- 投稿日:2025/01/08
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は、西野亮廣著「夢と金」(2023年発行)をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:西野亮廣
1980年生まれ。芸人・絵本作家。
「お金」が尽きると「夢」は尽きる。これが真実だ。
西野亮廣著「夢と金」
本書では…。
・お金の知識不足は命に関わるから、ちゃんと勉強しよう。
・お金持ち相手の商品を持っておくと、弱い人にも優しくできる
・プレミアムとラグジュアリーの違いを理解しよう
といった内容もある。プレミアム:「競合がいる中でのNo. 1の商品や体験」(特別料金)
ラグジュアリー:「競合がいない商品や体験」のこと(心の贅沢)
引用画像:西野亮廣著「夢と金」
飛行機はファーストクラスがあるから、エコノミークラスはあの値段で済んでいると教えてくれるのだ。
本当にありがとうございます<(_ _)>
✅ 自分の商品を高く買ってもらうためにはどうすればいいか?
✅ 「ファン」を大切にすれば、売上も利益も大きくアップする。
✅ 応援されるためには、「現在地」と「目標値」を周囲に共有し続ける。
佐藤航陽 著「お金2.0 新しい経済のルールと生き方」
実業家の目線から見た書籍。資本主義の先が"価値主義"と語る。
自分の人生の意義や目標を他人に与えられる存在の価値が上がっていくという。
「夢と金」と似ている部分も多い。
「夢と金」
1. たくさん売ることができない時代
日本の少子化は、想定を上回るペースで進んでいる。
未来を予測することなんてできないけど、一つだけ確実に分かっている未来がある。 「人口」だ。
西野亮廣著「夢と金」
2022年の日本の出生数はついに80万人を割った。
2024年は70万人を下回る見込み。😱
参考外部サイト:出生数70万人割れの公算 今年上半期33万人、6%減 日本経済新聞
そして、実際に下回ってしまった…。
日本だけで考えるなら、単純に買ってくれる人数が減っている。
そんな時代を、これまでと同じ価格帯で乗り切れるわけがないと本書は語る。
⇒ 自分の商品を高く買ってもらうためにはどうすればいいか?を考えなければならない。
河合雅司著「未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること」
人口減少は自身の計画立案に入れる必要がある。
⇒ 少子高齢化は「コストプッシュインフレ」を起こす。
値段が上がるのだから、買われるものと買われないものに分かれていく。
「人口」からわかる未来は多い。
2. ドリームキラーの正体を見抜く
「お金」が尽きると「夢」は尽きる。
それだけでなく、「夢」は周りの人間からもブレーキをかけられやすい。
キミの挑戦にブレーキをかける人間は次の4種類。 ① キミの邪魔をしたくて「やめておけ」と言う人 ② よく分からないから「やめておけ」と言う人 ③ 過去の経験から「やめておけ」と言う人 ④ 現在の経験から「やめておけ」と言う人
西野亮廣著「夢と金」
⇒ 無視すべき人と、耳を傾けるべき人を分ける。
「やめておけ」と言う人は4種類に分かれるが、感情や憶測で話す人の意見はスルーし、現役プレイヤーのアドバイスだけに耳を傾けよう。
なぜか?
③は過去に実績を残した人間なので少し厄介だけど、その人が正しい判断ができるのであれば、今も現役プレイヤーでいるハズだ。
西野亮廣著「夢と金」
これは「原理・原則」が定まっていない価値主義ならではの考え方だ。
お金持ちの非常識はわたしたちの常識。
私たちの非常識がお金持ちの常識である可能性は十分ある。
「事例 → 抽象化 → 転用」で自分出来る方法を探そう。
事例: 事実を収集する。
抽象化: その事実から一般化された原則を見出す。
転用: 別の状況に応用する。
何にせよ、行動を起こすことは必要になりそうだ。
さて、ブレーキの要因はわかった。
では、自分の商品を高く買ってもらうためにはどうすればいいか?
3. 「機能検索」から「人検索」の時代へ
お客さんが「どこで買うか」ではなく「誰から買うか」を重視する時代だと語る。
ファンは「安く買いたい人」じゃない。 ファンは「応援したい人」だ。
キミが売らなきゃいけないのは「機能」じゃない。「意味」だ。
「キミへの応援代」がキミの商品に含まれる状態に持っていくことが重要だ。
キミの商品を高く売りたいのであれば、「ファン心理」を学べ。
「応援」がどこから生まれるか科学しろ。
西野亮廣著「夢と金」
⇒ 商品の機能ではなく、自分自身の「意味」を売れ!
自分の商品に応援される理由を組み込むことが求められる。
ちなみにこの概念、実は2000年代には既にわかっている。
フレデリック・F・ライクヘルド 著「顧客ロイヤルティのマネジメント」
顧客ロイヤルティは「顧客との絆」である。
「顧客」といってもいろいろある。
本書では、中でも、強い信頼を持つ「優良顧客」を重視すべきと語る。
優良顧客の特徴
・少々高くても、価格を気にしなくなる。
・他人に熱心に勧めたり、知人を連れてきたりする。
・スタッフの手間がかからないので、会社側のコストは減る。
⇒ 「優良顧客」を大切にすれば、売上も利益も大きくアップする。
「夢と金」ではこれを「顧客」と「ファン」として分けている。
「顧客」=「商品を買ってくれる人」
「ファン」=「サービス提供者を応援してくれる人」
「顧客」と「ファン」は別物だ。 キミがサービス提供者として向き合う「お客さん」の中には「顧客」と「ファン」がいる。
その比率が「顧客:ファン=9:1」ならば、それを「8:2」にして、「7:3」にして、「6:4」にしていく作業が、(商品を高く買ってもらいたい)キミには必要だ。
今、キミに求められているのは「顧客のファン化」であり、これには明確な方法があるので、これから伝える。
西野亮廣著「夢と金」
それが「応援シロ」である。
4. 顧客をファンに変える方法
ファンに応援されるためには「応援シロ」を作る必要がある。
[応援シロ]=[目的地]-[現在地]
「応援シロ」がないとファンは生まれない。
そのためには「[目的地]-[現在地]」の値を生む必要がある。
そしてキミがやらなきゃいけないことは、キミの「目的地」とキミの「現在地」を晒し続けることだ。
キミは「自分がどこに向かっていて、今、どれぐらい足りてないのか?」を周囲に共有し続けなきゃいけない。
西野亮廣著「夢と金」
クラウドファンディングに「目標金額」があるのはこのため。
ページのトップには「目的地:目標金額」と「現在地:現在の支援総額」がハッキリと出ていて、差が目で見て分かるようにデザインされている。
また、リベシティのプロフィールでも目標が500いいね!と書いたり、直接名前に目標いいね数を入れていたり、わかりやすく明示している人も多い。
現在地のいいね数から目的地がはっきりしている良い例だと思う。
私が見ている範囲の体感では、いいねの伸びも早く、達成しているメンバーも多い。
これは非常に効果のある手法だ。
私の場合は「リベシティ」で本を読む人が1人でも多く増えること。
そのアウトプットの形として色んな人が本の記事をノウハウ図書館で書いてくれることを目指している。
ちらほら、これ、もしかしたらそうなんじゃないかという記事も見かけるので勝手に都合よく解釈して、にっこりしている😊
本当なら、私も投稿数500件、いいね数1000!とか目標を掲げた方がいいのだろうが…。
ふふふ。まぁ、早く達成しても面白くないじゃないか。
本書では芸人だった経験から…。
目標:劇場で汗を流している芸人はテレビに出ること
劇場からテレビまでの距離が「応援シロ」と表現している。
テレビに出ることが当たり前になると、今度の目標は「レギュラー番組の本数を維持する」に変わってしまう。
それは「現状維持」であるので、「応援シロ」がなくなってしまう。
顧客は機能を買い、ファンは意味を買う。
顧客が多くても、ファンがいなければ支援は得られない。
ファンを作るには、応援したくなる余地を作る必要がある。
⇒ 商品に「応援する理由」を持たせる。
⇒ 小目標が達成したら、すぐに次の目標提示が必要になる。
キミの「目的地」とキミの「現在地」を、晒せ。
それも1回や2回じゃない。晒し続けるんだ。
キミのファンは、その延長線上にいる。
西野亮廣著「夢と金」
ハワード·シュルツ著「スターバックス再生物語」
こちらは急成長企業が低迷から成長に回帰するストーリーを学べるブランド論の話。
目標も重要だが、ブランド維持も大切。
ファンの「応援シロ」だけでなく、支持してくれた「らしさ」を見失ってはいけない。
顧客拡大を急いで、「ファンや推してくれる人」をないがしろにしてはいけない。
まとめ
✅ 自分の商品を高く買ってもらうためにはどうすればいいか?
✅ 「ファン」を大切にすれば、売上も利益も大きくアップする。
✅ 応援されるためには、「現在地」と「目標値」を周囲に共有し続ける。
⇒ 応援は夢を叶える原動力になる。
でも、「夢」の前には「お金」がある。
実体は「金と夢」なのだ。
時間を作って、お金の話をしろ。家族で。チームで。 キミが、お金を「汚いもの・卑しいもの」として扱う限り、キミのまわりには、同じように、お金を「汚いもの・卑しいもの」として扱う人間が集まってくる。お金に対して誤った知識を持った人間が集まってくる。 そのコミュニティーの中で生きる限り、未来の扉は開かない。
西野亮廣著「夢と金」
「金」は「ツール(道具)」であり、道具の使い方を間違えればケガをする。
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆