたいことはパソコンのトラブルシューティングではないはずです。
結果的に余計な費用が発生する場合もあります。
短期で考えず、長期で見た場合は大人しくMacBook Air M4を購入したほうが可能性もあります。
それでももし「ちょっと高いんだよなぁ・・・なんとかならないかなぁ・・・」と考えてしまう方は、外部ディスプレイ2つを接続する価値をそこまで見出していないのだと思います。
その場合、M1のMacBook Airでも外部ディスプレイを1台は接続できるので、大きめのディスプレイを買ってみる等で代替してみるのはいかがでしょうか。
デスク周りを充実させたい人 →高機能ドッキングステーションを使用
これまでもドッキングステーションを使っていたり、デスク周りをひたすら充実させるのが趣味だったりする人にはドッキングステーションの購入がオススメです。
というか、そういう方は本記事は不要かとも思います😅
コスパではなく浪費の面がありますので、その点を認識の上、存分に充実していっていただければと思います。
以降は備忘録:ドッキングステーションを使った私のデスク環境
機器構成はPC、外部ディスプレイ×2台、ドッキングステーションです。
まずはそれぞれの機種、機能についてざっくり記載します。
PC:Macbook Pro M1チップ
2021年購入だったかと思います。
外部ディスプレイを複数台接続するにあたり大事になるのはチップの仕様です。
M1チップの仕様として、原則、外部ディスプレイは1枚しか受け付けられません。
※M3チップのMacBookは外部ディスプレイを2枚使用可能ですが、PCを閉じて使用する必要があります。(クラムシェルという状態です)
※また、M3 Proチップ搭載のMacBook Proであれば外部ディスプレイ2台を接続可能なようですが、執筆当時(202411月ころ)は気づいていませんでした
ちなみに画面の大きさは13.3インチ(2560 × 1600)です。

ドッキングステーション:Anker 564 USB-C ドッキングステーション (10-in-1, for MacBook)
MacBookで複数ディスプレイを使うなら必須の機器です。
ドッキングステーションという商品は機能によって値段の幅が大きく、機能も多岐にわたります。
ただ、私が探した限り、後述の「MST機能」がついているドッキングステーションの相場は3万円前後です。

あせって1万円以下のものを買うことのないようにしましょう。
※私はやらかしました。
ディスプレイ:Dell G2725D、Dell S2722DC
細かいスペックは異なりますが、両方とも27インチのディスプレイです。
↓Dell G2725D
高さ調節機能がついていたり、横の向きが変えられたり、画面を縦にできたり、画面の調節機能が充実してます。
↓Dell G2725D
画面の角度を変えることはできますが、それ以上の画面の向きを調節する機能はないです。
ただ、ディスプレイとしての描写速度等は早く、性能はこちらの方が高いです。
とはいえ、人間の目ではほとんどわからないレベルだと思います。

27インチを2枚並べて思いましたが、正直なところ、人によっては24インチで十分だと思います。
また、メーカーはDellにしましたが、ぶっちゃけなんでも良いと思います。
両方とも元値は3万円くらいですが、探せばもっと安いものもあるでしょう。
大事なのはHDMIケーブルを使用することです。
USB-CでPC本体に2つのディスプレイを繋いでも複数画面で表示させることはできません。
商品によってはHDMIケーブルが付いていないものもあるので、その場合は別にHDMIケーブルを買う必要があります。
長さは1mくらいで大丈夫です。1本600円くらいです。
参考に以下、ご紹介しておきます。
バッファロー HDMI スリム ケーブル 1m ARC 対応 4K × 2K 対応 【 HIGH SPEED with Ethernet 認証品 】 BSHD3S10BK/N
大事なのはドッキングステーション
大前提としてMacBookで2台以上の外部ディスプレイをつなげることはできない
前述していますが、MacBookは原則として1台の外部ディスプレイしか認識することができません。これはチップの仕様で、ドッキングステーションを使わずに複数の外部ディスプレイを認識するには「Mac mini」や「iMac」の【M1/M2/M3のProチップ】を搭載する必要があります。高機能なため、当然値段も高くなります。
※詳細は割愛しますので興味のある方はしっかり確認ください。
では、ここからは複数の外部ディスプレイをつなげるうえでドッキングステーションに必要な機能をご紹介していきます。
DisplayLink
DisplayLinkは、USB接続で複数のディスプレイをパソコンに接続できるようにする技術です。
とりあえず「DisplayLink対応」と記載のある商品を選んでください。
ただ、大体のドッキングステーションは対応していると思います。
MST機能(マルチストリームトランスポート機能)
こちらが最重要の機能です。
商品説明に↓こんな画像が載っていたらOKです。
※DがPC本体の画面です。
※つながっている3つの画面それぞれA、B、Cとなっており、全て違う画面(拡張ディスプレイ)であることを示しています。
また、商品説明に↓こんな画像が載っていたらダメです。
※左の画像は全部Aなので3つの画面が全てPC本体と同じ画面(ミラーリング)で表示されます。
※右の画面はPC本体はAですがつながっている2つの画面が両方ともBなので、2つの画面が同じ画面(ミラーリング)で表示されます。
注意事項として、商品ページに「MST」という単語だけ書いてあったとしてもMST機能に対応しているとは限らないので気をつけてください。
まずは価格帯で見分けるのがシンプルでわかりやすいです。
繰り返しますが数千円でMST機能がついているものは私は見つけられませんでした。もし見つけた方は教えて下さい。
HDMIポート×2
当たり前ですがHDMIポートが2つ付いていないとケーブルを繋げることができないので必須です。
ただ、MST機能がついているような価格帯(3万円前後)のドッキングステーションであれば、大概は2つ以上付いていると思います。
補足:ドッキングステーションの給電
ドッキングステーションにはいろいろなケーブルが接続され、PCへの給電機能も兼ねています。そのため給電ケーブルのパワーが大事なのですが、ドッキングステーションによっては給電ケーブルが付いていない場合があります。「なんかこのドッキングステーション安いな〜」と思った場合、給電ケーブルが別売りの可能性がありますのでご注意ください。
その他、思わぬメリット
ドッキングステーションの大きな役目はUSB-C以外のポートもMacBookに接続できることです。
今回、何気にありがたかったポートを紹介します。
・LANポート
基本的にMacBookは無線(Wi-Fi)でインターネットに接続しますが、部屋の場所によっては電波が弱かったり、途切れやすかったりします。※特にリモート会議の場合など。
その点、有線であればその心配が限りなく減らせるのでLANケーブルのポートがあるのはありがたいです。
・USBポート
お気に入りのキーボードを繋げたり、iPhoneやApple Watchの充電ケーブルを繋げたりできます。
ポートの集約もドッキングステーションのメリットのひとつなのでケーブル周りがスッキリします。
・イヤホンジャック
普段はAir Podsを使ってますが、リモート会議が連続すると充電が切れる場合があります。そんなとき、イヤホンジャックを使ったヘッドセットを用意しておけば安心して対応可能です。
無線イヤホンが苦手な方、イヤホンジャックを使ったお気に入りのヘッドセットを使っている方にもありがたいと思います。
ディスプレイはHDMIケーブルでつなぐ
大事なことはドッキングステーションの章で説明したので次はディスプレイについての補足です。
MacBookのUSB-Cポートを2つ使ってディスプレイを複数つなげることはできない
繰り返しになりますが、外部ディスプレイはHDMIケーブルで接続する必要があります。これは、PCで画面を認識できるUSB-Cポートは1本だけであるためです。
私も詳細はわからず「そういうもんだ」と認識しているだけなので詳しい説明は割愛します。
27インチは結構でかい。複数画面使うなら24インチでいいかも
こちらは主観ですが、27インチを2台おくと結構な圧迫感があります。
正直、画面の端まで目が届きません。
また、現状はデスクの奥行きが短いこともあり、目が疲れる感覚があります。
複数の外部ディスプレイを使うメリットは画面自体を切り分けて使えることだと思いますので、24インチくらいで十分かと思っています。
ただ、画面は大きければ大きいほどいいという考え方もありますので、私はひとまず27インチ×2台でやってみようと思います。
おまけ:デスクの大きさ
現在使っているのは幅100cm、奥行き50cmで、当初は画面を3枚置くことは想定していませんでした。「とりあえず外部ディスプレイ買ってみるか」ぐらいの考えでスモールスタートしてみた、という感じです。
とはいえ、実際に3画面置いてみると幅は狭いし画面は近いしで流石に目が疲れます。そのため新しくデスクを購入しました。
購入したのは幅160cm、奥行き80cmです。
AIに相談したところ、幅180cmを提案されましたが、部屋に大して大きすぎるのと、リベシティ内の知り合いのいくま@フリーランスエンジニアさんに
奥行は80cmあると窮屈感なくていいですよ✨横は180cm買いましたがそこまでいらなかったなって感じです笑
https://libecity.com/tweet/all?tweet_id=ZlKPAQqxK2Z9HWd7pCpz
と教えてもらい参考にさせていただいた次第です。
※いくまさんありがとうございます!
ちなみに新しいデスク環境は以下のようになりました
デスクの左にかなり余裕があるので、幅は140cmでも良かったかも、といった感じです。
奥行き80cmは画面との距離が取れていい感じでした。ただ、もしちょうどいい商品があるようであれば70cmくらいでも十分そうです。
ドッキングステーションのまとめ
今回はMacBookで外部ディスプレイを複数枚繋げる方法について記載しました。
大事なことは以下の2点です。
・ドッキングステーションはMST機能対応のものを選ぶこと(相場感は3万円前後)
・外部ディスプレイはHDMIケーブルであればなんでもいい
また、改めてWindowsは対象外であることにご留意ください。
本ノウハウが誰かの助けになれば嬉しいです。