- 投稿日:2025/01/29
- 更新日:2025/10/01

今回は情報商材や怪しいスクールで使用される文章術や手法はどのようなものかを紹介します。
私が副業を色々と試している中で分析した内容です。
多少のエンタメ性を盛り込むことにしました😅
元のセリフと元ネタを紹介。 念のため…。
不快にさせてしまったら申し訳ありません…。
セブルス・スネイプ
出典:Warner Bros. / Photofest / ゲッティ イメージズ
『ハリー・ポッターシリーズ』でホグワーツ魔法魔術学校の「魔法薬学」教授として登場。
"この授業では杖を振ったり馬鹿げた呪文を唱えたりはしない。いいかな?魔法薬調合の微妙な科学と芸術的な技を諸君が理解できるとは期待していない。だが一部の、素質のある選ばれた者には伝授してやろう ― 人の心を操り感覚を惑わせる技を。名声をビンの中に詰め、栄光を醸造し死にすら蓋をする、そういう技を" —セブルス・スネイプ
『ハリー・ポッター』シリーズの登場人物のセリフ
それでは、本編をどうぞ。
講義:詐欺の魔術に対する防衛術
吾輩(わがはい)はクロマサルである。
今回は、吾輩が諸君らに。
「詐欺のスクール」や「情報商材」で使われる文章術を紹介する。
いくつかの「キーワード」や「手法」をつかうのだ…。
絶妙な文章術:「キーワード」や「手法」
■ 具体性の欠如した成功事例
「月5万円、10万円、20万円と稼げるようになった」などの具体的な金額を挙げているが、どうやってその結果に至ったのか具体的な手法やデータが示されない。
■ 不安を煽る表現
「正社員で働くと収入が下がる」「地獄のような生活」など、現状に対する不安を強調し、相対的に副業や情報商材という選択肢を魅力的に見せる。
■ 過剰なメリットの強調
「好きな時に働いて月80万円稼げる」「最初の1カ月目から収益が出る」など、通常は難しい成果を簡単に実現できるような印象を与える。
■ 抽象的な「成功の秘訣」
「コツさえ掴めば誰でも稼げる」といった曖昧な表現が多く、具体的な方法論が示されない。
■ 限定性を暗示する表現
「ほとんどの人が失敗してしまう」「誰も話していない貴重な情報」など、提供される情報の独自性を強調する。
■ 利用者の声の信憑性が疑わしい
利用者の声が「本人に許可を取っている」と断りながらも、具体的な人物名や証拠が一切提示されていない。作られた可能性がある。
■ 学習内容を否定して別の選択肢(自身の商品)を強調
従来のスクールや他の情報商材のデメリットを並べる。
たまに自分の商品のデメリットも紹介するが、値段などには決して触れない。
■ 感情に訴えるエピソード
「地獄のような生活から抜け出した」「家族のために頑張る」など、感情的なストーリーを用いて、読者の同情や共感を引き出そうとする。
■ 具体的な費用対効果が不明確
「〇〇は無駄」としながらも、具体的な費用やその内訳、成果を詳細に示していないため、根拠に欠ける。
■ 話題のツイートの引用が曖昧
「話題になったツイート」について具体的な情報がなく、信頼性が低い引用を使う。調べてみると、何故か出てこない。
上記のような「キーワード」や「におい」を感じたら、警戒度を最低でも2段階は上げるのが良かろう。
フォロワーやいいねは「資産」となるが、偽りの資産も存在する。
あくまで目安に過ぎない。
1つの情報源だけで判断するのはとても危険なのだ。
当然、吾輩の記事も主観が入っている。
諸君らの判断で可否を下すのだ。
頭の中で噛み砕き、結論を出力するのだ。
では、詐欺師や情報商材の文章術とは何か?
冗長(じょうちょう):文章や話などが無駄が多くて長いこと。
具体性を持たせるために、どんな文章か見てみよう…。
実践編 利用者の声を作る
講義受講者からのメッセージを紹介したいと思います。
サラリーマンの方からのメッセージです。
(本人に許可は取ってあります)
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クロマサルさん、お世話になっております。
本日は感謝のメールという意味で送らせていただいております!
というのも、ついに脱サラが見えてきて、本当に満足しているということです。
最初は【月80万円稼げる仕事】に稼げるイメージは全然なかったのですが、
クロマサルさんのおっしゃる通りにスキルを身につけていったところ、
月5万円、10万円、20万円・・・
と、どんどん稼げる金額が上がっていきました!!
やり方というか、コツがあるんですね!
センスとか才能なんて自分にはないと思っていましたが、テクニックでカバーできるというクロマサルさんのやり方は本当に自分に合っていました!
それにしても、【月80万円稼げる仕事】になってなかったら、
今も会社員として働いていたのかと思うと、本当にゾッとします。
関わりたくもない上司とニコニコしながら会話しなければならないのは本当に苦痛でした。
また、仕事自体にもやりがいもなければ、
罪悪感にも苛まされ、私はうつ病になったくらいです。
毎日、朝早く起きて満員電車に乗るのも辛かったですし、
お客様に変な商品を売らないといけないのも苦しかったです。
成績が落ちれば上司にどやされ、本当に当時は生きている心地がしていませんでした。
毎日、満員電車で往復して、やりたくもない仕事をして、
上司に怒られ、ドッと疲れて休日は死んだように眠っている・・・
そんな毎日をおくっていました。
辞めたいと思いつつも、家族がいるから辞められない。
まさに地獄でした…。
今後は、会社をやめたらもっと稼げそうなイメージが湧いてきていて、脱サラを検討しています。
本当に出会えて良かったです!
クロマサルさん、ありがとうございました!
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実際はフォントのサイズを変えたり、赤文字🟥やマーカー🟨を使用する。
この点だけは真面目だ。呆れるほどに。
世の中にはこういった文章を書く仕事を、Webライターに依頼する者もいる。
特に「評価を必ずつける」といった、初心者を狙う者が多い。
シンプルなタスク業務、アンケート回答にもそのような輩が少なからずいる。
低単価かつ、拘束時間が長く、情報を取られてしまう…。
十分に注意したまえ…。
諸君らがそうそう騙されることはないだろうが…。
たった1人から、100万円奪えれば、彼らは生きながらえるのだ。
芸術的な技:初心者を囲い込む術
理由は大きく4つある。
✅ メッセージ交換にかかる費用を削減するため。
✅ ターゲットとの直接的なコミュニケーションを確立するため。
✅ 個人情報の収集と信頼関係の構築を容易にするため。
✅ 外部サービスの監視や規制を回避するため。
ちなみに、クラウドワークスやランサーズでは外部ツールを用いた直接連絡は禁止している。
しかし、実際にはいるのだ。
クライアントの【 依頼内容 】や【 概要 】の中に。
「外部のサービスにてやり取りを行う。」
「外部の公式LINEにてやり取りする。」
とだけ書かれている場合は注意が必要だ。
仮に使用する場合は、サービス外連絡申請が必要なサイトもあるので確認しよう。
画像はクラウドワークスの場合だ。
サイトの規約などは軽く確認しておくといいだろう。
■ 注意!■
LINE、情報商材そのものが悪いわけではない。
小さく事業を始める際、LINEを利用することは問題ない。
しかし、依頼する際も受注する側も注意するのだ。
LINEは個人的なアカウントしか作成していないことも多い。
不用意に情報を取られないように気をつけたまえ。
LINEの未認証アカウント(LINE公式アカウントの開設時に審査を受けていないアカウント)も警戒して困ることはない。
X(旧Twitter)もそうだ。
参入の敷居が低いことは、被害に会いやすいことも意味している。
本講義のまとめ
■ 詐欺師や情報商材の文章術(詐欺の魔術)とは何か?
決して、悪用することのないように…。
■参考書
ロバート・B・チャルディーニ著『影響力の武器[第三版]』
DaiGo著『人を操る禁断の文章術』
石角完爾 著「ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集」
知識や見聞は、いずれ力になってくれると教えてくれる。
是非、皆様のより良い人生の選択肢が増えますように!
見ていただきありがとうございました!😆