第4章 ライオン村の果物畑で学ぶ 分散の重要性と最初の失敗

第4章：分散の重要性と最初の失敗

ジョンは一番最初に果物を育てるとき、実は大きな失敗をしていました。

ライオン村では「1つの畑には1つの果物を育てる」というルールがあり、村長は次のことを強く伝えていました。

1️⃣果物栽培には多くの困難がある

2️⃣1つの畑だけだと、その果物が病気になったとき、収穫が減ったりゼロになったりする可能性がある

3️⃣だから、畑は一つだけ購入するのではなく、たとえ小さくてもいいから、30箇所くらいの畑を一気に買うこと

4️⃣長年、この村で果物を育てて、果物づくりに詳しい村長の言うことは、まずは守ること

しかしジョンには畑を30箇所購入する資金がなかったため、手始めに1つの畑を購入しました。 そして、この畑でリンゴを育て始めたのです。

ところが収穫期が近づいたころ、村に台風が襲ってきました。

ジョンの畑のリンゴは、すべて木から落下して売り物にならなくなりました。 1年かけて育てたのに、そこに費やした時間や肥料の費用も無駄になってしまいました。

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