- 投稿日:2025/06/07
- 更新日:2025/10/02

こんにちは!
内科医のルナです(^^)
ご覧いただきありがとうございます🙇♀️
今回は、「座りすぎと腰痛の関係&予防法」についてお話させていただきます🌈
お気軽に読んでみてください🙌
座りすぎが腰痛を悪化させる?
長時間座っていると腰痛が悪化することがあるかもしれません。
最新の研究では、座る時間を毎日少し減らすだけで、腰の痛みを抑えられる可能性があることが示されました。
この研究結果は、「BMJ Open」に2024年9月28日付で掲載されています。
原著論文はこちら➡️Norha J, et al. BMJ Open. 2024;14:e084305.
腰痛と座りすぎの関係とは?
腰痛は、多くの人が経験する身近な症状です。
特に、長時間座る習慣がある人は、腰にかかる負担が大きくなり、痛みが悪化しやすいことがわかっています。
この研究では、40~65歳の過体重または肥満の成人64人を対象に、座位時間を減らすことで腰痛がどう変化するのかを6カ月間観察しました。
参加者は2つのグループに分かれました。
・座る時間を1日1時間減らすグループ(介入群)
・普段通りの生活をするグループ(対照群)
研究結果:座る時間を減らしたグループは痛みが増えなかった
6カ月後、対照群では腰痛が悪化したのに対し、座る時間を減らした介入群では痛みの増加は見られませんでした。
これは、座る時間を減らすだけで、腰痛の悪化を防げる可能性があることを示唆しています。
なぜ座りすぎが腰痛を悪化させるのか?
長時間の座位が腰痛を引き起こす理由はいくつか考えられます。
✅腰にかかる圧力が増す
長時間座っていると、腰の椎間板(背骨のクッション部分)に圧力がかかり続けます。
これが、腰の疲労や痛みにつながることがあります。
✅血流が悪くなる
体を動かさないと、腰周りの血流が滞り、筋肉が硬くなりやすくなります。
その結果、痛みを感じやすくなります。
✅筋力の低下
座りっぱなしの生活が続くと、腰を支える筋肉(脊柱起立筋など)が衰え、腰への負担が増加します。
座位時間を減らすための簡単な工夫
腰痛を防ぐためには、「長時間座り続けない」ことが大切です。すぐに実践できる方法をいくつか紹介します。
✅ 仕事中の工夫
30分ごとに立ち上がる
タイマーを設定し、30分ごとに立ち上がってストレッチや歩行をしましょう。
スタンディングデスクを活用する
立って仕事をする時間を増やすと、座りすぎを防げます。
会議や電話を立ったまま行う
オンライン会議や電話の際は、立って話す習慣をつけるとよいでしょう。
✅ 日常生活の工夫
テレビを見るときは立ち上がる時間を作る
CMの間にストレッチをする、軽く歩くなどの習慣を取り入れましょう。
エレベーターではなく階段を使う
短い距離でも歩くことで、腰の筋肉を動かせます。
家事をこまめに行う
掃除や洗濯など、少しでも体を動かす時間を増やすことが大切です。
座る時間を減らすだけでなく、適度な運動も重要
研究の著者であるJooa Norha氏は、「ただ立っているだけでなく、歩行や運動を取り入れることがより効果的」と述べています。
座る時間を減らすだけでなく、適度な運動を習慣にすることも、腰痛の予防につながります。
🔹 おすすめの運動
ウォーキング(1日30分程度を目標に)
軽いストレッチやヨガ(腰回りの柔軟性を高める)
体幹トレーニング(腰を支える筋肉を強化する)
まとめ:座る時間を減らすことが腰痛予防のカギ
今回の研究では、座る時間を1日1時間減らすだけで、腰痛の悪化を防げる可能性があることが示されました。
✔ 座りっぱなしは腰痛の原因になる
✔ 30分ごとに立ち上がる、歩くなどの工夫をする
✔ 運動を取り入れることで、より効果的に腰痛を予防できる
腰痛が気になる方は、まず「座る時間を減らすこと」から始めてみてはいかがでしょうか?
毎日の小さな習慣の積み重ねが、健康な腰を守る大きな一歩になります。
皆さんの健康資産アップ!のために、よかったら参考にしてみてくださいね☺️
最後までご覧いただきありがとうございました✨
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