- 投稿日:2024/12/19
- 更新日:2025/10/01

はじめに
人生には、予期せぬ出来事が突然訪れることがあります。
私が難病(一般的に治りにくい、または治し方が分からない病気)と診断されたとき、それまでの生活が一変しました。
将来何が起こるかわからない状況で、心の中には常に不安が渦巻いていました。
しかし、この経験は私にとって新しい気づきと成長のきっかけになりました。
それは、「貯める力」が暮らしの安定を支え、心の余裕を生む大切な要素であるということ。
将来の備えをしっかりと考えることで、不安を軽減し、日々の暮らしに安心感を持つことができるようになると実感しました。
① 現状を正しく把握し、未来に備える
このことに気づいた瞬間、「やるべきこと」は明確でした。
▶️ マネーフォワードMEを使用して収入と支出の状況をもれなく把握する
▶️ 将来必要になる額を具体的に算出し、医療費を備える
▶️ 生活防衛費の12ヶ月分の確保を最優先に取り組む
難病というこれから長い付き合いになる現実は避けられません。
しかし、未来への不安に振り回されるだけではなく、少しでも安定した暮らしを築くための具体的な行動を起こす。
その事が、私自身の心を軽くし、将来への不安が少しずつ解消されていきました。
「現状を正しく知る」ことの大切さと、「貯める力」がもたらす安心感を身をもって実感しています。
もし、あなたも将来への不安を感じているなら、現状を正しく把握することから始めてみてください。
家計管理をすることで、心に余裕をもたらしてくれるはずです。
宿題リストを素直にやる!めっちゃやる!!
② 医療費がもたらす家計への影響
難病と診断されたことで、治療費や薬代、通院費といった医療費が毎月の固定支出となり、家計への負担を強く感じました。
それまでは、「病気になるのはまだ先のこと」とどこか他人事のように思い、医療費を真剣に考えたことはありませんでした。
あなたはどうでしょうか?
医療費が家計にどのような影響を及ぼすか、深く考えたことはありますか?
突然の病気や怪我に直面したとき、金銭面での不安を抱えたままでは、治療に専念することは難しいです。
未来の自分や家族を守るために、今一度ライフプランや年間支出予算を見直すことを強くおすすめします。
計画を立てることで、心に余裕を持ち、安心して暮らせる日々を手に入れましょう。
🔽 制度への期待と現実
「難病指定なら助成金が出るかもしれない」と思い、保健所に相談したところ、必ずしも助成金の対象になるわけではないことを知りました。
ここでも自分の考えが甘かったことを痛感
私の場合は症状が軽度であるため、助成金は対象外となり全額自己負担になりました。
何かがあれば制度や助成金があると思い込んでいた一方で、制度の条件に該当しない場合のリスクについては全く考えていなかったのです。
🔽 長期的な医療費負担
現状を受けて、今後かかる年間医療費と医療費控除の還付金がいくらになるか試算をしてみました。
例えば、年間医療費が15万円の場合、月平均12,500円の支出が発生
この金額に基づき、医療費控除の還付金額を試算してみます。
▶️ 医療費控除額:15万円 - 10万円 = 5万円
▶️還付金額:5万円 × 所得税率(20%)= 1万円
所得税の還付金として約1万円を受け取ることができるものの、それでも医療費の自己負担額は年間14万円程度に及びます。
また、医療費は継続的な支出となるため、長期的な視点で考えることも必要です。
年間15万円の医療費が10年間続く場合(医療費控除額を差し引いて計算)
14万円 × 10年 = 140万円 となります。
つまり、毎月の支出はそれほど多くないものの、医療費が家計に与える影響は無視できません。
この試算を通して、様々なパターンを想定しながら、医療費に左右されない暮らしを目指してライフプランの再考をはじめました。
③ 働けなくなるリスクに備える
体調によっては仕事をセーブしなければならない可能性もあり、将来的に収入が減ることも予想されます。
そうした状況に冷静に対処するために、今から社会保障の仕組みをしっかり学び、必要な知識を身につけておくことが大切です。
いざという時に活用できる知識があれば、安心して治療に専念できます。
未来の自分にとって、知識武装は大きな支えとなるはずです。
🔽 傷病手当について
傷病手当は怪我や病気で働けなくなった時に生活を保障するために支給される健康保険の制度です。
支給額の目安金額を把握しておけば、具体的にあといくら備えれば良いのか目標金額を設定することができます。
💡 支給額の計算方法
1日あたりの支給額 = 直近の12か月間の平均標準報酬月額 ÷ 30日 × 2/3
例: 平均標準報酬月額が30万円の場合
300,000円 ÷ 30日 × 2/3 = 6,666円
💡 支給される日数をかける
連続する3日間の待期期間(待機期間中は支給されない)を除き、4日目以降の休業日数に対して支給されます。
例: 休業日数が20日間の場合最初の3日を除く17日間が支給対象
6,666円 × 17日 = 113,322円
perplexity(パプちゃん)を使用すればすぐに計算できるので、ぜひ皆さんも算出してみてください。
🔽 生活防衛費の確保
ここは突然の出費に備えるため、まず12か月分の生活費を貯めることを最優先に取り組みました。
もし予期せぬ出来事が起こったとき、あなたの家計は大丈夫ですか?
不安を取り除くための一歩として、まずは自分に合った目標額を設定し、少しずつでも積み立てを始めてみてください。
この備えが心の安定をもたらす事はもちろんですが、大切な家族への負担を軽減させることつながります。
その結果、余計なストレスを抱えることなく、治療や必要なケアに専念できる環境が整います。
④ 民間保険の見直し
民間の保険に入った当初は、「がんになるリスク」や「入院費用」に備える目的で契約しました。
しかし、今回の病気は通院治療のみだったため、保険からの支払いは全くありませんでした。
「いざという時の安心のため」に入ったはずの保険が、助けてほしい時に何の役にも立たなかったのです。
保険会社の言われるままに自分で補償内容をしっかり把握もしないで契約した浅はかな行動が招いた結果です。
この経験から「このまま毎月の保険料を払い続けるのは無駄ではないか」と解約に向けて動く出すきっかけになりました。
🔽 選択肢を増やすための決断
掛け捨て保険はすべて解約することにしました。
その代わり、これまで保険料として支払っていた金額を、住信SBIネット銀行の「目的別口座」に自動振替させる形で積み立てを開始しました。
保険では契約内容に縛られて使い道が制限されますが、自分で積み立てたお金なら、自由に使える選択肢が広がります。
例えば…
▶️ 治療費に充てる
▶️ 差額ベッド代に使う
▶️ 収入減少時、生活費の補填に使う
▶️ 家族との大切な時間やストレス緩和に使う
その時々の状況に応じて最適な使い方ができることが魅力のひとつです。
保険は万能ではありません。必要に応じて見直しを行い、無駄を省きながら柔軟に備えることで、より心豊かな暮らしを目指せるのではないでしょうか。
💡まとめ
病気や怪我は、誰にでも突然訪れる可能性があります。
症状や怪我の度合いによっては、高額療養費制度や助成金などの社会保障に頼ることで大きな助けになりますが、必ずしも全ての方が対象になるわけではありません。
私自身、発病当時は助成金の対象でしたが、症状が安定すると助成金は対象外になりました。
これは当然のことで、実際に病気を経験して初めて通院費や薬代が家計に与える影響を痛感し、健康なうちには考えもしなかった現実と向き合いました。
この経験を通して気づいたのは、家計管理と「貯める力」の大切さです。
具体的には、以下の点を意識することが重要になります。
🔽 現状を正しく把握する
収入と支出を正確に把握し、将来必要な費用を具体的に計算することで、今やるべきことが明確になります。
🔽 医療費への備えを強化する
突然の医療費負担にも対応できるよう、医療費控除や助成制度を理解し、生活防衛費を確保することが安心につながります。
🔽 保険の見直しと積立の活用
必要以上の保険は解約し、柔軟に使える積立資金を準備することで、いざという時の選択肢が広がります。
🔽 働けなくなるリスクに備える
傷病手当金などの社会保障制度を知り、収入減少への対策を立てることで、万が一の場合でも安心して暮らせます。
現状を正しく把握し、未来に備えることで、不安に押しつぶされることなく心の余裕を私は取り戻すことができました。
大切なのは、今からできることに一歩ずつ取り組むことです。
この投稿が、ライフプランや年間支出予算を見直すきっかけになれば幸いです。
おわりに
未来は、自分次第でいくらでも変えられる!
小金持ち山への道のりも、自分のペースで焦らずすすめていきます。
次なるチャレンジは、将来の不安をさらに払拭できるように副業に挑戦していきます!
みなさまが健康で幸多い日々であふれますように。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
https://library.libecity.com/articles/01J6XH81X535AS4XZK8VW75A3G
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