- 投稿日:2025/01/14

この記事は約5分で読めます
要約
『救急車有料化へ』。少し前にそんなニュースが多く取り上げられた時期がありました。これって実はミスリード。実際は救急車が有料になったわけではありません。一体どうゆう事?誤解のせいで命の危険にさらされないために、その本当の意味について簡単に説明します。
『救急車が有料化』の正体とは。
みなさん、こんにちは!私は事務職として大きな病院で長らく仕事をしていました。少し前に話題になった『救急車有料化』というタイトルのニュースですが、最初に聞いたときにかなり違和感を抱いたので、救急車の利用を躊躇してしまうような誤解が生じないよう、その本当の意味を説明します。
分かり易いように、あえて平易な言葉で説明する部分もありますので、大筋をご理解頂ければ幸いです。もし、「それは全く違うよ!」という事があれば、教えて頂けると助かります。
本題に入る前に:紹介状と特別の料金
本題に入る前に、ちょっと質問です。
「大きな病院にかかりたいときは、紹介状がないと余計にお金がかかっちゃうよ。」
という話は聞いたことありませんか?
この"余計にかかるお金"とは、大病院への患者集中を避ける、また、クリニックと大病院との役割分担を明確にするために、国が定めた『特別の料金(選定療養費:せんていりょうようひ)』と呼ばれるものです。

続きは、リベシティにログインしてからお読みください