- 投稿日:2024/12/27
- 更新日:2025/10/01

初めまして!シロマサルです。
知ることで、人生はもっと楽しくなる!
今回は河合雅司著「未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること」2022年発行をつまみ食いします。まさに超、超、要約。おもしろいので興味があれば読んでみましょう。
著者:河合雅司
1963年、名古屋市生まれの作家・ジャーナリスト。人口減少対策総合研究所理事長、高知大学客員教授、大正大学客員教授、産経新聞社客員論説委員のほか、厚労省や人事院など政府の有識者会議委員も務める。中央大学卒業。
✅ 悲観論が強いけど、チャンスはあるぜ。
✅ 自身の計画立案やネタにしないと何の意味もないぜ。
✅ 悲観する暇はない「5つの力」を高めようぜ。
✅ 君たちはどう生きるか?
なお、この問題に対して明確で確実な策は提示されない。
それができるなら、国が喜んで支援するビジネスになる。😅
新書を甘く見てはいけない。
なにも、分厚い本ばかりが良書とは限らないのだ。
宮本武蔵のように、その場で使えるものは何でも活用・吸収するべきである。
参考記事:【5分で名作】『五輪書』に学ぶ!「5つの力」のとらえ方
新書:特定の分野の知識をインプットしやすい入門書として刊行されることが多く、政治や経済、学問、社会時評など、知りたい分野の要点を抑えるのに適している。コンパクトで千円以下と安い。
数が増えてくると…最初に本棚から捨てる候補でもある。
新書というと駅ナカの本屋さんで、サッと買っていく印象が私の中にある。
各書店の新書ランキングを見ると、その本屋(エリア)の購入年齢や思想、世相がなんとなく見えてくる。
これが本当に面白い。
「おひとりさま」とか「生前贈与」とか「〇〇の力」とか。
不思議なのが、駅が1つ違うだけで人気ジャンルが異なる。
駅周辺に住む人が多いとか、通勤で乗り降りがあるかでも変わる。
新書はテーマや意見を絞っているものが多い。
つまり、タイトルが直球なものが多いので、購入者の狙いがわかりやすい。
マジで極端な思想に触れていたり、コロナ下では新書ではないが、ペスト (カミュ)なんかが売上ランキングに上がった。
もちろん、店側の意図が完全にないとは言えないが…。
話を戻すと、本書は2017年に発行された新書『未来の年表 人口減少日本でこれから起きること』をブラッシュアップ(改良)したものである。
作中で地味に書かれているのだが、改良されるにあたり、著者は同じでも、編集担当は変わっている。
前任の編集担当よりも若くなり、30代初めの人に変わったとのこと。
「未来」をテーマとする本書は、”これからの世代の視点が入っている。
私も30代なので、この点(未来の年表)は真剣に考えている。
当然、記事として取り上げることにした。
はい。書きたくなったことは終わり。
ここまで我慢してくれたあなたのために、本題に入ろう。
人口減少がもたらす経済への影響
日本経済を揺るがす人口減少
人口減少対策とは「夏休みの宿題」のようなものである。
いつかはやらなければならないと頭では分かっていても、ついつい後回しにしがちだ。
その変化は日々の暮らしの中では目に見えないほど軽微なためである。
「まずは目の前の課題をこなすことが先だ」と言い訳しながら、時だけが過ぎていく。 だが、それでは日本社会は遠からずタイムオーバーとなる。
河合雅司著「未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること」
人口減少は、国内市場の縮小を引き起こし、企業の売上や経済成長に直接的な影響を与える。
高齢化が進む地方では、消費活動が低迷し地域経済が衰退していく。
維持するためには水道料金などの値上がりは避けられない。
千葉市のような政令指定都市でもインフラの値上げ(20%)は起きる。
本件は28年間、水道料金を据え置きだった。
物価や人件費の高騰、老朽化が進む水道管への対応で経営(27年度には赤字予定)が厳しくなったため、値上げに踏み切った。
つまり、少子高齢化は「コストプッシュインフレ」を起こす。
参考外部サイト:千葉市下水道使用料改定(令和6年4月1日~)
参考資料:ビジネス、社会の見え方が変わる!:超速で経済学を学ぶ本!
こうした状況を打開するには、縮小する市場を想定した新たな戦略が必要になる。
課題1: IT人材の慢性的不足
経済産業省の予測によると、2030年までに最大約79万人のIT人材が不足すると言われている。
IT技術の進歩は速いため、次々と誕生してくる先端技術を扱える人材は常に不足しがち。
しかも、日本企業には構築から20年以上が経過した老朽化システムを抱えているところが多く、そのメンテナンスや運用に追われている。
脆弱性や人間のうっかりを狙った通信障害やサイバー攻撃もある。
引用画像:「未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること」
外部サイト:経済産業省のIT人材育成の状況等について(PDF)
この課題に対応するには、IT教育を充実させ、効率的な人材育成を進めることが急務となる。
⇒ 人材育成と教育改革が急務。
⇒ IT人材の需要はこれからも高い。
課題2: 物流業界の危機
人口減少に伴い、物流業界ではドライバー不足が深刻化している。
悲観的なシナリオでは、2030年に約10億トンの荷物が運べなくなる可能性がある。
「ドライバーさんありがとう」という考えやドライバーにインセンティブ(動機付け)がつく仕組みはとても良いことである。
でもこれは…物流問題が目に見え始めたからともいえる。
引用画像:「未来の年表 業界大変化 瀬戸際の日本で起きること」
外部サイト:ロジスティクスコンセプト2030(PDF)
⇒ 日々の食料やメルカリだって物流である。
⇒ 労働環境改善と効率化が鍵。
⇒ 効率的な物流体制の構築が急務。
参考外部サイト:佐川急便
「持続可能な物流」さらなる未来へ挑む
まとめ
⇒ 少子高齢化は「コストプッシュインフレ」を起こす。
⇒ 結局は「5つの力」に帰結する。
リベシティの「宿題リスト」を進めていれば、十分である。
経産省の資料の真偽はともかくとして、政治家や官僚、国の機関に関わる人たちが減税せずに、何とか増税または制度を改悪したい気持ちはわからないでもない。
でもそれはそれ。決して不満がないわけではない。😎
古い慣習や習わしによる最適ではない支出もきっとあるだろう。
残念だが、不平不満は一時的な溜飲を下げる以外、何の意味もない。
とにかく…この記事で言いたいことは自分のコントロールできる範囲から豊かに暮らせる方法や行動を探ろうということだ。
少子高齢化に伴う問題 こちらも新書。酒井穣著『ビジネスケアラー 働きながら親の介護をする人たち』
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれます。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆