- 投稿日:2025/02/26
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要約
酒蔵の軒先に吊るされた「杉玉(すぎたま)」は、新酒の完成を知らせるシンボルです。青々とした杉玉が徐々に茶色へ変化することで、酒の熟成具合が分かります。杉の香りには抗菌効果があり、昔から酒造りと深い関係が。酒蔵巡りでは杉玉の色や形に注目し、日本酒の季節感を感じてみてください!
酒蔵の軒先に吊るされた、丸くて緑色の玉を見たことはありませんか?これは「杉玉(すぎたま)」と呼ばれ、日本酒と深い関わりを持つシンボルです。今回は、杉玉の意味や歴史、そして酒蔵での役割について紹介します!
杉玉とは?その起源と意味
杉玉は、杉の葉を束ねて球状に整えたもので、別名「酒林(さかばやし)」とも呼ばれます。
その歴史は古く、奈良時代にはすでに存在していたとされています。当時、日本酒は神事と深い関わりがあり、酒の神様・大物主命(おおものぬしのみこと)を祀る奈良の大神神社の近くにある酒蔵が、杉の枝を使って神への奉納酒を造っていたのが始まりといわれています。
杉玉は「新酒ができました」の合図!
杉玉が吊るされる最大の理由は、新酒の完成を知らせるサインだからです。
酒蔵では、毎年秋から冬にかけて日本酒を仕込み、春頃に新酒が完成します。そのタイミングで、新しい杉玉を作り、軒先に吊るすのが伝統です。
✅ 杉玉の色が変化する意味
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