- 投稿日:2025/01/22

「生貯蔵酒」と「生詰め酒」は、どちらも「生」と名前が付いていますが、その火入れ(加熱殺菌)のタイミングが異なります。この違いが、日本酒の香りや味わいに大きな影響を与えています。今回はその違いについてご紹介します。
生貯蔵酒と生詰め酒の違い
生貯蔵酒
日本酒を搾った後、火入れをせず生のまま貯蔵し、瓶詰めの直前に一度だけ火入れを行います。生酒のようなフレッシュな香りや、軽やかな味わいが特徴です。保存性を確保しつつ、搾りたてに近い風味を楽しめます。
日本酒を搾った後、貯蔵する前に一度火入れを行い、瓶詰め時には火入れを行いません。生貯蔵酒に比べて、まろやかで落ち着いた味わいが特徴です。香りが穏やかになり、味のバランスが整います。
ちなみに今回は紹介しませんが「生酒」は一度も火入れを行わない日本酒です。
火入れのタイミング:
生貯蔵酒は貯蔵中は「生」の状態を保ち、瓶詰め直前に火入れ。
生詰め酒は貯蔵前に火入れを行い、瓶詰め時には火入れをしません。

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